自分にやさしい「こころの境界線」の引き方
日常生活のエピソードから、「こころの境界線」の引き方を書いてみます。親子関係やパートナーなど、親しい人と「ほどよい距離感」でつき合いたい方のヒントになれたら、幸いです^^
こころの境界線とは?
こころの境界線を心理学では、バウンダリーと言います。IT用語にも同じ言葉があったので、参考にひろってみました。
心理学的には、
菊池氏の論文によると、バウンダリーがはっきりしていれば、自分自身を守ることができるそうです。境界線を越えてくるようなものをしっかりと拒めることは、内面の安定につながるとのこと。周囲の人と適切な距離をとれるので、健全な人間関係を保てるとともに、心が疲れたり乱れたりしないですむとあります。
自分を守るという観点から「こころの境界線」を引くことは大切だという事が、わかります。
それでは、境界線を超えて行く側に立って考えてみると、どんなことが見えてくるでしょうか?
ちょっと想像してみてくださいませ
あなたは今、ご近所を歩いています。
一軒の家にさしかかりました。
草ぼうぼうの庭
空き缶や空きビン
お菓子の空き袋
あなたの目に飛び込んできます!
とっさに、あなたの頭に浮かんだこと、それは、
この家の周りの人は、迷惑しているに違いない!だって、こんなに汚いんだから。このままじゃイケナイ!
そう思ったら、もしかしたら腹が立ってくるかもしれませんよね。
本当のあなたは、こんな思い込みをしない人かもしれません。想像していただきました。ご協力、ありがとうございます^^
さて、このご近所さんをご家族やパートナーに置き換えてみましょうか。
それぞれに、「こころの境界線」があるんでしたよね。
迷惑しているかどうか・・・
不快に思っているか、思っていないか・・・
思っていたとしても、どうしたいのか・・・
それは、誰の【思い】や【気持ち】なのでしょうか?ね^^
こちら側のものではない。
相手の境界線の中にあるもの。
こちら側から、どうこうできるものではない。
という事が、共有できていたら、嬉しいです。
こうして、客観的に観ている私たちは気づけますが、境界線を越えようとしている人には、気づきにくいのが「こころの境界線」でもあると、私は考えます。
それは、
「良かれと思って」が邪魔をしているから。気づく目がくもってしまいがち。そして、この傾向は、親しい人との関係程生じやすいと、実感しています。
親しい人の間で起こりがちな、「わかっちゃいるけど、つい・・・」の先にあるもの
つい、境界線を越えて、心配したり、干渉したり、指示したり・・・を繰り返していると、どうなるのでしょうか?
こころの境界線を越えられた人に、起こりがちなこと
実は、これらの様子は、
学校を休みがちなお子さんにも多く見られている事がわかっています。
親しい人の間でこそ、「こころの境界線」は時々、チェックすることが大切ですね。
チェックする時は、自分の【感覚】が頼りになります。
「~な感じがする」がバロメーター👀
よかれと思って言っているのに、伝わっている感じがしない
最近、パートナーの態度が何か変わった。気になる。
息苦しい感じがする
こんな【感覚】に気づいていたら、少しの時間、自分と向き合う時間をとるといいですよ。体調が悪くなければ、「ジャーナリング」がおススメです。
一人でできるし、誰かに迷惑をかけたくない、グチを聞かせたくないといった時にも適しているかと。
臨床心理士のシンくん(という方)が監修している無料でできる「ジャーナリング」というものを見つけました。気軽に体験できそうなので、リンクを貼っておきますね👇
まとめ
境界線を越えられる人、超えて行く人、それぞれの立場から、「こころの境界線」について考えてみました。
いかがでしたか?
「こころの境界線」は、尊重することが大切。
境界線があいまいになっていないかな?と気になる時は、自分の【感覚】を頼りにチェックしてみると気づきやすい。
チェックする時には、(体調がよければ)「ジャーナリング」という「書き出す」方法がおススメ
自分の【感覚】に意識を向けて、よりよい人間関係を育んでいきましょう~♪
ゆっくり、じっくり自分と向き合いたいと思っていたら、えつはしりえと一書はどうでしょう?
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よかったら、昨日の記事もどうぞ🤲
長文、おつき合いいただいて、ありがとうございました。
「こころの境界線」を引くのにも、「書き出すことが役に立ちます」と、言語化できて、嬉しいです🙌
今日この後も、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ~♪
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