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相手に求めるよりも、自分が先に相手に与えること

アドラーの心理学によると人のすべての人の悩みは対人関係の課題らしい。誰でも人間関係について悩んだことがあるのはず。人間関係をうまく築いていくポイントはなんなのだろうか。


配信はネットの世界だけれども、リアルの世界のと似ている。ネット界だろうがリアルの世界だろうが、他人とコミュニケーションを取って人間関係を築いていくのに変わりはない。


配信をしていると本当にさまざまなリスナーさんと知り合うことができる。仲良くなれる人もいれば、合わない人もいる。もちろんアンチだってできることもある。本当に毎日色々な人とコミュニケーションをしていると思うことが色々ある。


まず、私が大切だと思うことは何事においても、「自分が先に相手に与える」ということ。

よく「人に名前を聞く前に自分の名を名乗れ」というようなセリフを聞いたことがあると思うが、名前に限らずまさにその通りだと思う。

私は配信者で、基本的にはあまりリスナー活動をしないけれども、たまに勉強も兼ねて全く知らない配信者の配信にリスナーとして入ることがある。

意外といるのが、「りなちさんいらっしゃい、自己紹介お願いします。」と言う配信者。これだけ聞くと、別にとても失礼なことを言っているわけではない。特別悪い例というわけでもないと思うし、これを言われて不快に思わない人もいると思う。


だけれどどうしてだろう。居心地が悪いのは―――。

「初見で入ったときにこのように言われることをどう思うか」を私のリスナーさんに聞いてみたことがある。もちろん全員に聞いたわけではないので、全ての人の意見がわかるわけではない。リスナーが10人いれは10通りの意見がある。けれども、やはり最初に言われると「なんかヤダ」、「入りにくい」という意見が多かった。

そもそもネット界に限らず、最近は人見知りやコミュ障の人が多い傾向にある。漠然と「自己紹介して」と言われても「自己紹介をしたくても何を言えばいいかわからない」という人もいる可能性もある。

これは勝手な私の持論ではあるけれども、先に自分から自己紹介をした上で、具体的に年齢や住み、趣味などを聞いた方が相手に安心感を与えることができ、相手も配信に入りやすくなると思う。配信をしているのであればそういうところまで考えて、相手を誘導してあげるべきなのかもしれない。


話が少しそれてしまったけれど、人間関係を築くときにいきなり相手の情報を聞くということは「相手から奪う」行為と同じであり、相手は本能的に危機感を抱いたり、防御反応が出たりするのかもしれない。まずは「自分が先に相手に与えること」これはネット界だろうが、リアルの世界だろうが関係なく、大切なことだと私は思っている。

世の中には不変の法則があると言う。「自分が先に人に与え、そして結果としてそれが後から返ってくる」、先に与えられることを求めてはいけない。奪ってばかりだと自分に何かが返ってくるわけがない。


もちろん配信には色々な配信がある。生活の垂れ流し、喧嘩をする配信、悪口を言いまくる配信、リアルの世界だと敬遠されそうな内容でも、ネット界だと人気があることが多い。それほどネット界にリアル世界にはない刺激を求めている人が多いのだろう。


そのような配信では上記のようなルールは通用しないかもしれないが、私が言っているのはあくまでも正統派(という言葉が正解なのかはわからないが)、一般的な配信・人間関係についての話である。


ダラダラ書いてしまったけれども、大事なのは「自分が先に相手に与えること」これは自己紹介に限らず、挨拶、笑顔、歩み寄り・・・何にでも言えることだと思う。自分から与えてもすぐには返ってこないこともあるかもしれない。それはそれでいい。すぐには返ってこなくても、続けていればいつか必ず返ってくる。見返りを求めるようなうちはきっとまだまだなのだ。


そう思いながら、今日も私は人に何かを与えることができるよう努力している―――。


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