見出し画像

残る道は これしかない

子どもたちは時々呆れて笑う。
それは、未だに「赤ちゃん言葉」を使うわたしに対してで、だけども否定はしない。
これは彼等がいつの間にか わたしより精神が上回ったという証。

子どもたちが小さな頃、
言いたくても言えない言葉があった。
それらが可愛くて可愛くて、わたしも一緒に真似た。

たとえば
「ギューってハグしよう!」を
娘は幼い頃
「にゅー!しよ」と言った。

それをわたしが気に入って、いつまでも言うもんだから
笑いつつ、呆れつつ、今も受け入れている。

この夏休みは、去年の思春期を取り戻すかのように、娘とはかなりの量の「にゅー」をしたんじゃないかな。(母は喜びしかない)

「にゅー!しよ」が
「にゅっ にゅっ」に変わり
原型がほぼなくなっているのだがw

そうやって、
原型が見当たらない言葉も、、、ある。

そしてどこの家庭にも
その家庭にだけ通用する言葉があるんじゃないかとも思っている。

7月末、子どもたち3人が
【母さんが普通に使う言葉で
よそでは絶対通じないもの】を上げて
大笑いし合っていた。

変な会話だw

このルーツはわたしの母だと思う。
母は高校までわたしを【キス】で起こしていた。
顔中キスの嵐。

思春期はかなり抵抗したが、
いつしか諦めて、目覚めの儀式と思うようになった。
働き始めてからは、ピタリ!とそれはなくなった。
母なりの子離れだったのかもしれない。

さすがに息子'Sには、その気持ちは湧かなくなったw
ヤローだもの。

でも、お小遣い以外でお金が欲しい時
「母さんが喜ぶことと交換ね」と条件を出すと、手っ取り早いキスとハグを やーな顔でしようとする。

オイオイオイ!
こっちだってやだぜ!!!とわたしは言う。

それはこっちのセリフだと
ワケわかんないせめぎ合いになる。

お金を借りたいのはどっちだ!最後まで下手でいろ!言うんだが、
交換条件があるなら対等だ!と、、、
全く平和ボケ家族劇場は続く。

洗濯物をたたんだり、料理を作ったり、、、のような家事を手伝う選択はないらしい。

パンのことは「パンパン」と言い、
お風呂は「おぷ」、、、(書いていて恥ずかしい)
赤ちゃん言葉は そのうち終焉がくるだろう(くるのか?)

そんなアホな母のままでよかったかも!と思うのは、アホが1人いれば 誰もカッコつけようとしないこと。

無駄に力を使ったり、無理したりしない。

娘の思春期の時も
娘の見えないところで、笑いをこらえることはよくあった。

「頑張ってんなー」とわかるんだけど
無理してカッコつけることが 逆に不自然で。

ベースがここのわたし達は、カッコつけようとしても多分できなくて、それでもやってしまったらボロが出て、やればやるほど迷惑をかけることになるだろう。

残る道は正直しかない、みたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?