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暮らしの中に豊かさを取り戻す

■半隠居生活

僕は、サラリーマンを8年ほど経験した後、死んだ父に代わり家業の経営者の一人として中小企業の経営に3年間程携わり、今現在は、フリーランスとして生活費を稼ぐ程度の仕事をする半隠居生活を送っています。

京都・大阪市内も30分圏内というベッドタウンに住んでおり、自然は多いのですが、きれいな川や海はなく、丘のように低いけど歴史ある山があるだけで、仕事以外には、特にやることがないような退屈な町です。

■尾道を旅しての気づき

先日、母方の実家がある尾道市を旅してきました。
子供の頃、長期休暇の度に、尾道の祖父母の家に預けられ、毎日、船釣りや、海水浴、畑の仕事、島の探検など、絵にかいたような休暇の日々を過ごしていました。

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昔の思い出に浸りながら、商店街、千光寺へと続く文学の道を散策し、地元の若者や移住者たちが、街を盛り上げている風景に居心地の良さを感じました。しまなみ海道の玄関口である尾道が、人気スポットである事は、以前から知っていましたが、暮らしと仕事が一体となっており、暮らすように働く人達の姿が印象的でした。

■向島での発見

祖父母の家がある向島にも渡り、レンタサイクルで島を一周しました。
向島の南側の海水浴場にも、レストランや併設のセレクトショップ、カフェが出来ており、自家製ジャムの販もしていました。山の腹部にはチョコレート工房もあり、島で暮らす各々が自分らしいライフスタイルで暮らす人達に魅力を感じました。

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■命をいただくことの感謝

ところかわって、夕食に居酒屋で食事をとることにしました。どれも懐かしいおばあちゃんの味を彷彿させるほど、味付けは濃いめでしっかりしており、お箸が進みます。メインにアコウの姿造りをいただいたのですが、まだ生きている状態で口をパクパクさせながら、白身を輝かせて運ばれてきました。

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久々の魚の生け造りを見た僕らは、あらためて命をいただくことのありがたさを思い出すことが出来ました。おいしく刺身を頂き、頭と骨はそのまま捨てられるのかと思い、少し戸惑っておりましたが、お店の方が残ったアコウの頭と骨を使って赤出汁を作ってくれました。これまた美味しく、アコウを無駄なく食べ尽くせたことで供養にもなりました。

「いただきます」と「ごちそうさま」は調理してくれた人にもですが、やはり食材に対して贈る言葉なのだと思います。

■湧き上がる気持ち

尾道を旅した体験を通して「暮らすように働き、暮らしの中に豊かさを取り戻す」という言葉が頭に浮かびました。

与えられた役割の仕事をこなすのではなく、暮らしを愉しむ仕事を作り、豊かさを日常の中に取り込んでいきたいと思うようになりました。

サラリーマン、会社経営者、フリーランス、いろんな働き方を経験してきましたが、僕はこれから同じ想いを持った仲間と活動する場として合同会社を設立しようと思います。

名前は『kikkakekko〔キッカケッコ〕』です。

消費スタイルが多様化していくこの令和の時代に、皆さんが自分らしく、暮らしの中に豊かさを取り入れていくキッカケとなるお手伝いをすると同時に僕らも豊かな暮らしとはないか?の答えを模索する活動の場となります。

いま、創業に向けて、少しずつですが準備を進めています。
先にInstagramの投稿は少しづつはじめました。
kikkakekko〔キッカケッコ〕@暮らしを愉しむ徒然ダイアリー

投稿がいいねと思ったら、温かく見守ってやって下さい。
不定期更新ですが、愉しんでもらえるよう頑張って投稿していきます。

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