伊藤 芳樹

劇作家、演出家、ときどき俳優。プロトテアトル所属。noteでは演劇論と呼ぶには大げさな…

伊藤 芳樹

劇作家、演出家、ときどき俳優。プロトテアトル所属。noteでは演劇論と呼ぶには大げさなあれやこれやを中心に、本や音楽、さらにはアニメゲームに至るまで幅広くおしゃべりしてます。食べるならリンゴよりイチゴが好き。お仕事のご相談はyoshiki.itoh.88@gmail.comまで。

マガジン

  • 播種祭

    伊藤芳樹の書いた、エッセイのようなものをまとめています。

  • 伊藤芳樹のお知らせ

    伊藤芳樹の書いた、お知らせをまとめています。

  • 収穫祭

    伊藤芳樹の書いた、劇評や感想文などをまとめています。

  • 伊藤芳樹の公演情報

    伊藤芳樹のかかわった、公演情報をまとめています。

  • note編集部が注目した、伊藤芳樹の記事

    note編集部に取り上げていただいた記事をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

思い出の写真で遊〇王カードを作ったら楽しすぎた件

はじめに見ておくれ。友人が思い出の写真で、僕の所属する劇団(プロトテアトル)をモチーフにした遊〇王カードを作ってくれました。 すごいクオリティだと思わないかい? この話をすべく、時を遡ろう。 年末恒例のゲーム合宿へ12月29日~31日までの2泊3日、大学時代の同期たちで年末恒例のゲーム合宿をしてきた。 昨年はボドゲホテルに泊まったのだけれど、今年はギリギリに決めたせいもあってホテル選びが難航し、結局マンションの一室のようなところにボドゲやSwitchを持ち寄ることに。

    • 伊藤芳樹のプロフィール・経歴・代表的な仕事まとめ

      はじめに劇作家・演出家・俳優の伊藤芳樹です。普段はプロトテアトルという劇団に所属して、演劇活動を行っています。 これからはライターの実績も積めたらと思い、プロフィールと経歴、代表的な仕事をまとめることにしました。 過去に不登校の経験があり、その後には同じような境遇の子供たちと関わる演劇ワークショップでボランティアスタッフとしても働いたため、「不登校」や「障害福祉」などの分野が得意だろうと自負しております。 さらには体を壊した影響で演劇に10年のブランクがあるので、「リ

      • 「涙の数だけ強くなれるよ」は嘘。なら、どうする?

        ◆「涙の数だけ強くなれるよ」は嘘だと思う。 ◆退職していく社員の多くが「本当の退職理由を正直に言ってはいない」。 劇団でもなんでも同じ。ううん、人が離れていくときはほとんどがそう。建前を真にうけずに自らを省みる。難しいぜ。 ◆学生時代に劇団を休止(結果的に解散となった)した際、僕の体調を気遣いつつ「このところ活動できてないし、別の劇団にいくわ」と伝えてくれた友人の優しさ、その裏に隠れた本音に気づけなかった。 もうそれを悔いる必要はないのかもしれないけれど、忘れず心に刻

        • 不自由な者たちの同窓会『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

          はじめにーなぜいま、SEED FREEDOMかー2024年1月26日より公開された、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。 登場人物の大半が恋愛(≒SEX)のことしか考えてなくて、結果として核兵器などで信じられない数の人々がすごい勢いで戦死する様は引いてしまった。 まわりでは絶賛してる方ばかりだったので水をさすのも悪く、時間を置いた今、noteに書きます。 まず前提として、私は初週に友人と観に行ってこの映画を楽しみました。 楽しんだうえで、いくつか思うところがあり

        • 固定された記事

        思い出の写真で遊〇王カードを作ったら楽しすぎた件

        マガジン

        • 伊藤芳樹のお知らせ
          20本
        • 播種祭
          51本
        • 収穫祭
          9本
        • 伊藤芳樹の公演情報
          13本
        • note編集部が注目した、伊藤芳樹の記事
          2本
        • 奉納祭
          4本

