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怒りの感情・イライラを鎮める

たまたま見てしまった方々、こんにちは。ライムです。

突然ですが、私は「最後に何かに怒ったのっていつだっけ?」というくらいには、怒りの感情と距離があります。※時差が発生するくらいには遠いかと)

先日、会社員時代のクライアント様に久しぶりにお会いしました。彼女は私よりも、私の母と年齢が近く、スタートアップ企業の代表を務めていらっしゃいます。その時に言われました。

「ライムさんは、本当に穏やかだと思うの。どうして何があっても感情的にならないの?」

彼女は、けっこうすぐ憤りを感じてしまうらしいです。たしかに取引している時代はオフィスに伺ったりオンラインMTGでお会いしましたが、「またイライラされてる...笑」と感じることはありました。※失礼かよ)

なので、私は私なりの考え方を、改めて整理してみて説明しました。すると、かなり納得されたようですので、ちょっと変わってるかもしれないですが、ご紹介したいと思います。

感情コントロールをしたい方は、手法の一つだと思ってくださいませ。


1.怒りの感情にメリットがないことを認識する

初っ端から、かなり極論(0か100の女)。「怒り」って、何かメリットを生むでしょうか?あくまで私の考えです。

これは、主に自分がサービスを受ける立場にいるときに、考えてほしいです。例えば、飲食店での誤オーダー・ソースをこぼされしまう・ゆっくりなレジ打ち、要点がまとまらない説明、等々。

上記みたいなシーンで憤りを感じる方は、考えてみてください。あなたがイライラしたところで、何もメリットは発生しないし、何も変わりません。あなたがイライラすることで、あなたも気分が悪いはず。そして相手側も焦りや窮屈な緊張を感じてしまうはずです。むしろデメリットしかないのでは?何も良いことはありません。

お詫びを受けることや注意が必要ならば、別にイライラせず、穏やかに要求すればいいのです。そしたら相手側も自分も、負の感情にとらわれることはないです。無駄な嫌な思いを、双方がせずに済みます。

そもそも怒る必要性ってある?という考えを持っていれば、意外と感情は鎮まるのではないでしょうか。

わかってます、こんなんでイライラは抑えられない。次いきましょう。


2.怒りの根源を深堀して、言い訳する

これも極論的です。

タイトルどおり、自分が怒る理由を、事象単位ではなく、理由の根源まで自問していきます。(たまに訪れるガバガバ説明)。 具体的にいきます。

例えば、友人が待ち合わせに連絡なしで2時間も遅刻したとしましょう。そしてあなたは、それに対してイライラしています。さぁ、何でイライラしているのでしょうか?「友人が連絡なしで大幅に遅れたから」ではないです。もっと突き詰めてください。何故ですか?

それは「自分が長時間も待たされたから」(色々あるはずですがココでは一例として、そうします)。 では、なぜ「長時間も待たされる」ことにイライラするのでしょうか?うーん、それはおそらく「自分の時間が無駄になっている」から。「時間を無駄にされる」ことにイライラするのは、どうしてですかね? 「この時間で出来るはずのことができなかった」から。それは、この待った2時間でしか実現できないものでしょうか? 

ここで、「…まぁ、明日でも今度でもできるわ」と思えたらそれで終了です。「じゃあ、もういっか」と、自分を、憤怒の縛りから解放して楽にしてあげてください。逆に「そう、今日しかできなかったことだ!」となるのであれば、まだ続けてください。

ここで重要なのは、しっかり根源まで追求することです。根源って、けっこう深いとこまで行かないと見つかりません。中途半端なところで辿り着いた事象を、「これが根源か!うむ、やっぱり腹立つ!」と安直にならないことが大切です。(わかります、面倒くさいですよね。)(でもむしろ、怒り→面倒・やーめた・どうでもいいわ、という感情に置き換わったら、それはそれでOKじゃないですかね笑)

ちなみに、上記のシチュエーションは単なる例ですが、これを繰り返しても「もう怒るしかないじゃん、こんな状況!感情が鎮まらん!」となるのであれば、次をご覧ください。なんで私が相手のためにこんなことを!無理すぎる!と思った方も、次です。

(さらにちなみに、物事の事象ではなく根源を追求していき、解決法を見出すこの思考は、普通にビジネスシーンでも役に立ちます。ほんとです。)


3.相手に期待しない

ここまでの①でも②でもダメだった皆様、お待たせしました。これは効果抜群です。これができると、本当に怒りの感情はどこかに雲隠れします。

相手に期待しない。つまり、まぁその程度の人間だよね。というスタンスでいることです。

②の例であった、友人の連絡のない大幅な遅刻の件。相手に期待していない状態ですと、「そりゃそうだ。その程度のレベルの人だもん」くらいの感情で事態を片付けることができます。※②感情の根源を知るとか、その面倒な過程は何だったんだという…)

これができると本当に楽です。何せ汎用性も高いですから。交友関係・サービス利用時・ビジネスシーン、あらゆるところで大活躍です。

そして、さらなるメリットとしては、私自身は決して「寛容な心で許している」わけではないのに、相手側は勝手に「なんて優しい人だろう!」という印象を抱いてくれることです。

友人のドタキャンも、クライアントの納期遅れも、後輩のミスも、店員さんの失敗も。そもそも最初から期待しないことで、「まぁ想定どおりだわ、このレベル感」くらいの感覚で受け流せます。

ただ、この万能そうな③にも注意点がありまして。それは、その考えを態度に出してしまわないことです。「あなたに期待していないよ、最初から」というスタンスが、相手から見て明らかに伝わってしまわないように振る舞う必要があります。悲しくなっちゃいますからね。ちょっとの器用さが必要かもしれません。


無理はする必要ない

①も②も③も、完全ではないです。あくまで私がそうしているだけです。

そして、感情コントロールは、無理をしすぎないことが大切だと思います。もちろん、自由に感情をコントロールできら、有効である場面は多いでしょうけど、無理強いをしすぎるのは、かえって体に毒だと思ってます。

「自分は怒りっぽい」「すぐ冷静さを欠いてしまう」そう思って、改善する方法を模索することは素晴らしいと思います。でも、感情の起伏とか怒りの沸点、気に障るポイントなんかは、個人差があります。自身の成長と相手のことを思って、感情を抑えようとする努力は素敵ですが、やりすぎて自分自身に負荷を与えすぎないでください。

矛盾しそうですが※とゆうか矛盾ですが)、感情を発散させることは大切です。自己防衛でもあります。なので、必要なときは、自分の感情に従って、大暴れしてください※物理的な意味ではないですよ、暴力ダメ絶対)。

自分の感情のコントロールが必要なシーンは、第三者に迷惑がかかる場合や、抑えないと自分が不利益を被るであろう場合です。とはいえ、そこを冷静に判断できたら、苦労しないんですけどね。

ときには自分の感情を操り、ときには自分の感情に従う。生まれて死ぬまでずっと一緒に居続けるのが感情です。感情と持ちつ持たれつ、仲良くやっていきましょう。


以上、ここ11年、涙を流していないRyemoo(ライム)がお届けしました。

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