このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
今週も、いろいろありました。
全容を知らない人もいると思うので、端的にまとめると以下の通り。
月曜の全体MTGで「分析できていない」というワードに対して私が過敏に怒ったこと
Hさんがこれらに対してチャットで説明をしてくれたけれど、一蹴したこと
Xチームが採用したいペルソナ決定に時間がかかり過ぎて怒ったこと & これらに対してGさんとYさんと話し合いを行い、会社の脆弱な部分が見えたこと
マリフェスの進捗どうなっているのかと声を荒げたこと
Eさんが「チャットで怒るのをやめてほしい、チャットをする時間を考えてほしい」と勇気を出して言ってくれたことに対して、だとすれば怒らせるなと反論してしまったこと
ご乱心ですね。
バリューに書いている「感情論を取り払え」はどこにいったのだろうか。(ネタにしているわけではありません)
と、反省はしている一方で、あえて社内に雨を降らすことは必要悪だと思ったりもしています。
聞き慣れないですよね。
「社内に雨を降らす」
要するに、自分たちが気づいていないことだったり、勘違いしていることを強制的に軌道修正したり、厳しいことを直接的に伝えることです。
今回で言うなら、Xチームがどうこうではなく「数値の分析ができてない」なんてことをたやすく口にするな。
そんなことが当たり前の会社にするな。
ということでした。
ただ、必要悪だからといって、これで免罪符になるとは思っていません。
こういう気持ちの狭間であることは理解してほしいと思っています。
好きでストレス発散で当たり散らしているわけでもありません。
入社して間もない方には混乱を招いたと思っています。そこについてはごめんなさい。
もしかしたらなにかを勘違いされているかもしれないので、念のため書いておきます。
なぜHさん(またはXチーム)ばかり怒られる、問い詰められるのか。
そんなことはありません。
そもそも今回のケース(分析できてない)は全員に当てはまると思って伝えています。
Xチーム以外のメンバーは対岸の火事にしないでください。
私はCTOにも執行役員にも言います。
必要に応じて言いたいことは伝えています。
伝え方は違うかもしれません。今回はそこについては深く反省しました。
ただし、伝えてくれる能力の差はあると思っています。
能力に差があるのに、提示する情報量にも差があるので月曜日の会議の内容を全面的に見直したいとも思いました。
もしXチーム自体が他のチームに羨望の眼差しを向けてしまっているなら、今すぐにやめてください。
自信を持って、反骨精神です。羨んだところでなにも生まれません。足りないところは、誰よりも努力してください。そもそも足りてないものとはなんなのでしょうか。
少し脱線しますが、MVV浸透委員会が実施してくれた、バリューを見直そうという座談会。
会社をつくったのは私ではないですが、MVVをつくった身として、今のマリサはMVVが筋肉、血液になっているということを改めて実感した会でした。
これほどまでに会社のことを考えてくれるメンバーのいる組織に所属したことがありません。
いつもありがとう。
そして、MVVが本当に浸透すると、組織は強い。めちゃくちゃ強い。
ここから数年後のマリサが楽しみで仕方ありません。
という中でのご乱心。
15期も始まったばかりというのにどうしたのだろうか。
と、自問自答、自己分析をしていました。
比較的、会社の運営に偶然はないと思っていて、これはなにかの暗示、きっかけだと捉えると変化の時なのかもしれません。
出た結論は「老害」です。
これは、CTOにも事前に伝えました。
いつもの通り、マリサは私をトップにした軍隊的な組織にしたいとは思っていません。
そもそもトップなんていうピラミッド型のヒエラルキーではなくコアを中心とした周りにみなさんがいてくれるイメージです。
※図が完璧にアップデートできていないかもしれません。ご理解ください。
※アルバイトさんを配置できてないこともご容赦ください。
社長である以上コアであることに間違いはないのですが、カンパニー制!と宣言したからにはカンパニーには長がいて、長の意思決定で進めていく。良いも悪いも長が自分の責任で事業を進めていく。
こんなに小さな組織だとしても、誰にだって長になるチャンスはあって、それは事業だけではなくて、CSという役割かもしれないし研究開発かもしれないし、上記の組織図がアメーバのようにもっと分裂したり掛け持ちしたり、いろんな形になっていくのだと考えています。
だからマリサという組織はチャンスがゴロゴロ転がっているおもしろい会社であると、今でも信じています。
ただ、思いとは裏腹に今のマリサはどんどん内向きな思考になっているのかもしれません。
大事な部分なので強調しておきます。
今のマリサはものすごく内向きな気がします。
常に顔色を伺うような状態です。
こんな組織図をつくっているのに、ど真ん中の私が重箱の隅を突くようなことを指摘をしたところで、なにか大きく変わるわけではありません。
むしろ、どうしたら突っ込まれないのか、突っ込まれるから言わないようにしよう、突っ込まれたらこう返そう。
というように無意味な対策を優先的に考えるようになります。
人によっては既になっているのかもしれません。
社内政治みたいなことほど無駄なことはないとわかっているのに、そんな組織になりつつあるのかもしれません。
まじで無駄です。
本当に無駄です。
そんな無駄な会社なら辞めた方がいいです。
我々が考えるべきは、お取引先や利用ユーザーをいかに感動させるかであって、社長やコアメンバーの満足度でもなければ、社内の人たちとの仲良しこよしではありません。
これでは、打席に立つことも、失敗を誇ることもできるわけがない。
目指している理想の姿に対して自分の言動がついていけてない。
それが今のマリサだとすれば、それは単なる老害でしかありません。
15期スタートのタイミングで気がつくことができただけよかったと思います。
という自己分析から、各チームとは設定した目標数字だけを共通の確認事項とします。
だから、月曜日の会議内容も大幅に変更します。
それ以外のボトルネックやサービスの懸念事項、改善点などは各チームまたはチームを横断した形で課題の発見から解決までをお願いします。
もちろん、どんなことを考えているのか、どんなことを悩んでいるのかは知りたいとは思っています。
でも、求められていないアドバイスや余計な質問(というか追及するような構図)はしません。
私に相談するなということではないですし、大きな投資の必要が出てくる場面では一緒に考えなければいけないのですが、変に質問したり関与したりすることをやめます。
ただし、数字が悪くなれば強制的に関与することがあることはご理解ください。
この先、今までのように言われなくなる、指摘されなくなるということはどういうことかだけはしっかりと考えてもらいたいと思っています。
質問や指摘がないから単に自由にできるということではありません。
そもそも、これは私の宣言であって、これを読んでいるみなさんからは質問や指摘は変わらず行ってください。(CTOを除く)
むしろ、それがなくなったら終わりだと思います。
カンパニーのメンバーたち、特にリーダーは本当に自分の会社くらいのつもりで向き合ってもらわないと困ります。
権利だけを主張して義務を遂行できない人間にはならないでください。
逆に、それが難しいならマリサは向いてないと思ってください。
自分たちの責任で自分たちのサービスやチームを運営して大きな結果を出しましょう。
それがマリサの大変なところであり、おもしろいところです。
もっともっと打席に立って、失敗を誇れる組織にしよう。
今週はマリフェス!(今年から総会のことをマリフェスと呼んでいます。)
幹事の皆さん、不慣れな中ありがとうございます。
存分に楽しみましょう。
9月17日の週もよろしくお願いします。
昨年の同時期に伝えた内容はこちら
参考までに。