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アメトーークを観て「幅」を考えさせられた話

先日アメトーークで「賞レース2本目やっちまった芸人」をやっていた。

M1やキングオブコントで1回戦を首位通過したにもかかわらず、次の決勝戦で失敗し優勝を逃した芸人、としてチョコレートプラネット、ロッチ、笑い飯、さや香のみなさんがエピソードを披露するという回。

それぞれのコンビが、1回戦はこんなネタをやって大ウケして優勝を確信するものの、決勝戦でネタを選び間違えるという失敗談を話す。コントでは本当は変えたかったけど、舞台があるから変えられなかったり、漫才ではこれでいく!と決めたネタでもダメだった。というような話だった。

そこで、興味深かったのがどのコンビも2回目は1回目と違う系統のネタをやって失敗していた。そして、それを選んだ理由が「幅を見せたかったから」というものだった。
こんなネタもできる、こんな一面もあるというところを見せたかった、と。

視聴者側からして、1回戦でおもしろかったとき「2回戦のネタあるのかなぁ」と勝手に心配になったりする笑 それで同じような出だしで始まるとなんだか安心して「あ〜よかった」と思うし、全然違う雰囲気だと「大丈夫なのか…」と心配したりする。余計なお世話なことは重々承知だけども、なんとなく一緒だと1回戦と同じくらいおもしろそうと思って安心している。

芸人さんたちもわかっていた。1回戦のアレがみたいって思われてる、でも変えたいけど変えられない場合もあるけど、それでも他のネタも見てほしいと思っている。


なんか…noteでも、いや広く見れば創作活動でもあるなぁ、と思った。きっとみんなこういう感じでカテゴリーを必死に考えてるのではないか、と。

絞った方がよさそうだけど、でもこの分野もあるから見てほしいって気持ちあるよなぁ。もしかしたら違う面を好きになってくれるかもしれないし、そっちの方が実は求められてる方なのかもしれないし。

でもそれもやってみないとわからなくて

きっと芸人さんの大ウケした1回戦のネタだって、劇場でいろんなネタをやった中でウケたものを洗練させていったのだろうし、幅を見せたいネタだって今までもやっていたはず。
それこそお客さんの層だってあるだろうし、そのときにならないとわからないよなぁ。
なんて。
勝手に親近感をもってそうだよな〜やってみないとわかんないもんな〜とブツブツ思った。

幅…広い方がいいのか狭い方がいいのか。今日もツクル人たちの模索は続く…ということで。

おわり


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