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育休日誌vol.4 出産、そして不安定な男が2人。

結論から書きます。
先日、次男が誕生しました。
母子共に健康です。ママ本当にお疲れ様でした!
次男、かわいい!ちっさい!新生児!食べちゃいたい!
そして父と長男も健康です。
しかし出産から退院までの5日間、父と長男にとっては結構激動でした。
そんな振り返り。

0日目

何も無く過ぎ去っていった予定日。
翌日の朝も特に動きはなく、しばらく様子見かねーって感じで、日中は運動のために3駅分くらいを一緒にのんびり散歩などしつつ。
しかし夜、風呂から上がった妻が一言。
「痛みが、来たかも。」
おーー遂に!
そして23時頃、痛みの間隔が15分を切ったところで産院に連絡。
本当は付き添って立ち会いまでする予定でしたが、長男爆睡のため断念。
タクシーに乗るところまでしか付き添えず。
無力…。応援することしかできない。
吉報を待ちながら、落ち着かない夜を過ごす。
4時少し前、無事に誕生したとの連絡あり。良かった。無事であることが全て。本当に良かった。。本当にお疲れ様でした。
立ち会いできず、ごめんね。

1日目

翌朝、長男が異変に気づく。
ママが…いない。
病院に行って赤ちゃんを産んだんだよーと説明するも、あまり納得は得られず。
自分にとっても長男と二人きりの朝は初めてでやや緊張しましたが、幸いこの日は土曜日で保育園が休みだったので、どうにか慌てず朝ごはんを作れました。(パン焼くだけ)
食べている時にママからLINE電話があり、顔を見れたことで余計に恋しくなってしまった模様。
実は今回お世話になった産院は、コロナ禍でもパートナーと子供のみ、立ち会いや面会、部屋によっては宿泊も可能で、出産前から「泊まりに来られるよー」と伝えられていたため、もう完全に宿泊モード全開に。
さすがに出産当日はダメージも残っているし、泊まりに行ったら負担が大きいと思って、今日は面会だけにしようと思っていたが、無理でした。
宿泊モードになったアイツは誰にも止められない…。
午前中は公園に行こうぜ!って行って出かけたものの、もうそれどころではないので途中の道にうずくまる始末(ヘッダーの写真参照)。

これは手に負えないということで、もうママに会いたくて会いたくて震えてる長男をいなしながら、急遽宿泊準備。
しかし、着替えやら何やらの場所が全然分からない…。
旅行に行く時、子供の分の準備は妻任せで、それでいて(準備いつも遅いなー)とか思ってしまっていた最低の自分に、特大のブーメランが返ってきた。
泊まりに何が必要なのかも分からないまま、あたふたと準備。
しかも自分も泊まるから自分の分も準備。これはやばい。
どうにか荷物をまとめ、いざ出発!
チャリで向かうも、荷物が重すぎてフラフラ。
そしてテンパりすぎて道を間違える。もういつもの自分じゃない。

宿泊可能ではあるものの、コロナ対策のため「一度入室したらその日は外出禁止」というルールが設けられていたため、一度部屋に寄って、荷物置いてから食べ物の買い出し〜とかができず。
近所の駐輪場に自転車をとめ、産院に行く前にコンビニで夕飯と翌日の朝食の買い出し。荷物は重いわ、隣で西野カナみたいに震えてるボーイがいるわで、まともな思考で買い物ができず、なんかよく分からん弁当とかパンを買ってました。
こちらも気力体力共に限界が近づいている中、ようやく妻と次男が待つ部屋へ…。
とりあえず倒れ込みたい、、ところですが、感動の対面!
新生児きゃわゆい!!
そして長男もママと感動の再会。。よく我慢したな。偉いよ。
上記理由により、夕飯が残念な感じになってしまいましたが、家族4人でゆっくり過ごせたのは良かったです。
にしても次男、2500gと小柄で本当に細くて心配になったのですが、妻曰く長男もこんなもんだったぜってことで、新生児ってこんなに小さくて細くて抱っこするの緊張するもんだったんだなってことを思い出しました。
3歳になった長男がでかくて重くて抱っこがハイパー雑になってるせいだわ。

2日目

妻と次男との別れは名残惜しかったものの、これ以上の閉塞感に野郎2人は耐えきれず、午前中のうちにお暇することに。
何せ部屋から一歩も出られないからね…。
早めに帰って公園に行くぜ!!ってことで自転車を走らせていると、後部座席から啜り泣く声が。
長男、早くもママロス。
もうなんかね、泣いてしまった長男を見て、心がギューっとなりましたよ。そりゃあ寂しいし辛いし、それを我慢しようとして、でも耐えきれなかったんだなって。
まだ3歳ですよ。ついこの間までパパとママを独占できていたんですよ。
それが一夜にして、ママを取られてしまったという気持ちになってしまったのかな。そしてママと1日でも離れるという経験も初めて。
その辛さは、想像を絶するよな。
自分も妻も末っ子なのでどちらかと言うと「取る」側だったわけですが、今後、彼の気持ちにはできる限り寄り添っていこうと、この時改めて思った次第です。

