【商業出版する方法+239】最速で商業本を出せるポイント3つ《再編集版》
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。
※過去にnoteで発表したブログを再編集し、今にフィットした形でお届けします。
今日は「ビジネス・実用書」で商業出版できる最速のポイント3つをお伝えしましょう。
私は、サービスの窓口として「出版相談」を行っています。
そこで一番多い質問として、、
「私は〜なことを仕事をしていて、〜なアイデアを持っています。これで商業出版できますか?」
です。
出版が可能かどうか「確認」の質問ですね。
今回はそれに準じながらお伝えします。
1:市場性があるかor高いか
はっきり言って、出版しやすいのは「同じような本がたくさんあるなあ〜」とあなたが思える本・およびそのジャンルです。
あなたが考えるアイデアや企画のジャンルの中で、「似たような本」が5冊〜10冊以上あれば出版界の「市場性」がある(高い)ので本は出しやすいでしょう。
一方で5冊以下の本しかない、1冊も自分が考えるアイデアと似たような本が出ていない。
本は数冊出ているけど、5年以上も前の本・・・。
こうした状態であれば、あなたが考えるアイデアや企画の需要は完全に低いといえます。
「別の方法」「別の視点」「別の切り口」で表現および頒布できないか、を考えた方が無難でしょう。
無論、ジャンルによっては「専門性が高い」「必要不可欠だけど”ニッチ”市場」である、というのもあります。
しかし「ニッチ」って、その名の通り「購読してくれるお客さん(読者さん)が少ない」状態ですよね。
だから「たくさん売りづらい」。
たくさん売りづらいと、価格は必然的に高くなる。
より売るお客様が絞られます。
出版社は、まだまだ「大勢!」の人に売りたい。
多売精神のビジネスです。
なおここでいう大勢=「千」とか「万」の単位です。
数十・数百とかの小単位ではないので、注意が必要です。
スケールは大きくイメージしましょう。
それが「マス」の世界でもあり、マスに打って出る!ってことでもありますから。
よりぶっちゃけていえば、
>レッドオーシャン市場
の方が意外に出版しやすかったりします。
たーくさん本が出てるよね!ってあなたが印象に残っている本のジャンルほど、出しやすかったりしますよ。
だって、それだけ需要が広くて深い!という証拠ですから。
無論、差別化とポジショニングが必須だけど、それさえできれば結構簡単だったりもします。
2:「あなたらしさ」が現れたオリジナリティ高いメソッドやスキルか?
オリジナリティの高さ、て大切ですね。
同業他者との「違い」が表出されて、、
そのノウハウやスキルやメソッドに、「あなたらしさ」が溢れているかどうか。
これまでに、あるようでなかった「画期的」な解決策や改善策があるかどうか。
あなたのビジネスにそうした事項が内包された「商材」や「視点」「切り口」「コンテンツ」は作られていますか?
本を出したいという人は、大体が「情報商材」を扱っていると思いますが・・・、
その情報商材に独自のスキルやノウハウ、果てはオリジナルな「ネーミング」や「キャッチコピー」は考えられていますか?
差別化とオリジナリティ・・・。
ここ、売れる本の出版企画構築のキモにもなります。
編集者もかなり大事にします。
これがなくて
「〜な人と似たようなこと言っているなあ」
「似たような感じの人だなあ」
「真新しさが見受けられない」
となったら、、、
商業本出版のハードルはどんどん上がってしまうので、しっかりオリジナリティを高めるよう日頃のビジネスを見直してみてください。
よりわかりやすくwordingすれば、、
「らしさ」
「違い」
「半歩先の新しさ」
があるかどうかが、売れる商業出版のカギです。
3:その領域で実績はあるか?
実績が高い人が、どうしても勝ちます。
加えてその実績を「自分でしっかりアピールできる」人の方が、出版には到達しやすい。
また、出版社が好きなフレーズはこれです。
>1万人以上を救ってきた
>貯金ゼロ円→年商◯億・◯千万の経営者に!
>youtube(ブログ)フォロワー数◯万人!
まー代表的な例ですので、これだけにこだわる必要ないですが・・・。
本でよく見かけますよね。
無論、5000人単位以上でも「お?」と目をとめてくれやすいですよ。
自らのノウハウやスキルを社会に放出し、多くの人々に共有し、その成果を確認し、臨床実験ができているビジネスパーソンほど、たくさんの智恵とファンを蓄積しています。
なので出版社としての信頼感も上がりやすいです。
実績は作る。そしてあげる。高める。しっかりアピールする。
支持者(ファン)を獲得していく。
大事なことですね。
著者って「ファン商売」ですからね。
でも。。。。
これらの3ポイントってあなたの日頃のビジネスにおいても、一緒ではありませんか?
ビジネスもこの3つが揃っていないと、集客もできないでしょう?
儲けられませんよね?
という事実にも気づいて欲しいです
本も一緒です。
出版社は本を出してくれる慈善団体ではないです。
営利企業です。
だからビジネスとして成り立つ著者(著者候補)と付き合いたい。
商業本も、良いネタだったら、タダで本出してくれる、、という出版形態ではないです。
ぜひ抑えておいてもらえると嬉しいです。
参考になれば幸いです。
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