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サッカー一筋だった僕が野球にハマるまで

今年は野球観戦に二度行った。二度というと少ないと思われるかもしれないが、もともとサッカー派の僕にとってじつに15年ぶりの出来事、つまり快挙なのである。

15年前は不登校や発達障害といった悩みを抱える子供たちと関わる演劇ワークショップでボランティアスタッフとして働いていたときに、藤川球児の「藤川シート」に招待してもらって観戦した。

確か、藤川はそういう子供への支援をしていたのだと記憶している。

そして今年の4月、球場に赴いてびっくりした。めちゃくちゃ綺麗になっていたからだ。

前に来たときは、なんだかごみごみしていて、歩いている人もいかついおじさんおばさんばかり……みたいなイメージがあった。

しかし、今は若い男女も多く、あたりが活気づいていた。

そしてなにを隠そう、僕も女友達に連れられて行ったクチなのだった。
彼女は昨年のWBCをきっかけに野球にハマったらしく、それ以降は阪神タイガースのファンとして熱心に球場まで通っている。

試合結果は広島カープに6-2と負けて残念だったけれど、いい思い出になった。

約3ヶ月後、七夕の夜にも甲子園へ向かった。

そのときは時間があったので、近くのカフェでおしゃべりをしながら開場を待つ。
なんでも、あの「あいみょん」がよく来ていたとかで、応援ノートまで置かれていた。

友人はショップで買ったグッズを開けては悲鳴を上げたりと、“前哨戦”を楽しんでいて、それを眺める僕まで楽しい気持ちになった。

さて、肝心の試合はというと、七夕仕様の選手登場を含めて特別な日を感じさせる演出で、たいへんな盛り上がり。

さらには試合もすごかった。5回までは3点をリードされていて、打線は沈黙。
今日もダメなのか……と思ったところで一点、また一点と返し、最終回にドラマが。
相手のミスもあって、劇的なサヨナラ勝ちで幕を下ろしたのだ。

もう、最後は一緒に行った友人はもちろん、知らないお兄さんお姉さんともハイタッチで喜びを分かち合って、「これぞスポーツの醍醐味!」と言える至福の時間を味わった。

帰りの電車内でも興奮冷めやらず、二人して「すごかったねー!」と余韻に浸っていた。

彼女はテニスの王子様などのアニメにはじまり、さまざまなコンテンツを僕に教えてくれた。

もしこれからも同じような機会があるとするのなら、またフットワーク軽く乗っかって世界を広げていきたい。

そう、好奇心が死なない限り、僕らの未来は明るいのだから。

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