        記事

          思い出が輝いた日ーnote公式「今日の注目記事」に選んでもらったよー

          「思い出の写真で遊〇王カードを作ったら楽しすぎた件」が怒涛の快進撃を見せたぜ。 まず、アップして三日経った(1/4)お昼間にこのポップアップが。 公式マガジンに選んでいただいたことはこれまでも二、三回あったので、さほど驚かなかった。 この時点でのスキは、たったの2。 しかし、次からが問題(?)。なんと、「今日の注目記事」に選ばれたのだ。 上記とほぼ同じタイミングで通知がきてマガジン追加を確認していたが、その四日後(1/8)にポップアップが出てnoteのトップ欄に表示

          思い出が輝いた日ーnote公式「今日の注目記事」に選んでもらったよー

          『星的現象論序説』を経て、新たなスタートへ。

          はじめに前回、『星的現象論序説』について、ざっくり振り返った。 その過程で、なんというか、振り返りすぎたというか、省みすぎたというか?  そんな感じで、揺らいでしまった決意や志etc.があったように思った。 端的に言うと、言いわけくさい文章になっていたのだ。 しかし、上のツイートにも書いた通り、返ってきたものはぜんぶ引き受けて進んでいかないと、同じ時間を過ごした仲間たちに失礼でしょう。 よって、この記事で塗り替え、新たなスタートとしたい。 前回の記事を消すのではな

          『星的現象論序説』を経て、新たなスタートへ。

          #プロトフェス4『Match up』終演、『星的現象論序説』を振り返って。

          はじめにプロトテアトル『フェスティバル#4 Match up』が終わりました。 『フェスティバル#3 Match pomp』や『悲しき玩具 Bang Bang』は長かった印象が強く終わらないんじゃないかと思いましたが、今回はそういうのはなく、あっさりと言うと語弊があるかもしれませんけど、なにかストンと着地したように感じています。 それはきっと、自分が作・演出だったことも影響しているのでしょう。しっかりゴールを設定して、逆算できていた証左なのかな。 なんというか、たくさ

          #プロトフェス4『Match up』終演、『星的現象論序説』を振り返って。

          プロトテアトル『フェスティバル#4 Match up』観に来てね

          はじめに10年ぶりに作・演出します。主宰のペレイラくんと短編書き下ろしです。 企画・制作の鶴山さんが「伊藤くんの新作をやろう」と提案してくれて、 プロトテアトルが目指す「たくさんの人たちとの創作の場」というイメージとあわせた結果、伊藤チームは劇団員のみ、ペレイラくんチームは募集主体でのクリエイションとなりました。 公演詳細プロトテアトル短編演劇祭 『フェスティバル#4 Match up』 “プロトテアトル×MagaYura” プロトテアトル独自の短編作品を上演するイベン

          プロトテアトル『フェスティバル#4 Match up』観に来てね

          悲しいモンスター、本当の姿に気づいてほしくて。

          僕は矛盾している。でも、人って誰しもそうでしょう? 全力中年「全力で」や「死ぬ気で」といった意気込みで何かをするは嫌。なるべく、手を抜いていたい。 それは楽をしたいってことじゃなく、しばらくの間そうやって生きてきて、「全力で」「死ぬ気で」は自分を追い詰めるし、生産性を下げると理解したからだ。 つまり息をするのにも全力な己に対する反省であり、自戒だ。 裏アカウント僕は裏アカウントを持っていなかった。必要がないと思っていた。 しかし、紆余曲折あって作った。裏というよりサ

          悲しいモンスター、本当の姿に気づいてほしくて。

          匿名劇壇『いないいないなぁ!』感想っぽい何か

          はじめに扇町ミュージアムキューブにて2023/10/28(土) ~ 2023/10/29(日)に上演された、匿名劇壇『いないいないなぁ!』を観てきました。 感じたことや思ったことはX(Twitter)で簡単につぶやいて済まそうと考えていたのですが、ひょんなことから主宰であり作・演出の福谷さんからリプライをいただきnoteを書くよう促されたので、社交辞令かもしれないと思いつつ筆をとります。 劇評とは言いません。感想とも言いません。「感想っぽい何か」です。 ネタバレ前提の