この日も昼夜共に、事前に仕込んでもらった冷凍ご飯を駆使して何とか乗り切りました。本当にごめんなさい。

3日目

そしてこの日、男2人生活初の保育園登園日。
やる時はやる男こと私、ばっちり早起きしました。
うちの朝はパン食なので、朝食作りも難なくこなし(焼くだけ)、
着替えや持ち物の準備、連絡帳の記入などもややテンパりつつ完了。
こういうのも今までは全部、妻に任せっきりだったんだよなぁ。。
オレは今まで一体何をして育児をした気になっていたんだろうか。
たまに「タオル入れ忘れてたよ」とかほざいていたあの時の自分をぶん殴ってやりたい。

そして保育園に送り出した後は待ちに待った自由時間♪…とはなりませんね。
掃除洗濯後片付け。
普段はどちらか手が空いている方が、登園準備している隙に終わらせるんですが、ワンオペではそうはいかないということで、一人になってから一気に終わらせる流れです。
これさぁ、この後仕事だとしたら無理ゲーじゃない?

続きまして、入院中の妻から必要な物資の搬入依頼。
面会して少しまったりしたのも束の間、長男の皮膚科の予約が入っていたことを思い出し、ダッシュで帰宅→お迎え→皮膚科。
きちぃ。

ということで、夕方には実家からナイツ・オブ・ラウンドこと母親を召喚。
不安定気味な長男のメンタルケアと、栄養素高めの食料を供給していただきました。毎度ありがとうございます。
ばぁばの登場に喜ぶ長男ですが、やはり心のどこかにぽっかりと穴が開いてしまっているのか、笑顔が少し寂しげなのが気になりました。
ママの穴を埋められるのはママしかいないのか…。

4日目

登園2日目にもなると落ち着いたもので、準備もスムーズに終わり、いつもとは比べ物にならないくらい早い時間に登園できました。
まぁ多分ですけど、父親と2人でもあんま楽しくねーしさっさと準備して保育園行くべ。くらいの感じだと思われます。
先生が「え」って顔してました。早い分にはいいだろうよ。

この日も送り出し後は予定ぎっしり。
次男の名前が決まったので役所に手続き。
12時半くらいに行ったのですが、戸籍課のカウンターが手薄でなかなか進まず。
おいおいオペレーションしっかり!人足りてないよー!と思っていたら、13時になった瞬間ぶ厚いフォーメーションを組んできて、一気に進む。
…いやシフト組んで順番に昼飯出て!!

手続き後は再び面会。
新生児って、1日経つごとに表情変わっていくんだよね。楽しい。
そしてきゃわゆい。でもまだ抱っこ怖い。折れちゃいそう。

そして長男を迎えに保育園へ。
「明日の朝、もうママに会えるんだよね!!?」って言ってきたので、「明日保育園に行って帰ってきたら会えるんだよ。」って返したらテンション激落ち。
もう1日だからっ!頑張ろう!!いや、頑張れないよな。。
よーし!ご褒美のバスボールだ!!!(入院前に妻が用意してくれていたもの。どこまでできた人なんだ…。)
ってことでバスボールで機嫌を取りつつ、なんとか4日目、終了です。
さ、いよいよ明日や。。
長男もそうだが、私も割と限界ですよ。早く帰ってきて!

5日目(最終日)

男2人のややだらしなく不安定な生活もようやく最終日。
とにかく今日乗り切ればママに会えるんだ、というモチベーションだけで長男は登園していきました。よく頑張ったな…。
そして私は産院へお迎えに。
そこからのことはまた次回書こうと思います。

今回の完全ワンオペ生活で感じたこと。
それは。

今まで、自分はわりと家事も育児もしている、と思っていたんですよ。
別にすんごいしているわけではないと思うけど。
「イクメン」という言葉を毛嫌いする程度には、しっかりとやっているつもりでした。
でも実際は全然そんなことは無かった。
本当、上辺の上辺、見栄えのする部分しかやってこなかったんだってことを、思い知らされました。

服の場所。保育園着、お出かけ着、肌着、夏服、冬服、しっかりと細かく分けてしまってあることを知らなかった。
お泊まりする時に持っていくもの、何が必要なのか分からない。分かってもそれがどこにあるのか分からない。
いつも旅行に行く時、(準備遅いなー)と思っていたけどそれは、自分の分しか準備していないから。妻は子供の分まで準備をしてくれていた。
食事。毎食子供の分まで考えて作ってくれていた。先のことまで考えて冷凍にして準備をしてくれていた。

情けない。でもそれに今気づけてよかったです。
自分がやるしかない、という環境に置かれないと人は気づけない。特に自分のような人間は。
長男にとっても、そして自分にとっても大きな5日間だったように思います。
一番成長したのは自分かもしれん。

長男、本当にお疲れ様。確かに次男はきゃわゆい。
でも、君も同じくらいか、なんならそれ以上にきゃわゆいからな。
そしてパパもママも君のことが大好きだ。それだけは覚えておいてくれ!
ママも、本当にお疲れ様でした。
退院してからが本番。頑張りましょう。


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