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最近離婚して色々勉強になったことを皆様にフィードバックできたらと思います。 よろしくお願いいたします。

最近の記事

【離活】10.離婚調停の初期知識

離婚調停をせずに離婚裁判できるか?離婚調停は、家庭裁判所で裁判官や調停委員を交えた話し合いで離婚の成立を目指す手続きです。 離婚調停を飛ばして、いきなり離婚裁判はできません。原則として、離婚裁判の前に調停を申し立てる必要があります。 離婚裁判は、人事訴訟のひとつで、人事訴訟は家庭裁判所で調停を起こすことができる事件とされています(家事事件手続法244条)。そして、同条により調停を申し立てることのできる事件について訴訟提起をするには、まず家庭裁判所に家事調停の申立てをしなけれ

    • 【離活】9.調停から裁判への移行での失敗

      相手の弁護士から離婚調停を裁判所に申し立てた連絡をうけ、私も弁護士を探して離婚協議を始めたわけですが、結論から言うとさっさと離婚協議を調停不成立にして、離婚裁判を行うべきでした。 理由は離婚調停は裁判官が判決を出すのではなく、あくまでも両者の意見の調整を行うに過ぎないからです。 調停が長引くほど、婚姻費用は払い続ける必要があります。私の場合、調停に3年かかりました。そして、調停が不調に終わった場合、今度は裁判になりますが、弁護士の話では、そこからまた2年はかかるだろうとのこ

      • 【離活】7.共有財産と特有財産の注意事項

        離婚では結婚した以降で取得した財産は共有財産になりますので、半分ずつに分けることになります。 例えば、お給料。配偶者が専業主婦でお給料がなくても、夫の給料は全額共有財産になります。共有財産とされる期間は、結婚以降で離婚時(いずれかがが家を出た場合はその時点)までです。この間に取得した財産の半分は相手のものです。特有財産は、実質的に自分のものであることが立証できることが必須で、立証できなければ共有財産とされます。(民762条2項) 特有財産となるものは、結婚前の財産や親からの

        • 【離活】8.共有財産と特有財産の注意事項その②

          このテーマは、離婚調停の際にお互いの共有財産を開示し合って半分ずつにする際に、如何に相手に正しく提出してもらうかという問題です。 夫が会社員の場合、給与明細を相手に求められて開示することになりますので、給与の他に給与天引になっている積立貯金や個人年金もNISAもすべて相手に分かりますからむしろ逃れようがありません。 一方で妻の方はどうでしょう。 給与の一部を妻名義や母親名義などでどこかの銀行等に預けていたら、探し出せません。相手に白を切られたらどうしょうもないのです。 日

        【離活】10.離婚調停の初期知識

          【離活】6.弁護士は雇うべきか?費用はおいくら?

          良い弁護士をパートナーにできるかどうかは、離婚調停を進める実務面からも、離婚調停期間の精神的な安定のためにも大変重要だったと思っています。 私は弁護士は必ずお雇いになった方がよいと思いますが、今回は、その具体的理由と弁護士の委託費用、そして、やっておいたほうが良いオプションについて、お話したいと思います。 まず、なぜ弁護士を雇ったほうが良いかの理由ですが、3点あります。 1点目は、裁判に必要な準備書面の用意が、半端なく大変だからです。とりわけ、財産を分与する側はめちゃくち

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          【離活】6.弁護士は雇うべきか?費用はおいくら?

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          【離活】5.知らないと不動産の財産分与でウン千万円損します

          離婚対策について色々ネットで調べると『離婚前の事前準備が大切ですよ!まずは一番大きな財産である不動産の査定をしてみましょう!』という販売用物件を集めたい不動産会社の広告を見たことがあると思います。 記事の目的はともかく、言っていることは正しくて、不動産の査定額を認識しておくことは離婚調停を進める上で重要です。 離婚する際の財産分与の中で、不動産は資産額として一番大きいのが一般的です。実際には、自宅の不動産査定額から残ローンを引いた残額を折半することになりますが、分与額は相当

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          【離活】5.知らないと不動産の財産分与でウン千万円損します

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          【離活】4.夫のお小遣い制に潜むリスクとは

          今回のテーマは現在夫がお小遣い制の方が対象のお話です。 夫婦共働きでそれぞれが担当する家計を管理されている場合は、スルーしてください。 もっとも、結婚当初はダブルインカムのパワー夫婦でも、出産を機に夫が働いて、妻は専業主婦になることもありますから、読んでおいて損はないと思います。 さて、専業主婦の間では家計管理は主婦が主導権を持たないとストレス極まりないので、 『夫から給与振込口座のキャッシュカードを預かるべし』というのが鉄則とされているようです。 夫から毎月生活費をもら

          【離活】4.夫のお小遣い制に潜むリスクとは

          【離活】3.婚姻費用ってなに?相場はあるの?

          別居して1年半程して、妻の雇った弁護士から 離婚調停する旨の電話と裁判所からの陳述書と準備書面が届きました。 慰謝料と婚姻費用を今後も継続的に支払うように!との内容でした。 私は子供の大学受験や結婚への影響などが心配で、すぐに離婚しようと思っていませんでしたので、生活費は別居前と同様に給与口座を変更しないで、妻が生活費を引き出せるようにしていましたにで、もちろん、婚姻費用以上の額を引き出せます。もう少し、丁寧な書き方をしてもらいたいなと言うのが率直な感想です。 さて、婚姻

          【離活】3.婚姻費用ってなに?相場はあるの?

          【離活】1.探偵ってすごい

          これは自分が探偵に調査された側の経験から書くものです。 わたしは、離婚前に家を出ました。最初は計画性もなく身の危険を感じて衝動的に家をでたので、仕事用のスーツや身の回り品だけ車に乗せて、実家に避難しました。 そして、しばらく実家でくらしながらワンルームの賃貸マンションを探して、一人暮らしを始めました。 大家さんと面談して、実は離婚をしてないけれども家を出てきたことを話し、妻は粘着気質でわたしの居場所を探しにくるかもしれないから、家族であってもわたし以外の者を部屋に通さない

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          【離婚】【プロローグ】備えあれば憂いなし

          こんなことになるとは思いもしなかったことが、にわかに現実味を帯びることがあります。 離婚もその一つです。 とりわけいわゆる大企業に勤めている会社員で、年収がそこそこ高く、奥さんは専業主婦という方は、離婚の原因がこちらのなのか、あちらなのかはさて置き、離婚は意外に起こりやすいリスクということを認識しておかなければなりません。そして、いざ離婚となった時は、準備していた者、知識のある方が圧倒的に有利という残酷な現実があります。収入がある人ほど要注意です。 物事は急に進みます。 別居

          【離婚】【プロローグ】備えあれば憂いなし

          【離活】2.家出すると自分名義の家でも自由に入れない?

          わたしは、離婚前に精神的にも身の危険からも妻とこれ以上同居し続けることができなくなり、自分から家を出ました。 一人暮らしで1年半ほど経ったある日、 妻の雇った弁護士から離婚調停する旨の電話連絡がありました。 わたしからは積極的に離婚を考えていなかったのですが、家を出てから子供達と話し合い、私達2人が離婚することに反対しないしその方が父のためにも良いと思うとの意見を聞いていました。自分たちも家を出るつもりとの話も聞いていましたので、離婚に向けて動いていくのだなと腹をきめまし

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          【離活】2.家出すると自分名義の家でも自由に入れない?

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