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日本で子育てしている大人の傷つきやすさから見えること

問題解決を一緒に考えるには問題の共有が必要。でも日本の保育園では保育士と保護者の関係構築が想像以上に困難。

前回有料noteを書きました。今日はその続きというか、また考えたことを書きます。

私がしたいのは、誰かを悪者にして責め立てる事ではなく、問題を一緒に考えて解決方法を模索することです。そのためには、まず起きている問題を共有しないとはじまりません。私は保育士なので、子どもに関する問題がある場合、それを共有して一緒に解決するパートナーは保護者です(もちろん同僚同士は言わずもがな)。でも、なぜか日本で子ども関係の仕事をしていると、そのパートナーである保護者に園で起きている子どもの問題を伝えることがとても難しいのです。少なくとも私が仕事をしてきた5年の間にそれがまともにできたことはほとんどありませんでした。学童や放デイでも同様でした。もしかしたら、これは立場の問題で、私の立場が非正規だったから起きたことかもしれません。でも、私が正規職員さんに保護者に伝えることを代わりにしてもらえないか相談した場合も、してもらえることは少なかった、してもらえたとしてもとても時間がかかりました。

例えばこんな感じです。

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