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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』61

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第4章 リサーチのケーススタディ

  • リサーチの実行・アウトプット化

    • Web/電話/Faxの受注による受注減のリスクがあるか?

      • 直接訪問でなければ受注が減るか?、と聞いても適当な回答になってしまうと想定される

      • 「発注手段は対面か否か」「過去3年間に仕入れ量が減ったかどうか」を別々に聞いた

        • 個々の設問に答えやすくなって信頼性が高まる

        • Web/電話/Faxの受注の場合は長期的には仕入れ量が減りやすい傾向がある

    • 受注減のリスクをどうすれば減らせるか?

      • 最後に「受注減のリスクをどうすれば減らせるか?」

        • フリーアンサーでは良い回答は得られない

        • 仮説ベースで具体案を選択式にして選んでもらうことにした

  • リサーチの総括

    • この段階で「Web/電話/Faxの受注を勧めるべし」と言い切れない
      →インセンティブづけの設計と導入による自社の収支へのインパクトを算出する必要がある

    • 今後は費用対効果の面での深堀り検討をしていく必要がある

感想

アンケートの設問というと、質問文の方ばかりに目が行きがちですが、同回答させるか、どういう選択肢を設けるか、も重要な要素になると思ます。

フリーアンサーであれば、リサーチを行う側が選択肢を考えなくてよいので楽といえば楽ですが、その分、回答者の負担が増えます。回答者の負担を減らす観点からも、自分の仮説を構築する力を養うためにも、自分で選択肢を考え出したほうが良さそうです。

リサーチというとすぐに答えを出したくなるのが人情ですが、あまり性急に答えを出さないほうが良さそうです。とはいえ、すべての情報がそろってから判断するのでは遅いということもあります。そのあたりの塩梅が知りたいところです。

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