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新しい風

心に風が吹いた。

先日、高熱を出して寝込んだのだが、それからデトックスされたのか心に風が吹いてスッキリとしている。
発想も何もかもがこれまでとは変わっているのが実感できて、大変に嬉しい。

新しい自分になれた、という感覚だ。

過去の自分に執着したい気持ちは置いてこれた感じで、やっと苦しみから抜け出せた。こうして、noteに何かを書いて表現するのは、私なりの動きの第一歩なのだ。


"人を思い通りにしたい"
どこかでそう考えていた。

もっと言うと、思い通りに生きていきたいと考えていた。好きに生きるというのはそういうことで良かったのか、ハッキリしないまま生きていた。その思いは、「自分勝手に生きていきたい」ということとイコールだった。

不思議なことに、そうやって好きに自分勝手に生きるほど、物事はうまくいかなくなった。壁が次々と立ちはだかって、身動きがとれなくなって、最終的にはぶっ倒れた。自分という人間がわからなくなり、嫌いになっていったのだ。

道を歩く人、電車の時間、仕事先の人、すべての人が私の思い通りになど動いてはくれない。あげくには、プライベートで好意を持ち近付いてくる人に限って、こちらを思い通りにしたいのだから。

思い通りになってたまるか、思い通りにしてやる、と。静かなる戦争がそこにはあった。


40度の高熱を出して、ぶっ倒れ、
私は抵抗することをやめた。

完全降伏して、白旗をあげ、もうどうにでもなれと天に身を任せた。このまま神様に抱かれたっていい。そんな気持ちで委ねた。

そうしてはじめて、私は私を受け容れることができた。世界に身を委ねることができた。


もちろん、女性が誰にでも身体を許すわけがないように、私も誰にでも身を任せるつもりはない。ただ、大きな流れに逆らうことをやめた。

幸いにして、私の近くにいてくれる仲間は、8割が大人で「好きにしてやる」なんて下心を持った人間は存在しない。というか、今となってはそんな人と一緒にはいられない。緊張するし、疲れるし、面倒くさいからだ。その時間とエネルギーを、私はもっと楽しいことに使いたい。

私の仲間はどこまでも大人だ。全体の数は少ないかもしれないけど、本当の男女とはこういうことなのだと教えてくれる。とても恵まれたことだと感じ、幸せに感じている。


これから、お金や人間関係、すべてにおいて過去を整理して、清算することを最優先すると決めた。

もうこれまでの自分は終わりにする。そして、新しい人たちと、新しい人生を歩むと決めた。すぐにはハッキリできないことも、清算に向けて動き出していく。
それが、先を創ることに繋がる。

私は変わる。

決めた時から、人は変わるのだ。

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