【離活】6.弁護士は雇うべきか?費用はおいくら?

良い弁護士をパートナーにできるかどうかは、離婚調停を進める実務面からも、離婚調停期間の精神的な安定のためにも大変重要だったと思っています。
私は弁護士は必ずお雇いになった方がよいと思いますが、今回は、その具体的理由と弁護士の委託費用、そして、やっておいたほうが良いオプションについて、お話したいと思います。

まず、なぜ弁護士を雇ったほうが良いかの理由ですが、3点あります。

1点目は、裁判に必要な準備書面の用意が、半端なく大変だからです。とりわけ、財産を分与する側はめちゃくちゃ大変です。
毎月の離婚調停に必要な書面(当方の見解や意見、相手の意見に対する反論)を準備して裁判所に提出する事務が発生します。自分の考えを書面にするだけでなく、それを補足する資料、例えば財産に関する各種資料などの証拠に、資料ナンバーを振って提出する必要があり、その事務量は相当なものになります。
また、後日、いつの調停日の、どの資料についての意見交換がどうなったかをフォローしなければならないと場面も出てきますから、過去の資料管理も大切になります。普通に会社に勤めている方が、会社の業務と裁判準備を一人でしていたら、どちらかに支障が生じかねません。

弁護士を雇えば、ある程度の自分の考えを弁護士に伝えて素案を作ってもらい、それを最終確認して、弁護士から裁判所に提出してもらうだけで済みます。調停でのやりとりの記録や宿題もやってくれます。自分は意見をいうだけです。
この事務を委託できただけでも弁護士費用はリーズナブルに感じました。

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