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「自分」という会社
このnoteは、毎週月曜日に実施しているメンバー全員が集まるミーティングの場で私からみんなに対してお話ししているメッセージを文章化した内容となっています。
基本的には社内向けとなっていますが、公開できる範囲で公開することで、組織運営やマネジメント、リーダーからのメッセージという観点で誰かのお役に立てれば嬉しく思います。(役に立ったなと思ったら、ぜひ ♡ をクリックしてくれたら、さらに嬉しいです)
誰かの役に立てたら嬉しいな。という思いはありつつ、対外的な人にお会いする際や採用面談の際に、会社や私のことを隅から隅までチェックされる方もいるので、日頃から私の考えを発信しておくことの重要性も感じている次第です。
直近公開した内容は以下の通りです。よかったら合わせてお読みください。
本日は、「自分」という会社をテーマにお話しします。
マリサ(弊社の略)という会社、所属しているチーム(部署)を俯瞰した時に、どこが脆弱で、どこが強みというようなSWOT分析(古い?)をして、弱みを克服する、強みをさらに伸ばすというようなことを日々しているわけですが、これを自分自身に置き換えたことはありますか?
私も当時入社した27歳の頃に自分を俯瞰して考え続けたことがあります。この考えは今でも自分のベースになっていると感じています。
当時の自分分析はたしかこんな感じ。今考えたら強みなのかどうかも分からないくらい恥ずかしいですが。
強み(強がりに近い)
20歳から社会に出ている社会人歴(同世代と比較して)
転職が多く、5社 + フリーの経験があること(営業も制作もECも基本なんでも)
過去にYahoo!社に出向してEC関連の仕事をしていたこと
ECを軸にIT、マーケの全般を理解
広告の運用を個人で代行していたこと(リスティング・ディスプレイ)
サイト制作のディレクションも経験あり
Adobeも触れる
アイデアが人よりも多い、豊かと思われる
広く浅くが得意
弱み(コンプレックスに近い)
営業のプロじゃない、得意じゃない
エンジニアでもデザイナーでもディレクターでもない
アイデアを形にできるほどの技術、知識、経験がない
結局、自分ができる、語れることってほぼない
不動産実務経験ない
会社経営や大したマネジメントの経験もない
1社に長くいたことがない
お酒も飲めない
要は、27歳にしてまぁまぁ中途半端!
そんな経験を経て今があるわけですが、みんなにぜひ考えてもらいたいことがあります。
自分自身を「会社」に見立ててほしいのです。なぜ、あえて会社と表現しているかというと、周囲も本人も客観的な視点と投資という概念が入ってきやすいと思うからです。
どういうことか。
個人の強みや弱みはあくまで把握で終わることが多く、単なる自己分析になりがちです。でも仮に一つの会社だとしたら、毎月、毎年進化し続けなければなりません。時には断捨離し、時には強気に攻めることも必要。個人というより、会社として見立てた方が本人も周囲もこれまでとは違う考え方や助言も含め、いろんな行動ができる可能性が高まるからです。周りの人たちも、対個人へのアドバイスと考えるよりも、あくまで会社に対する助言とした方が伝えやすいかもしれません。プライベートのために、自分に投資することはありますよね。それをもう少し仕事に絡めるイメージですかね。
当時、私が自分に対して出した結論は、ゼネラリストのスペシャリストになる。でした。
なに者でもない私が、マンションリサーチという会社でどうしたらみんなを巻き込んで大きな結果を出すことができるか。それは、自分という存在が、ひろーーーーーーーーーーーく、ちょっと深く、幅広い人間になること。そして、マネジメント(人のこと)を誰よりも考え続けること。加えて、誰よりも最前線に出て、対外的な人から学びまくろうということ。
言い換えると、強みが弱過ぎてこれしかなかったのかもしれません。この時は、「マリサ=自分」というくらいのつもりでした。
なに者でもない自分と認識した以上、営業アポや定例の出張はもちろんのこと、飲み会一つ断らずに絶対に参加する。お酒が飲めなくても、帰らない。お店をたくさん知り、一軒目から二軒目も三軒目も誰よりも知っている状態をつくる。この人と飲んでいたら楽しいな。と思ってもらえたら、仕事につながるかもしれない、もっといろんなことが学べるかもしれない。確信はなかったですが、そんな可能性に賭けた(投資)という方が正しいかもしれません。
ちなみに、これまで営業が得意と思ったことはないですし、人付き合いは苦手な方です。たぶん、今でも。
もちろん飲み会だけではないのですが、なに者でもない自分が誰よりもひろーく、ちょっと深くを追求するためには、インプットとアウトプットが強烈に大量に必要でした。
本もその一つ。本は、苦手。むしろ嫌いに近かったです。でも、なに者でもない自分を成長させるための栄養剤の感覚。最初は1行、1行、丁寧に読んでいたのですが、ずっと読み終えずにカバンに入れたままになるので、丁寧に読むことを諦めました。頭に入ってこないのは著者のせい。つまらなければ読むことをやめる。そんな感覚です。そもそも、時間が経過すればするほど、途中までの内容すら忘れてしまいます。
今でもやり方は変わりません。1冊きちんと読んだところで、覚えているのは1ページもないかもしれない。でもそれで良い。脳にシワを増やせたなぁくらいの感覚。ただし、良かった、刺さったことはアウトプットしまくります。読み返すこともあります。当時は、見つけたセミナーも行きまくってました。
これらの経験が、今の「打席数」という言葉に繋がっているのかもしれません。
1%でも可能性があるならやる。私のベースの考え方です。
「数字で費用対効果を示せ」と言われたら出せなかった(むしろマイナスも多い)と思います。でも、費用対効果で示せと言われないくらい誰よりも考え行動をしていたので、誰からも文句は出なかったのだと思います(と、信じたい)。
そして、最終的に結果が出ました。当時としては、驚くほどの結果が出ました。もちろん、みんなで成し遂げた結果ですが、部分的には私の考え方が合っていたのかもしれません。
さてさて長くなりましたが、来期以降、さらに強固なマリサにするために、一人ひとりのレベルアップが必要です。会社としても、改めてメンバー各自に投資をすると決めました。
だからこそ、一人ひとりが自分を会社に見立てて分析をして、自分なら自分のどこに投資をするか考えて、教えてほしいのです。
可能な範囲でそこに投資しましょう。お金なのか、時間なのか、協力体制なのか分かりませんが、できる限りのことを最大限しよう。失敗したって構わない。
結果的に、転職、独立をするとしても、自分や関わってくれるメンバーに対して投資することは永遠に必要なことだと思います。自分の好きとか嫌いという判断ではなく、この先どうしたらもっと成長できるか。強みはなにか、今はなにが弱いのか。を考え続けることは、非常に重要なこと。
そんな風に捉えています。ぜひ個人でも考え、チーム内でも話してみてほしいと思っています。
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