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キャリアについて考えた話

おはようございます。
今朝は曇り空で、降るかもなと思いつつも日課の散歩に繰り出したら、案の定雨にぬれて帰ってきました。

今日は特に真面目な話で、私が一昨年くらいにキャリアについて考えた時に調べたり考えたことを話したいと思います。

普段は自分の体験したことをつらつらと書いているだけですが、今日の内容は読者にとって有益な情報になるよう意識して書きたいと思います。

将来のキャリアとか、なりたい姿みたいなお題に対してどんな回答がありえるか

  • 会社で出世がしたい

  • 〇〇分野のスペシャリストになりたい

  • 〇〇の技術を極めたい

  • 〇〇PJの一員として関わっていきたい

  • そこそこな給料でWLBの取れた安定した収入を得られる仕事がしたい

  • 独立して〇〇したい

  • パラレルキャリアでいろんな方面で活躍したい

みたいなものを挙げてみましたが、大体の人が掲げるキャリアというのは大筋このどれかに当てはまるのではないでしょうか。しかしながら、いざ「あなたのキャリアについてどう考えているか」と聞かれると、特にビジョンは持っておらず曖昧な回答しかできないというのが大多数の人にとっての現実なんだと思います。

2019年にトヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言したことは当時も話題となりましたが、窓際社員を持て余す余裕が日本企業には無くなってきました。今は労働基準法で簡単には解雇できないのは事実としてありますが、経営が傾けばリストラは現実として起こり得るものです。イーロンマスクがTwitter買収後パフォーマンスが高い人以外を解雇したことも話題ですが、会社にとって役立つ人間以外は不要というのは至極真っ当な話で、この件から会社に必要な人材とは何かが世間にも問われる時代が来ているんじゃないかなと思います。

つまりは個人のスキルやキャリアがより重要視される時代へと移りつつあり、自分のキャリアを設計し、専門性を高める努力をすることが今までにも増して重要視される時代になってきたとも言えるということで、ともすれば自分はどういうスキルを身につけて、どういう仕事をしていくかということはある程度見通し立てて計画的に考えておかないと、気づいた時には追い出され対象筆頭人間に、なんてことになりかねないということです。

人生の中で仕事というものの位置付け

会社目線ではなく従業員の目線に立ってみても、仕事は人生の中でも大きな時間を占める重要な要素です。
“どのように仕事に関わっていくか"は人生をどうしていくかとほぼ同義といえ流でしょう。

このnoteは一人称が私の話なので、私のキャリアについての考え方を話すと、
私にとって人生における仕事とは、それを目指してそうなったわけではなく今の状況をどう感じているかを言えば、社会との繋がりを保つ一つの手段であり、共通の目的で動くチームワークが体験できる場であり、技術的に面白いものに触れることができる場であり、強みを活かして何かに貢献することであると挙げることができます。

私は半導体という業界で働いていますが、大学の研究室から合わせるとすでに7年のキャリアになります。ソフトウェアの世界は常に新しい技術にシフトしていかないといけないのに対して、半導体は物理現象を扱うものであるがゆえに知識は蓄積型です。

学生時代は結晶という観点で関わり、生成や物性についての知見を得て、社会人になって数年は論理回路設計者として制御についての知見を得て、今はPL視点で企画から製造までプロジェクト全体を見ることになってより幅広い技術に触れられるようになりました。今ではいろんな知識が点と点が結びついてきて、その瞬間に変えがたい喜びを感じます。

半導体の中でも特にイメージセンサというカメラの中の画像を実際に撮る部品を扱っていますが、良いものを作れば綺麗な画像として出てくるし、微小な構造を少し変えるだけで大きな変化が現れるという点で、数ある技術領域の中でも特に直感的にわかりやすい面白いものを扱っているなという感覚を持っています。
転職を推奨する風潮が生まれつつありますが、私の会社はすでにジョブ型雇用であり対価も不満はありません。むしろこんなに面白いことに関われる機会はそうそう訪れないと思っているので手放したくないとさえ思っています。
※仕事で辛いことが全くないというわけではない。飽く迄技術的な話として

上記のことは本業での状況を説明したものとなっていますが、Tシャツ販売もしています。
こちらは趣味を拡張させたものなので、今では仕事か趣味かの境界は曖昧ですが、ただ楽しい気持ちでやっているわけではないので仕事と捉えるのが適切でしょう。このnoteですらある程度は販促目的でもあるので仕事の範疇と言えると思います。
そう考えてしまうと私の時間はそのほとんどを仕事に費やしているということになりますが。

会社というのは上下関係のある組織ですから、自分の裁量だけで全てのことができないという面もあるので、自分のビジネスを持った活動がしたいという欲求については会社組織に属することでは満足できるものではありません。そういった意味ではTシャツ販売の方はそこに見事に満たすことができるもので、本業と副業を並行して持っておくことで私はより仕事に対して満足感を得られているという結果になっています。プロジェクトの進行や課題解決について会社で学び、それを使って自分でプロジェクトを持てるかをTシャツ販売で生かすという良いシナジーが働いているのかなと思っています。

