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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』84

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

  • 知識は抽象化することで生まれる

    • 切り取り方で景色は大きく変わって見える

      • 「世界をどう切り分けるか」があらゆる判断の前提として大事である例:「関ヶ原合戦図屏風」

      • 無意識のバイアス:地図図形の上は北、向かって右側が東、左側が西
        →実際は手前側が東軍、向こう側が西軍という構図

感想

歴史的な資料を見るときに、無意識のバイアスがかかってしまうことが多々あります。歴史を学ぶと、現代の当たり前が、普遍的なものではないことに気付かされます。「伝統の」「日本古来の」などという言葉をみたら、いったん疑って、別の時代の資料を確認することをおすすめします。最近になって根付いたものや、外国から入ってきたものだったりすることも、よくあることです。(着物の襦袢など)

合戦の屏風を見るときには、武将の旗の家紋をみるとどの武将かがわかります。源氏は白、平家は赤なので、旗の色で見分けることもできます。武将の兜で判断することもできます。

こういう知識を知らないのもバイアスになりますし、知っていたら知っていたでバイアスになります。自分がバイアスを持っていることをどう認識するかを考えてみると、メタ認知の能力を磨く、別のコンテクストを持つ環境・文化に身を置く回数を多くする、といったことがありそうです。


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