セミ、鳴く
7月のはじめ、ある異変に気づいた。
セミが鳴いてない。こんなに暑いのに。
我が家の近くには大きめな木があって、毎年そこにいるだろうセミがジャージャーギャーギャー鳴くのだ。「うるさいわ!余計にあちーわ!」とイライラするくらい大合唱。
梅雨に入る前、とんでもない暑さになっていた日々に「やだ…セミ鳴いてないじゃん…」と気づいた。
毎年どうなんだっけ?と思ってたら、SNSでセミ鳴いてないよな〜って呟いている人がいて、やっぱりそうですよねと思ったけど「鳴いてないですか?」と言う人もいて、地域によって違うのかなと思った。
でもうちの近くじゃ鳴いてないんだよ。
もしかして…死…いやいや。
そして、あろうことか
朝、窓をあけたらうぐいすが鳴いていた。うそでしょ…。
もう地球どうなっちまったんだ。
ここ数年暑すぎて夏には蚊がいないとか、カメムシ大量に発生とか。セミももしかして…。
そう思っていたら…
ジャー…ジャー…
そう、今日セミの声を聞いた。
鳴いている!!!
正直…ぶっちゃけ…セミっち(大学の友人が「〇〇達」を「〇〇っち」って言うのを急に思い出した)暑すぎて死んでしまったのか?と思っていた。土の中にいるだろう幼虫たち、暑すぎるとやっぱどうにかなってしまうのではと。
1週間の命なのにあんまりだ…とちょっとセンチになってた。うるさくて、うっとうしかったのに。
つい窓に前のめりになってセミの声をきいた。
ちょっと安心。
そんな今日、出かけたら大量のトンボが飛んでいた。え…これ秋の前に飛ぶやつなんじゃ…まさか秋だと勘違いしてるんじゃ…。
トンボっち、実は夏、これからなんだよ涙。このまま秋になってほしいよね、わかるよわかる。
人間も生き物も翻弄されてるのかなぁと思った。
ちなみに最後に書くことではないですが、わたくし虫は大の苦手です。
おわり
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いつもありがとうございます!