再度仕事をどう捉えているかについての私において一番根幹となる答えは
面白いことをすること
という答えになるでしょうか。言ってみれば当然でシンプルですね。

仕事観を考える

キャリアビジョン・キャリアプラン・キャリアデザイン・キャリアパスなど、キャリアについてはいろんな言葉があります。それぞれの意味するところは人によってまちまちな部分もありますが、おおよそ下記の通りです。

一般的には転職活動でよく耳にすることですが、逆にいえば今から自分がどうしていきたいかを考えるということはこれらの事柄について考えることになります。
転職を今考えていない人にとっても下記のようなメリットがあると思います。

目標を持つことで達成すべきゴールが明確になり、努力の方向性が見えるようになります。将来目指す姿に向かってスキルやキャリアを考えることで、自分のするべき勉強や行動を起こせるようになります。また今の仕事でこのスキルの獲得を目指す、などの理由づけができれば普段の業務のモチベーションも高まり成果に繋がりやすくなるでしょう。
そしてゴールに向かって主体的に進もうとするので、会社や環境に振り回されない軸を持てます。自分のキャリア目標に向かって進む過程で、得たいスキルを習得する機会が社内にない時転職のタイミングと考えることができます。
まとめると下記の4点。

  • 自分が今何をすべきかが明確になる

  • 日々の仕事でのモチベーションアップに繋がる

  • 会社や環境に振り回されない軸を持てる

  • 最適な転職タイミングを見極めやすくなる

このメリットを意識した上で、自分のキャリアを設定する方法について考えたいと思います。

  1. キャリアビジョンを設定

  2. キャリアプランを作成

  3. キャリアデザイン

  4. キャリアパスを描く

キャリアビジョン

キャリアビジョンの意味はキャリアのゴール、なりたい姿でした。

マラソンで例えると、ゴールの場所もわからずに走り出してしまえば、遠回りしてしまったり、最悪の場合たどり着けず、迷子になってしまうかもしれません。
ゴールをどこに設定するかが最初にやるべきことになります。

必ずしも最終的なゴールを設定できなくても問題ありません。
方向性としてある程度ブレないであろう中間地点を暫定的なゴールとして、その先は道の途中で考えるのもよいでしょう。
歩みの途中で達成したい目標ができれば、その時は柔軟にゴールを修正すればよいのです。ともかく、今進むべき方向を見つけ歩みだすためにゴールを定める必要があるということです。

このキャリアビジョンを設定するときに、自分が何を大事にしていて、どうありたいかを明らかにすることは重要です。自分に合わないゴールを無理やり設定することはお勧めしません。

私の場合はパラレルキャリア的なビジョンを持っているので、本業は出世したいという気持ちは皆無で、むしろずっと技術に携わりたいと思っています。大学の研究では結晶を生成していましたが、これは石を作っているのと変わらないため機能を作りたいと論理設計の道へ進みました。そして分業された狭い領域に飽きて全体を見れるPLへとキャリアを進めました。私のこれまでのキャリアの歩みとしては振り返ってみれば欲求通りの結果となっています。

キャリアプラン・キャリアデザイン

キャリアプランはどんな仕事に就き、人生の目標に向かって、どのように仕事に取り組んでいくのかの行動計画であり、キャリアデザインはスキルや経歴、性格や労働・生活環境を考慮してキャリアプランを具体化したものという定義でした。

つまり、ゴールに至るまでに経由するチェックポイントを定めるものになります。どこを経由してどのようなスキルを身に着けて、というようにゴールに至るまでに通過するチェックポイントを定めます。
これは1年後、3年後、5年後、10年後というように、時間軸ごとに通過すべきチェックポイントはなにか、という観点で考えるとよいです。

目的地から逆算して何を経験・習得していくかを言語化してくことに意味があります。
ここで、自分がどういったスキルを身に着けるべきなのかわからない場合は、転職エージェントに相談したり、転職サイトから自分の想像するチェックポイントに近い業種の募集要項を調べてみるとよいでしょう。

私の場合はやはりパラレルキャリアの考えなので、今の仕事はすでに満足するポジションまで進めたので、それとは別に何をするかという発想になります。それはまた別の機会に。

キャリアパス

キャリアパスという言葉は、一般的にはその企業で特定の役職に就くまで、どのような過程を経て昇給・昇進するのかを示すものです。
本記事では目標とするポジションやキャリアに向かってステップを踏むための順序や道筋と定義しています。

チェックポイントがわかったら最後に道を決めます。キャリアプラン・キャリアデザインで設定した1年後、3年後、5年後、10年後という時間軸はキャリアパスの設定でもあるわけです。その1年後の目標を達成するためにどういうアクションをするかを具体的に定めるわけです。


すでに原稿用紙11枚の分量になってしまったのでそろそろ締めたいと思います。
キャリアについてみなさんの考えを教えていただけたら幸いです。
お疲れ様。

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