【商業出版する方法+α3】〜良質な企画が反映された「出版企画書」に大きな価値がある。

ビジネス書や実用書の出版を考えるにあたって、聞いたことがあるのが「出版企画書を書かないといけない」って話だと思います。


ただ、世の中の出版プロデューサーとかコーディネーターの中には「出版企画書」をまともに書かずに、紹介だけして「あとは出版社の編集者さんお願いね」みたいなことをしている人もいるようで・・・。


そういう話を、実際現場の編集者から聞いたことがありまして。
なんともひどい話です。


私は元出版社の編集者だったからこそ、コンサルの場合でも何より重視するのが「出版企画書」ですし、さらにいえば「良質な出版企画を立てる」ということにフォーカスしています。


まさかとは思いますが、、出版企画書を軽視していませんか?
出版において、出版企画書ってそれこそ、その単なる(と軽く思っているかもしれない)「Word書類」で、社として何千万〜果ては何億の売上を立てる土台となる商品設計書になるんですよ。


だから出版社に提出する上で、本来正しい項目と書き方を持って仕上げられた「出版企画書」ってそれだけで価値があるものだし、非常に価値が高いのです。
でもここに”出版したい人”は価値を見出していないことが多い。


今や出版社も「書類選考」が必須だし、ここを突破しないことには本出したい!と言っても、とてもじゃないけど現実化などしないのですよね。


編集者だって、紹介で会ってくれるかもしれない。
けれど「じゃ、出版企画書を書いて後ほどお送りいただけますか」って話に必ずなると思います。


だからこそあえて申し上げますが、私は、成功報酬型というのは取り入れておりません。
編集者が「良い企画なので本にしたいです」という出版企画書を書ける・それをアドバイスできる、さらに言うなら商業出版用の企画を立案する、という”過程にそもそも書籍編集者としてのスキル”があり”価値”があるのですから。


なかなかご理解が難しいかもしれませんが、ここは真実です。


なお、昔先輩の編集者も言ってました。


「”出版企画”が全て。原稿が良いとか文章が良いとか、考え方が素晴らしいではない。良い企画を立てられるかどうか、それで売れる本・読者に購入して喜んでもらえる本(商品)の良し悪しが決まる」


じゃあ、企画って何?というと、、それこそ・・


>タイトルは何?
>本を書いてもらう著者は”誰を”アサインする?
>なぜその著者に書いてもらうことが最良なの?
>誰に向けて、どんなコンセプトで本を制作する?
>どんな具体的な内容で伝えるの?(目次・構成案)
>カバーデザインは誰に頼む?
>本文デザインは?
>本文の仕様は?1色ずり?4色すり?
>写真やイラスト、図版は入れるの。どう入れるの?
>形は?四六版?A5版?
>ページ数は?
>本文組みは?1ぺーじあたり何文字設計??
>なぜその本を今出すの?
>売れる証拠はどこ?根拠を説明していかないとね
>著者の方は、販促にどんな協力をしてもらえるの?
etc


・・・まだまだあるけど、以上のような項目を1つ1つ潰していく(説明していく)必要があるわけですよね。


原稿じゃないです。
全ては「企画」が大事です。
この企画項目を稟議書類として反映したのが「出版企画書」なのです。

出版企画書を安易に考えないでいただきたいです。
出版に携わっている者からすれば、「それが全て」なのですから。


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