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天才が努力を重ねる姿は、美しくてカッコいい|生田絵梨花ちゃんのデビューライブから学ぶ夢を叶えるマインド

私は昔、乃木坂ちゃんを推していた時代があった。
特に1期生推しで、最推しはまいやん♡!

1期生が全員卒業してしまってからは次第に乃木坂熱は冷めたが、やはり1期のメンバーの卒業後の活躍はついつい見てしまう。

今日もたまたまYouTubeを見ていたら「いくちゃん」こと生田絵梨花ちゃんのデビュー記念ライブに遭遇した。乃木坂時代から歌もピアノもプロ並みに上手くて、メンバーの中でも異彩を放っていた存在。まさに『才能の塊』だ。

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乃木坂時代からアイドルの活動と並行してミュージカルやドラマにも精力的に出ていた。ライブとお芝居が重なっている時は、大丈夫だろうか?と心配になるくらい忙しそうだった。

元々はライブに出ない予定だったのに、ファンのために舞台の後ライブ会場に駆けつけて、アンコールでサプライズ登場したこともあった。

きっと疲れも溜まっていたとは思うがファンには辛い姿は見せずに、どの仕事も全力で笑顔で天真爛漫に取り組む姿にいつも胸を打たれていた。華奢なのにタフで強い人だなぁ……。

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いくちゃんの素晴らしいところは、才能にあぐらをかかずに挑戦し続けていることだ。

アイドル、女優、音楽番組のMC、ディズニー映画の声優……すでに活躍の幅は広い。様々な分野で成功を収めているけれど、更なる高みを目指して今日アーティストとしてソロデビューを果たした。

本人もライブの中で「まだ私はデビューしたばかりのひよこ」と表現していた。

もちろん知名度も実力もあるが、やはり不安や緊張もあるだろう。これまでの成功にしがみつかずに、自分の音楽を追求するために新たな一歩を踏み出す姿に感銘を受けた。

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ライブの中で印象に残っているのは、2020年コロナ禍から作詞作曲を独学で始めたという話だ。

ピアノや歌の才能はすでにあるのに、自分で音楽を生み出せるようになるために努力を重ねていた。

しかも、冒頭に話したように相当忙しかった乃木坂時代にそれをやっていたことに驚いた。

努力を重ねて作詞作曲した曲が、4年の時を経て今日発売された。なんてすごいことなんだろう。

コロナ禍は主演の舞台が中止になることも多かったから、その時の葛藤もあるのかな。

何もできない時間を嘆くのではなく、未来を見据えて学びと挑戦を続けていたことを想像すると、いくちゃんの明るさと影の努力が重なる。いくちゃんらしいな、と感じた。

それまでは全く曲は作ったことがなく、すでにある譜面しか弾けなかった。コロナ禍でせっかく時間があるから「コードを勉強してみよう!」と思った。

コードを勉強するうちに「自分で曲を作って、コロナ禍が明けたらいつか皆さんに聞いてもらえたら嬉しいな」と感じた。それが原動力になった。

生田絵梨花OfficialのYouTubeショートより

自分のやりたい!という気持ちと音楽を届けた先にいる人たちに喜んでもらいたい気持ち、両方があるからこそ辛い時期も乗り越えられる。

改めて自分のやる理由が強いと、人は真っ直ぐに行動できるのだと学んだ。

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何をどこから作ったらいいのか全然分からない状態で全部が手探りだった。
「さぁ、今日は作曲するぞ!」と朝ピアノの前に座ってもすぐに思いつかないし、降ってこない。夜中にふっとひらめいて、忘れないうちに夜通し作業していた。

生田絵梨花OfficialのYouTubeショートより

天才いくちゃんでも、最初は上手くいかないことがあったんだ……!と少し親近感を感じた言葉。

そうだ、天才だって初めてのことに対しては努力が必要だし、やるからできるようになっていくんだ。

私も文章を書こうとしても全然書けない時もある。孤独でもどかしい、苦しい気持ちに苛まれる。しかし、諦めずに少しずつ前に進めば、いつか花開く時が来る。

いくちゃんも「いつか自分の曲をみんなに聴いてもらう」と決めて、コロナ禍から作詞作曲を学び、少しずつ曲をストックしていたそうだ。

ついに4年経った今日、デビューという形で叶った。

ちょっとやそっと書けないくらいで、クヨクヨしていてはダメだ。そんな暇があったら私も挑戦し続けよう、書き続けよう。

いくちゃんの晴れ晴れとした表情と楽しそうに音楽を奏でる姿に、勇気と希望をもらった春の夜だった。

2024.4.10.    Rina

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