第31次笑の内閣「ゴメラの逆襲 大阪万博危機一髪」レビュー(追記版)
前回の感想では「ゴメラの逆襲」を見て感じた、権力の在り方、権力との距離の取り方について書いた。
今回はネタバレを含む内容にも触れつつ、さらに今回の公演について考えてみたい。
今回の公演は、特撮をモチーフとしながら2つの異なる物語が同時進行する。ひとつは2025年開催予定となっている大阪万博について、そしてもうひとつは劇団としての「笑の内閣」についてだ。
2025年の大阪を舞台としているため、前者が物語の本筋となるのだが、笑の内閣の代表でもあり看板俳優でもある髭だるマンが演