          匿名劇壇『いないいないなぁ!』感想っぽい何か

          【修正版】「文章×対話」開催のお知らせ

          ※たびたび詳細が変わり、申し訳ありません。 すこしでも多くの方に参加していただく形を模索した結果、こうなりました。 概要伊藤芳樹初の持ち込み企画……その名も「文章×対話」。Live-art-bar MagaYuraにて10/15(日)開催。X(Twitter)を使って文章を書き、それについて話しあいます。 「書くこと」へのお悩み相談あり。読み専での参加も受け付けていますので、お気軽にお越しください! (当日は飛び入り可能ですが、お席の準備ができればと思っておりますので、

          【修正版】「文章×対話」開催のお知らせ

          「文章×対話」企画意図、タイムテーブルについて。

          (10月11日更新) はじめに(企画意図)開催まで一週間となりました、「文章×対話」。 昨晩、企画意図をツイートしました。 改めて説明してみて、ここが明確に伝わっていない、狙っている層にリーチできていないと感じました。 そこで、冒頭に「文章についてのお悩みを話す時間」を設けるなど、企画を練り直します。 タイムテーブル13:00〜13:30 自己紹介、ルール説明、お悩み相談 13:30〜14:30 1000字程度の文章を書く 14:30〜15:30 書いた文章をよみ

          「文章×対話」企画意図、タイムテーブルについて。

          オーディションします! #プロトフェス4

          はじめにこの度、2024年1月13日(土)〜14日(日)上演のプロトテアトル『フェスティバル#4 in MagaYura』にて、キャスト・演出助手のオーディションを行う運びとなりました。 以下、詳細です。 概要(画像あり)現状、キャストはペレイラ作品、僕のほうは演出助手を一人くらいお願いしたいなぁといった感じです。 なにか質問等ございましたら、お気軽にどうぞ! 告知コメント(ペレイラ)今回のフェスティバルは2チームに分かれての創作となります。 僕が脚本・演出を担当す

          オーディションします! #プロトフェス4

          「文章×対話」開催のお知らせ

          (10月8日、11日更新) はじめに伊藤芳樹初の持ち込み企画……その名も「文章×対話」。 Live-art-bar MagaYuraにて10月15日(日)開催、告知文やルールを読んでピンときた方はぜひともご参加くださいー。 質問なども受け付けているのでお気軽にどうぞ!(参加にはnoteアカウントが必要になります) ※要noteアカウントと記載していますが、ブログやWordでの参加も受け付けることにしました。 ※X(Twitter)を使ってのイベントに変更となりました。

          「文章×対話」開催のお知らせ

          たまたま出会ったツイートから考えたことvol.2

          先日バズっていたツイートを読んで、思うところがあった。更新が滞り、けっこう前の話になってしまったので、取り急ぎ記事にします。 なんかこの人が言ってることと逆で、大学時代、僕はごく自然な発想でいるのに「普通」を軽視してると取られて、そこから孤独感を強めたなぁ。それが直接的に体調を崩した要因ではないけど、芸術系の大学にも思想に対して同調圧力のようなものが存在しているのがつらかった。こういう考えこそ、誰かを壊している感。 たとえば、僕が公演を打つと決めた同時期に、べつの集団が「

          たまたま出会ったツイートから考えたことvol.2

          プロトテアトル『悲しき玩具 Bang Bang』終演

          4月より稽古を続けていた、プロトテアトル『悲しき玩具 Bang Bang』が終わりました。 ……長かった。『フェスティバル#3 Match pomp』もエンドレスエイトと表現するくらい終わらないんじゃないかと思いましたが、今回はもっとでした。 でもやっぱり、いつかは幕が下ります。こうした感覚、久しく忘れていたなーと思いますけど、演劇をやるうえでは当たり前で、かつ大切な何かなのでしょうね。 この公演では、たくさんの出会いがあり、また多くの学びを得ることができました。それは

          プロトテアトル『悲しき玩具 Bang Bang』終演