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『気まま読書帖』

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#ライフスタイル

幼稚園時代に出会った思い出の本

幼稚園時代に出会った思い出の本

しのは きょろきょろしたよ。
もうれつに きょろきょろしたよ。
いろんな いろが みえたよ。
あおっぽいみどり、みどりっぽいあお、ひかってるきんいろ、

詩人、谷川俊太郎氏が若かりし頃に書いた童話、児童文学である。
「しのは きょろきょろ」というタイトル。
1969年初版、一度絶版になり、2008年復刻したが、今はまた手に入れるのは難しい。

いくつのときに出会ったのか、はっきりと覚えていないけれ

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「卵の緒」~自分の子育てを考えた本~

「卵の緒」~自分の子育てを考えた本~

本を読んでいると子育てのことを考える本に出合うこともたくさんある。
その中でお気に入りの1冊を今日は紹介しようと思う。

最近は 『そして、バトンは渡された』が話題の瀬尾まいこさん。もちろんバトンもすごく良かったし愛情があればどんな環境でも育つということを伝えてくれているのは『卵の緒』と通じるものがあるけれど、私は卵の緒の母さんがやっぱり好き。

文庫で薄めで、本が苦手な人にも手に取りやすいと思う

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「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原理恵子著

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原理恵子著

「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。」
帯のそんな言葉に惹かれて手にとった。

著者の西原理恵子さんは映画にもなった「毎日かあさん」でお馴染みの漫画家さん。

お子さんが小さな頃にアルコール依存症の夫と離婚し、その半年後に夫を看取り、その後シングルで子育てされている。
男の子と女の子の2人。

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」  西原理恵子 著

シングルで育ててい

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