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手術日に娘を里親宅にお泊りで預けた話

こんにちは。腫瘍摘出手術後約1週間が経ち、傷口の違和感はほとんどなくなったと言いたいけど、まだ痛みが残るリクアです。

前回は、娘をお泊りで預けるか悩んだ話をしました。今回は、預けて何故良かったのか?というお話ができればと思います。

一度にまとめようと思いましたが、手術を体験したお話は長くなるので次回にしますね。

手術を受けるためにお願いできる娘の預け先が里親宅になったので、保育園を休ませて手術当日の朝から翌日の夕方まで娘を預けることになりました。

施設の空きがあったら、保育園から施設、翌日は施設から保育園へ行き、夕方お迎えができたのですが、空きがないので預ける前は仕方なく里親宅にお願いするって気持ちでした。

当日は朝からソワソワです。私は手術へのドキドキと不安で気持ちが落ち着かないし、娘を預ける不安もありました。

夫も朝からソワソワしています。私の手術が無事に終わるか?娘がお泊りに行って寂しくてギャン泣きしないか不安だったそうです。

手術をする1週間前くらいから、娘には、表面にボコっと出た腫瘍部分を見せて触らせながら、
「腫瘍をチョキチョキして痛い痛いする日はお泊りだよ。手術頑張るから娘ちゃんもお泊り頑張ってくれるかな?」
って毎日説明しました。

完全に分からずとも、説明は大事だろうなって思っていたので、お風呂に入る際に腫瘍箇所を見せながら毎日伝えていたのです。

当日の朝、出かける前にも
「今日はチョキチョキして痛い痛いするから、お泊り頑張ってくれる?」
と語りかけたら、小さく「うん」と頷いてくれたんです。

幼いながらも、理解しようとしてくれているんだなって思いました。

娘を預ける際は、里親さんと顔を合わせないようにしなければならないので、市の施設で職員との遊びに夢中にになっている間に撤収しました。

保育園に預けた時と気持ちはあまり変わらないと思っていたのですが、翌日の夕方まで会えないとなると寂しさが込み上げてきます。

それまで、私の手術への恐怖感が勝っていたので、預けた寂しさは預けるまで考えられる余裕がなかったんだと思います。

手術の様子は次の機会にお話しますが、手術が終わって麻酔が切れてから翌日の朝方まで、洋服や布団が触れるだけで激痛で、娘がいたらかまってあげられないくらいでした。

痛み止めを飲んでいるのに、寂しいなんて言ってられないくらい、痛みに耐えるだけの時間です。預けて良かった!!と思いました。

痛みがマシになったのは術後翌日のお昼頃です。お迎えまで安静にしていられたのは、娘を預けて良かったと思う点の一つです。

娘を預けていなかったら、娘にかまってアピールされても何もできないし、翌朝保育園へ行くまでも痛みがキツくて寂しい思いしかさせなかったと思うので、一晩離れて安静に出来たことは私にとっても良い判断でした。

あれよあれよとお迎えの時間です。里親さんの鉢合わせしないように、事前に決めた時間にお迎えに行きます。

娘に会ったら、駆け寄ってくるんじゃないかと予想していましたが、呆気なく予測が外れました。

「こっち」って、娘の横に来いと指示され、心なしか凛々しい顔をしているように見えます。

「帰ろうか?」って言っても、「まだ」って言われてしまいました。「楽しかった?」って聞くと「うん」って頷きます。

寂しくて泣いたのは寝る前に、声を殺しながらシクシク泣いただけで、後は良い子に過ごして、ご飯もいっぱい食べたと聞きました。

施設ではその他大勢の子どもを相手にしながら娘も見てもらうことになるので、里親宅では娘1人を里親家族が見守りながらお世話してくれたのだと思うと、里親さんにお世話になって良かったです。

娘が泣いた時は、里親さんのお子さんがお歌をかけてくれて寝かせてくれたと聞いて、娘の初お泊りは良い環境、良い人たちに恵まれたんですよね。

預ける前は不安でいっぱいでしたが、私の痛み等の体調でかまってあげられる状況じゃなかったし、娘を世話してくれた里親さんは娘が楽しかったと笑顔で帰ってきてくれる温かい家族だったようで、短期支援制度に感謝しています。

私もいずれ、里親する側として登録したいと思うほどでした。本当に娘を預けたことは、娘にとっても貴重な体験になったのではないでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また次回^ ^



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