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【商業出版する方法+318】ビジネス書で小説風なコンテンツを書く上で覚えておきたいたった一つのこと。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉です。


出版相談を受ける中で・・・

「自分のコンテンツを”小説(ストーリーテイスト)ぽい”本にしたい」


という話をちらほらうかがいます。



いわゆる「ビジネスノベル」ってそれなんですけど、、、、


これは新人著者が安易に手をつけない方がいいです。


小説ってかなり「技巧」いります。

完璧に「自分が書きたいように書く」ことができません。


・キャラクターの人物設定は緻密に

・キャラクターは読者から「共感性」と「愛着」を持たせる魅力的な設定にできるかどうか

・伏線の必要性

・著者のビジネスノウハウやスキルをどう「面白いストーリーに
落とし込みストーリーを展開し表現できるか」が問われる


・全編を通してのテーマのブレがあると不自然になり、あっという間に読者離脱が起こる


・キャラクターが・・・

「なぜそのセリフを言うのか」
「なぜキャラクターがその動きをするのか」
「それは結果どんなシーンに繋がるのか。その流れで読者にどんなインパクトを与えるのか」

の一貫性がなければ説得力が薄まる



・売れやすい「テーマ設定」と構成力がキモ



・・・・などなど挙げればキリがなくなるほどに、「戦略」がとても必要な
書き方になってきます。


「小説風なの書きたい」と言うビジネスパーソンに限って、、はっきり言って
ライティング力がマジ無いことも多いです。
そもそも「何も書いたことない」ってことも圧倒的です。


小説やストーリーは「書く勉強と訓練」が必要な時期がどうあってもあること、

「なぜどうして」の発想
「辻褄合わせ」
「説得性高いライティング力」


がとにかく大切になるので、安易にノベライズに手を出さない方がいいでしょう。



が。
うまく書ければ、ベストセラーになりやすいジャンルでもありますので、腕を磨きたい方はチャレンジしてもいいと思います。

上記画像の本は、ビジネス(ストーリー)としてベストセラーになった原作を「コミック」にしたもの。
渡邉のKADOKAWA時代の担当作品。
懐かしー。

著者の永井さんは、元IBMのビジネスパーソンで決して「作家」ではないものの文章はある程度書ける人でした。最終的にかなり編集サイドがリライトを入れてるところはあるけど、、書き方はある程度研究してたんだろうなあ〜と思います。

 
また、こちらの作品は完璧に著者の「竹内謙礼」さんのライティングの力量が高く、ベストセラーになった本 ↓↓

竹内謙礼先生は、他にも「ビジネスノベル」を出しているので、興味ある人はGoogle検索してみてください。

ビジネス・実用書業界の「ノベル風」は、普通の小説と違って「学び」がないといけません。
必ず「学習性の高いコンテンツ」に仕上げることが、絶対です。
ただ面白かった。。ではなくて「学習性の高さ」が普通の経済小説との確実な違いかな、、と思います。
 
何か参考になれば幸いです(^^


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