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東北好きのこれまでとこれから

小さいころから祖母のいる福島へよく遊びに行っていた。
初めは福島県泉崎市、祖母が引っ越してからは福島県喜多方市で、東北の空気に触れてきた。
大学生になってからは運転免許合宿の宿がたまたま山形県鶴岡市だった。
3年連続で参加している東日本大震災の被災地訪問活動では宮城県にもお世話になった。

気が付けば、東北は僕の心のふるさとだった。
僕はいつからか、我慢強く心の温かい東北人に対して憧れの念を抱くようになった。
しかし、生まれも育ちも関東の僕はどんなに望んでも、東北人にはなれない。
自分には会津人の血が流れているが、自分を作り上げてきたのは関東の空気なのだ。

東北に生まれたかった。
東北に移住したい。
何度そう思ったことか。
大人になるにつれて東北への想いはさらに強くなった。
そして、就職活動という人生の分岐点に立たされた時、東北へ移住するか、そのまま関東に残るかという選択を迫られた。


自分の選択次第では憧れていた東北で暮らすことができる。
しかし、僕は悩んだ末に地元で就職する事を選んだ。やはり20年間慣れ親しんだ土地を離れるという選択はできなかった。

しかし、東北で暮らす日々をあきらめたわけではない。
自分の夢追いが終わったら、必ず東北に移住する。
人生の最後は東北で、という想いは決して変わらない。
東北に暮らすその時まで、今はひたすら東北に思いを馳せ、東北について調べ、東北について思ったことを発信する。
この極めて趣味的で個人的な自己満足の活動を『東北見聞録』と名付けようと思う。

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