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描くことに絶望し、書くことにもまた絶望するその先で
インスタでエッセイ漫画を描いている。うつ病について、症状やら病院に行くまでの葛藤を何年もかけて描いている。
私はそれを完成できていない。
あと2話。下書きを途中までやったものの、描けないのだ。
描けない、完成できない、情けない。
苦しくて苦しくてしょうがなかった。
ここ数年のストレスであり、気になる心の重りであり、絶望だった。
絶望とは大げさだけれど、それくらい影を落とした。
別に私はプロでもないしお金をもらっているわけでもない。自分でやりたくてやっているはずなのに、できなくて、苦しい。
いっそのことインスタを消そうと思うこともある。もうやめてなかったことにしようか。誰にも迷惑はかけないはず。
でもその勇気もない。
創作では生みの苦しみもあるけれど、完成させる苦しみもまたつらく、根深い。
noteを書いてみようと思った。逃げかと言われれば否定はしない。描くことから距離を置いて、他の創作をしたかった。
でも、まったく離れているわけではない。
特にメンタルの漫画を描くときに、私は文章をまず書く。元となるものを書いて、それを漫画に落とし込む。
さっきから漫画漫画と言ってるけども、そんな大層なものではない。どちらかというと挿絵のような、ただ重たい話題でも文章だけより読みやすいかもしれない、最後まで読んでほしいと思って描いている。だからどちらかというと文字に意味を込める。
落とし込んでそこからはひたすら削る。削って最小限の言葉に伝えたいきもちを込める。
文字の場所を決める。読む人が自然と目で追える位置を意識する。無理なく負担にならないように。そんな感じで漫画を描く。
その最初の文章をそのままnoteにのせようと思った。漫画用に削ってないそのままを。誰にも見てもらえなくても倉庫にしておこうかと思った。
冬の辛い時期、くそくそっと思い、頭の中で暴れている言葉をそのまま書く。暗くてドン引きされるかもしれない。楽しいnoteの世界に暗黒のダークマターがやってきたのだ。追放されるかもしれない(自意識過剰)。
と思ったら、そうでもなかった。
今までたまに書いてた文章よりよほど読まれた。
ほう…。
冬に何個も何個も書いた。布団の中で泣きながら書いたものもある。
ダークマターをまた世に放つ。
共感までされた。届くのか。
でもやっぱりブレーキがかかった。
冬をぬけたら、うつをぬけたら書けなくなった。
周りも見えてきた。
毎日投稿する人、すごい文章を書く人がたくさんいる。
はぁーーー。
バケモンかよ…(褒めてます)。
元気なときでも、うつじゃないときも何か書けるのだろうか。書いてみたい。
ごはんでも、お菓子作りでも一緒にのせていいのだろうか。
杞憂をこえて、noteではいろいろ書いてみることにした。
暗い話ばかりしたいわけじゃない。
例えばフォロワーさん100人いて10人はメンタルが読みたくて、10人はお菓子、10人はイラスト、2人は私のことがなんか好きで(希望)…なんてきっとそれぞれで、読みたいものを読んでくれるはずだから。
私のことをそんなじっくり読む人もいないだろう。けれど、もし遊びにきてくれたら時間ムダにしたわって思われないような記事を心がけて書きたい。
小さな義務感と、届いてほしい希望をのせて。
おわり
今日は書く部のお題で書いてみました。初めて書いた…。
そのエッセイたち(重たいからちょっとずつがおすすめです)
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