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本の読み終わりのさみしさどうする?

小説やら読んでいると、終わりが近づくにつれてさみしくなる。
私の場合、半分以上超えたあたりから、終わりを感じはじめ、さみしいです。

だってーーー。
最初の頃はよくわからなかった設定も、何度もこれ誰だっけと前に戻って確認した登場人物も、もう今ではすっかり全把握。
登場人物は普通に話してるし、声や姿も脳内映像化済み。
一緒にここまでやってきた、見てきた同士みたいなもんじゃないか(私は幽体離脱的な感じで参加してるイメージ)。

それが、終わるんだよ?
さみしいに決まってるーーー!

仮に終わったとしたら?私だけ幽体離脱が強制解除されて?みんなはそのまま世界にのこる。

いや…どう考えてもさみしいっしょ涙

終わりが近づくと読むスピードが遅くなって、ダラダラとちまちまと読む。そんな感じで今3冊ほど「ちまちま読み」されている。悪いところはあたりまえだけど読み終わらないこと


夫は本をとても読む人だ。私がスマホをいじってるときも本を読むし、寝る前も布団の中で必ず本を読んでいる。

この「読み終わる前にさみしいという感覚」は私個人のものなのか、本をあまり読まないゆえに起こるものなのか、ちょっと気になったので、夫に

「読み終わりさみしくならない?私終わるのがさみしくなって最後読むの遅くなるんだよね」と聞いてみた。

夫はきょとんとしてた。そんな経験ないけど?みたいな顔。

「また別の本読み始めたらいいじゃん」と夫が言った。
「でも別にゆっくり読んでもいいでしょ、本なんだから。また読み返せるし。」とも言った。

ふむ。まぁそうなんだけど。

あんまりゆっくり読んでると、どんどん忘れてしまうから読み進めるらしい。

確かに日にちがたつにつれ最初の話は忘れて、あれなんだっけが増えていく。

現にいま「シャーロックホームズの凱旋」を読んでいるんだけど、毎夜読んでいたのに半分をこえてから数日あけるようになった。終わる!!って思ったから。でもたまに読むと忘れてることが多い。

そうよな、読みたくなったらまた読めばいい。積読もたまっているし、そろそろ今の本も読み進めようか…なんて思い、毎日また読み始めた。覚えているからさくさく読めて話に集中できる。

昨日のできごと。
「あーーー!」とリビングで頭を抱える夫。

ネトフリで観ている「正体」という亀梨和也さんのドラマがあと1話で観終わってしまうらしい。
「あーー!これ観たら終わってしまう。楽しみがなくなる。」と苦しんでいる。終わることのさみしさを力説された


ほう…。
こういうときどんな顔したらいいかわからないよ。


おわり 

たまには本のはなし

漫画もあるよ

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