3年間、noteを書き続けてよかったこと
3月下旬。noteを開いたらとあるポップが現れた。
『noteをはじめて3周年記念!』
最初の投稿は2021年10月3日なので厳密には約2年半だが、もうそんなに時が経ったのかと感慨にふける。
私がnoteを始めたきっかけは、発信する時のある悩みだった。元々コーチングの一環でInstagramの発信に挑戦していた。そこでいつも感じていたのは「長文になってしまうこと」
Instagramはどちらかというと写真や画像を用いた視覚的な魅せ方が主流。多くの人に発信したい気持ちはありつつも、こんな長文じゃ誰も読んでくれないのではないか……と気を揉んでいた。
そのことをメンターに話してみたら、神の一声が降りてきた。
「noteって知ってる?そっちが合っているかもよ!」
目から鱗だった。長文を書いてしまう自分を否定していたけど、その特性が強みになる媒体があるなんて……!!自分の良さを活かせる環境に身を置く大切さをメンターとnoteが教えてくれた。
2021年~2022年:45記事
さっそく、縁起のいい一粒万倍日である2021年10月3日にnoteのアカウントを作成し初めての投稿をした。
当時SNSは見る専門だった私にとって、アカウントを開設することも一苦労だった。朝から作業を始めたのに、トップ画面やアカウントの設定などをこだわっていたらいつのまにか夕方になり、初投稿が完了したのは夜8時。
やり切った達成感と大きな疲労感を感じながら、私のnote人生が始まった。
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実際にnoteを書いてみると、心から湧き上がる言葉を自分に集中して書き上げることがとても楽しかった。
シンプルな白のフォーマットにどんどん自分の言葉が連なって、重なっていく。どれだけ書いてもいい、自分で終わりを決められる自由さがとても気に入った。
投稿を重ねるごとに使い方も慣れてきて、たくさん書いても疲れることはなく、むしろ達成感やエネルギーに満ちる感覚があった。
「文章を書くことって楽しい!」
私にもできること、楽しいと思えることがあるんだ!と高揚感に包まれていた。
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ある日コーチングの学びを基に『自己受容』についての記事を書いて、メンターに共有した。
するとメンターから「分かりやすい!絶対note続けた方が良い!」と想像以上のお褒めのお言葉をいただいた。
その言葉をもらった時に「私の才能は書くことかもしれない……!」と自分にあるものに気づくことができた。
その後、1ヶ月で30投稿することを目標に掲げた『#書くチャレ』にも挑戦!
書くことの楽しさもあれば、ネタが思いつかず苦しむこともあったが、仲間の応援や褒め言葉のおかげで、乗り越えることができた。
無事に30記事を1ヶ月で書き切った時に「私の才能は書くことだ!!」と心から自分にあるものを認めてあげることができた。
2023年:20記事
2022年までの挑戦を通して、私は書く才能を活かした仕事をしようと決めた。その一環として、2023年に『書くチャレ 第2弾』を始めることにした。
その挑戦の中で書いたChatGPTの記事がnote公式のまとめに選ばれ、多くの方の目に留まり、初めてスキが50を超えた。
私の記事がこんなにも多くの方に読んでいただけるなんて、驚きと喜びでいっぱいだった。ここまでコツコツとnoteを続けてきてよかった!と報われた気持ちになった。
ただこの後、私は書くことのスランプに陥ってしまった。
ChatGPTを用いた文章作成を試みたら、AIが作る文章に引っ張られて今までのようにのびのびと書けなくなってしまったのだ。頭が真っ白になり、何も書けないまま1日が終わったこともあった。
そこから私は、書くことが怖くなってnoteから離れてしまった。
その後、自分を奮い立たせて6月〜8月にかけて数本は書いてみたが、プライベートが忙しかったので再びnoteを書かなくなってしまった。
「書くことを仕事にしたい!」という想いは強いが、行動が伴っていない自分を責めながら2023年は過ぎて行った。
2024年:16記事
書くことに対してモヤモヤした気持ちを持ったまま、迎えた1月。改めて2024年の目標を考えた時に、やはり出てきたことは「書くことを本業にしたい」ということだった。
じゃあ、そのためにやることは……?
”書き続けることだ”
目の前の誘惑に流されたり、書くことへの恐怖心から逃げたりしていては、一向に私の夢は叶えられない。
”このままじゃ、ダメだ”
私はついに腹を括ってnoteと再び向き合った。
ドキドキしながら久しぶりのnoteを書いた。最初は書けるか不安だったが、ノートにあらかじめ想いを書き出していたこともあり、書き始めると書きたいことが溢れて、手が止まらなかった。
朝時間だけでは書ききれず、通勤中や仕事の休憩時間にも夢中になってnoteを綴った。
「私、今すごく楽しいと思えている!書けるじゃん!!」
noteを始めた2021年の純粋な楽しさが蘇る ——
その後、書くことへの承認欲求や完璧主義が出てきてしまい、一瞬辛くなりかけたが、昔の私とは違う。
「書くことを仕事にする」という強い気持ちが私を鼓舞してくれている。そして、自分と読む人の幸せを想いながら、届けたいという気持ちで文章を書けるようになった。
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そんな気持ちで毎月コツコツと書いていると、嬉しい出来事があった。先日行った黒川温泉の旅エッセイと旅行記がnote公式のまとめに選ばれたのだ!
旅行記・前編は今まで多くのスキをいただけた……!
読んでくださった方々のおかげで、ずっと好きで読んでいた『国内旅行記事 まとめ』の中に入ることができた。感無量!ありがとうございます!
旅行記は特に書くのが楽しくて、後編なんて9000字も書いてしまった^^笑
旅行記を書いてみたことで、自分が実際に経験したことや、旅をしながら出逢った素敵な人、モノ、場所の魅力を文章で届ける仕事をしたい!とやりたことがより具体的になった。
これもやはり、noteを書き続けたからこそ得られたものだ。
さらに驚きの出来事があった。なんと旅行記がSmart Newsのトップ画面にピックアップされたのだ!
いつものように何気なくSmart Newsを眺めていたら、見たことのある写真(トップ画像)が見えて、一瞬時が止まった。
「私の記事……!?だよね?!!」
何者でもない私でも書いて、届けることができる
3年続けてはいるが、正直フォロワーさんは多いわけではない。(その中でもフォローしてくださっている方々に感謝です。)
そんな何者でもない私でも、noteを書くことで想いや経験を世界中に発信できている。今回の旅行記のようにnoteだけでなくSmart Newsの利用者にまで、記事を届けることだってできる。
全てはたった1行、たった1つのスキから始まった。
諦めずに書き続けてくれた私、そして私の記事を読んでリアクションやコメントをくださった方々、私の記事をプッシュしてくださった方々……
いろんな人の支えで私は書くことを心から楽しいと思えている。そう思うと感謝の気持ちでいっぱいになった。そしてもっと書くことを極めて、拡げていくと決めた。
最初は自分の成長だけがnoteを続ける目的だった。だけどこうして書き続ける中で、読んでくださった方々の優しさと、自分の文章が人のお役に立てる喜びを体感したことで書くことへの目的が広がった。
” 私も、書いたその先にいる大切な人たちも幸せにする ”
私の言葉が、想いが、今日も誰かの心に希望や勇気、安心を届けられるように。
noteのキャッチコピー『つくる、つながる、とどける。』をさらに実感できる2024年にしていこう!
私の文章に出逢ってくださった全ての方々、
これから出逢ってくださる方々、
全ての皆さんに感謝です。本当にありがとうございます。
2024.4.2. Rina