#06 LINEに移行してみた【マッチングアプリで出会ったモラハラ婚約者と別れた話】
相変わらず、長くて熱くて重い
「改めまして、○○ ○○と申します」
LINE交換後、わんこくんは本名を名乗ってきた。本名を名乗る律儀な人は初めて!安心感が半端ない!私のことは「リン」ちゃんとカタカナで呼びたいそう。平仮名だと文章に埋もれてしまうからなんだそうだ。ふむ。よく分からないけど、まぁ何でもいい。
LINEに移行する直前、私がメッセージ上で彼にいくつか質問をしていたのだけど、彼はそれに対してわざわざ返信してきてくれた。
うおおー!ごちゃごちゃごちゃごちゃめんどくさい!!
相変わらず200%の力で送りつけてくるやん!引用符つけるとか仕事か!
私も「答えていない質問があったな」と頭に残るタイプだから、後から回答したくなる気持ちはよく分かる。ただ、私は相手がここまで求めてないと思うから、もっとシンプルなやり方をするけれど…。
今思えば、彼は相手がどう感じるかをあまり考えられない人だったんだと思う。「熱意を込めたから伝わるはず!」と思い込んでいたり、文章量だけで「俺はコミュ力が高い」と勘違いしていたり、一方的に長文を書く自分がどう思われるか客観視できなかったり。そして、自分の溢れんばかりの想いを伝えることを最優先して突っ走ってしまう。大変だろうからと気を遣うくらいなら、そもそも送らなきゃいいのにと思った。
とは言え、彼への返しはそこまで苦じゃなかったので、同じ文章量と重みで返したら、「凄い、拾い切るとはお見事!ありがとう御座いますっ。私がプロ野球の監督なら四番ショートでレギュラー起用してますね!」と大満足された。彼の相手をできる女性はなかなかいなかったんだろうなぁ。
私は、長文よりも、長文が大変なのを分かっていて送ってくるところと、「返せるもんなら返してみて」な感じが好きじゃなかった。
どストレートに好意とクレームを伝えてみた
ここで、私はわんこくんに二つのことを伝えた。好意があることと、文章なっげーよ!ってこと。後者は、これから仲良くなるために今すぐ伝えるべきだと思った。
あえて、言葉をあまり選ばなかった。笑
「コイツ、生意気なこと言うじゃーん」と思われたに違いない。でも、彼は怒るわけでもなく私をブロックするわけでもなく、「きっと回りくどいんでしょうね。昔からそういうところがあって。ご指摘うれしいですよ。笑」と何でもないことのように返信してきた。あら、そうですか。
その後も、何事もなかったように彼の長文は続いた。彼、メンタルが強いなぁ。私が言ったことはあまり響いてなかったのかな。でも、ちゃんと一度受け止めてくれるところが良いなぁと思った。
りん