BEST SONGS OF 2021
こんにちは、リホです。
1つ前の記事で年間ベストアルバムについて書きましたが、今回は楽曲単位での2021年ベストをまとめたいと思います。
T-Pain & Kehlani - I Like Dat
二人とも存在感のあるシンガーですが、曲が良いのか相性が良いのか、T-PainのオートチューンとKehlaniの甘い歌声が見事にマッチしたR&Bソング。少し2000年代のような曲調も良いですね。西部劇っぽい雰囲気のあるMVも要チェックです。
Victoria Monét - Coastin'
アートワーク、曲、MVと衣装、どこを取っても100点をあげたくなるような曲。自身のアーティストとしての活動だけでなく、他のアーティストに積極的に楽曲提供も行うVictoria Monét。オールドスクールな曲調とビジュアルがたまらない1曲でした。
Pa Salieu - Glidin’ (feat. slowthai)
ガンビアにルーツを持つUKのアーティストPa Salieuと、ベストアルバム編でも挙げたslowthaiによる楽曲。力強いというか激しいと言うかイッちゃってるというか、攻撃的なフロウに魅せられる1曲。MVも破茶滅茶でとても良いです。攻撃力を上げたい気分のときにおすすめです。
ABRA & BOYS NOIZE - Unlock It (feat. Playboi Carti)
シンガーABRAが、プロデュースにBoys Noize、客演にPlayboi Cartiを迎えたシングル。2分ちょっとの短尺な曲なのですが、癖になる格好良さがあり繰り返し聴いてしまいます。最近出たMVも、中毒性のある映像がビートと非常にマッチしていて目を奪われます。
Ariana Grande - 34+35 (Remix) feat. Doja Cat and Megan Thee Stallion
「34 + 35」自体は2020年にリリースされた楽曲ですが、本バージョンはDoja CatとMegan Thee Stallionという人気の高い2人を迎え、一層パワフルになったRemixです。Doja Catのリリック内でTekashiについて言及される部分はニヤッとしてしまいます。
SHINee - Kiss Kiss
正直SHINeeのメンバー事情等については詳しくないのですが、昨今のディスコ/ファンク調リバイバルの流れか、アイドル曲とは思えない楽曲で驚きました。ビートはChicの「Good Times」を彷彿とさせるダンスチューン。映画「シザーハンズ」っぽいなと思った、アルバムのアートワークも気になりました。
クボタカイ - Youth Love
福岡のラッパー、クボタカイの1曲。アルバム『来光』にも収録されています。タイトルの通り、抑えきれない恋心を歌った内容ですが、キャッチーなメロディと独特な韻の踏み方にハマり、アホみたいに聴いていました。特にフックの<アタシ会いたい 愛が痛いくらいに / 馬鹿馬鹿しい位に我愛你>というところが良いですね。
Sound's Deli - DAWG LIFE FREE STYLE
Sound's Deliは去年のベストでも取り上げたのですが、今年はアルバムリリース、フジロック出演など更に精力的に活動しており、益々注目が集まるクルー。アルバムにも収録されている本楽曲は、なんと言ってもめくるめく展開するメンバーたちのマイクリレーが光る、"クルー感"が凝縮された、聴いていて楽しくなる1曲。
LEX - なんでも言っちゃって (feat. JP THE WAVY)
いや〜、これは文句ないでしょう。国内シーンでも向かうところ敵なし感のあるLEXと、JP THE WAVYによる1曲。"なんでも言っちゃって"というフレーズがこんなに強いとは。TikTokで流行ったこともあり、ライトなリスナー層にも浸透しているイメージがあります。
KM - Filter (feat. JJJ & Campanella)
KMが今年リリースしたアルバム、『EVERYTHING INSIDE』にも収録の1曲。国内ヒップホップシーンを追っている人ならば嫌いな人はいないであろう、JJJとCampanellaが参加。クスっとしてしまうフレーズもありつつ、視界が開けていくような爽快感のある曲。わたしはこの曲を聴くとどうしても、映画『GO』で「広い世界を見るのだ✌」という台詞の窪塚洋介の姿が浮かびます。
TEITO & DJ FRIP a.k.a. Beatlab - TIE DYE
横浜勢と勝手に呼んでいますが、横浜を拠点とするアーティストには好きなアーティストが多いです。TEITOもその一人で、今年出したこのEP収録の「TIE DYE」も繰り返し聴いた曲でした。恋愛の歌かと思いきや音楽制作がテーマというコメントを読んで、リリカルな内容に感心したのでした。
Seiho - IF YOU (feat. KID FRESINO)
Seihoが複数のシンガー/ラッパーを迎えたEP『CAMP』収録の1曲。リズミカルですがムーディな雰囲気のビートに、KID FRESINOの歌うリリックが上品に重なっています。揺れ動くような男女関係が伺えますが、< play some alicia keys >というフレーズが耳に残るんですよね。
PSG & Original Love - I WISH / 愛してます
国内ヒップホップが好きな人の間で非常に人気のある楽曲、PSGの「愛してます」は、Original Loveの楽曲をサンプリングしていることで有名です。ライブでは度々目にすることもあったコラボレーションですが、今回Original Loveの30周年記念アルバムにPSG / Original Loveとして収録されており、こうしてちゃんとした音源として聴くとまたグッと来る1曲でした。
ZIN - Walk-in Closet
SIRUP擁するクリエイティブSoulflexのメンバーとしても活動する、ZINのソロ名義での曲。はい、ZINが好きで好きで…。今年はライブも観れてよかったです。艶っぽいR&B曲が多いのですが、特にこの「Walk-in Closet」は盛り上がりもあり踊れる曲で良く聴いていました。
小袋成彬 - Butter
今年はBTSのButterもすごかったが、小袋成彬のButterもすごかった…!な1曲。アルバム(EP?)『STRIDES』収録曲です。兎に角、全編通して流れるような韻の踏み方がお洒落なんですが、特にくらってしまったリリックは、<モノクロ映画も君となら / 今白黒つけるのは嫌だ / 君が好きだから>の部分です。お洒落すぎませんか?
FNCY - あなたになりたい
去年はBLMの話題が尽きず、それによりヒップホップシーンにも大きなうねりが生まれた訳ですが、今年も今年で重いニュースが絶えず、ヒップホップという音楽を長年好きなファンとして辛い時期でもありました。そんなときに初心を思い返させてくれたのが、ヒップホップへの愛に満ちたこの曲です。MVも曲の世界観が詰まっていて素晴らしいです。
まとめ/さいごに
何故か楽曲単位になると国内のアーティストの作品ばかり選んでしまいます。トレンドと重なった部分も、個人的な趣向が強いものもありますが、この記事をきっかけに音楽の幅が広がれば幸いです。
今年もベストを選べて楽しかった…!読んでいただきありがとうございました。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?