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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』47

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』

  • インタビュー② 消費者インタビュー

    • テクニック:意見の偏りをさけるためにインタビューは2回以上実施

      • 同じ消費者グループのインタビューは、少なくとも2回は実施する

      • 1回行っただけでは、意見の偏りがあるため

    • ルール:消費者の属性に合わせたスケジューリングを心がける

      • 集まってほしい対象者に集まりやすい曜日、時間帯に合わせてスケジュールを組む

    • ルール:消費者に心理的圧迫を与えないため、インタビュー実施の出席者に留意する

      • 一般的な会議室でもインタビューを行うことは十分可能だが、同席する関係者の数に留意する

        • 全体参加人数に対して席に余裕がある大きな部屋を確保

        • 関係者の数は、集まっていただく消費者の半数程度

    • テクニック:モデレーターは、極力、当事者が担当する

      • 司会(モデレーター)は、極力、その企画の検討を進めている当事者が担当したほうがよい

      • 想定外の話の流れになったとき、目的に応じて臨機応変に対応してインタビューできるのは、当事者だから

      • コスト面からも、インタビュー室とモデレーターの両方を委託するよりも、モデレーターを自分たちでやったほうが安くなる(委託すると倍くらいのコストになる)

      • 司会は、集まっていただく消費者の属性とできるだけ近いほうが望ましい

        • 消費者の気持ちが理解しやすい、消費者に中立的に話をしてもらいやすい、という意味で

感想

同じ司会進行でも、グループインタビューのモデレーターと読書会のファシリテーターとでは、やることが違うと感じました。グループインタビューのモデレーターが司会をするのは自分たちの調査のためであり、読書会のファシリテーターが司会をするのは参加者のみなさまのためであって、向いている方向が違うと言えます。

だとしても、話しやすい雰囲気をつくる、ということでは共通しています。やはり、見られている、聞かれていると感じると、繕ってしまうところはありそうですし、本音が言いやすい相手と言いにくい相手がいるのも確かだと思います。

若い人の場合は、たいてい、年長者の前では気を使ってくれますし、場合によっては、萎縮してしまっているときもあります。立派な背広を着て、高そうな万年筆をもってメモしていたら、私も発言しにくいと思います。

そういったことを避けるためにも、話してくださる方を心理的に圧迫しないような雰囲気をつくることも必要だと思います。

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