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生活を見越したリノベーションを。~部屋干し編

瞬く間に過ぎる熊本の春。もうじき梅雨がやってきますね。梅雨で困ること第一位といえば、やっぱり洗濯!

濡れるし蒸すし、洗濯物は多い。でも乾かない…。毎日が怒涛の部屋干し。
明日持たせる給食エプロン、どうか乾いて…!と願いつつ、ベストな干し場所を探して家をさまよう方もいらっしゃるのでは。

今回はそんな方にお伝えしたい室内物干し、特に固定式のものについてご紹介します。

リノベーションといえば、オシャレだけど…

さて、リノベーションといえば、部屋がより魅力的に生まれ変わるもの。

デザイン性も向上し、おしゃれな部屋にできます。

こんな部屋に住んだら、絶対いつも台所はピカピカ、物は断捨離、お片付け。
心機一転、スタイリッシュにキメて暮らすんだ!と希望を抱く方も多いはず。

ですが、生活感が出すぎるとおしゃれさが減っちゃうんです…。

一方で、部屋干しといったら、こんな感じ。

部屋干しをすると、オシャレな照明も何のその。

圧倒的な生活感。

圧倒的なスペース泥棒…。

しかし、それが生活するといことなので仕方ないんです。
ただおしゃれにするだけではなく、見た目も暮らしも、併せて快適にするのがリノベーション。
リアルな生活をどれほど想像出来るかがカギです。洗濯についても忘れずに考えておきましょう。

まずは、場所を考えよう

部屋干しををする場合、どこに干すのが良いんでしょう。
浴室、脱衣所、リビングや寝室、あるいは物干し専用の部屋。

色んな選択肢からどこを選びますか?

選択肢として多いのは、浴室乾燥機があるから浴室!というもの。
自分達視界に入る煩わしさが無いというのもナイスなポイント!

ただ、たとえば共働き家庭で洗濯は夜にしたい、でも夫の帰りが遅いという場合には、お風呂を塞ぐわけにはいきません。洗濯時間をずらすか場所を変える必要が出てきます。

その他考えるポイントとしては、

部屋干しは臨時的で、基本的には外やベランダで干すのか。
花粉やPM2.5、虫が付くことなどを避け、常に部屋干しをするのか。
どんな頻度で、どんな時間に、誰が洗濯をするのか。
取り込んでから仕舞うまでのルートはどうか。
ご家庭のライフスタイルに合わせて計画しましょう。

我が家に合った物干し器具は…?

どのようなスタイルで洗濯物を干していくのか決めたら、次にどんな道具を使うのか考えてみましょう。

スタンド式物干し竿

移動可能な物干し器具の定番といえば、このようなスタンド式。
難点は、これを置くとそのための部屋、と言わんばかりにスペースを取られてしまうことです。

その他、固定式の場合は、
①壁付けの器具からワイヤーを引き出し固定する、ワイヤータイプ
②天井付けの器具から物干し竿が降りてくる、昇降式タイプ
③天井付けのリング式タイプ
などがあります。

天井付けの昇降タイプ

天井にポール状の物干し竿。
昇降式なので、使わない時は天井へ戻すことができ、圧迫感なくスマートです。

天井付けのリングタイプ

こちらもシンプルで部屋に溶け込むデザイン。
植物を吊るすなど、上手く使えば空間演出のアイテムとしても。
昇降式とは収納しますが、こちらは使わない時は簡単に取り外しも可。

オーダーメイドの物干し器具も

また、常に部屋干しなら、いっそ施工会社に相談して欲しいものを作ってもらうというのも手です。

こちらはアイアン素材で作られた物干し竿固定用のパーツ。がっしりと洗濯物を干すことが出来ます。
部屋の雰囲気にもマッチしているので、使用していないときも自然と日常生活に溶け込みます。

固定式の室内物干しを使用する場合の注意点

室内に固定の物干し竿を設置する際には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

「設置部分の下地」に注意

まずは、設置部分の下地。下地が石膏ボードでは、取り付けようとしてもスポリと外れてしまいます。
水分を含む洗濯物は、意外と重いです。
各々の器具に設定された耐荷重を十分に発揮するためにも、内側に柱のあるしっかりとした下地への取り付けが必要です。

やろうと思えば柱の位置を跨ぐ形で板を張るなどして、任意の箇所に取り付けることは可能ですが、出来れば計画的に進めたいところ。

快適に利用し続けるために重要なのは、「風通しの良さ」

風通しが悪いと、乾燥に時間が掛かる上、部屋の湿気が増えることでカビやダニの発生にも繋がってしまいます。
ついついやってしまいがちなカーテンレールを利用した干し方も、カーテンに水分が付着したり、重みでレールが曲がっていく場合もあるため避けた方がいいでしょう。

室内物干しは必要に迫られて、ではなく、事前に想定し、必要であれば割り切って積極的に計画するのが吉ですよ。

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