考え方を柔らかく
私の住むマンションの管理会社はとにかく親切です。
シンク下の扉の修理、
ドアノブの調整やサッシの鍵の修理など、
依頼するとすぐに駆けつけてくれます。
数年前からベランダのセミの死骸まで回収に来てくれます。
なぜなら、セミが触れず困っていることを立ち話で伝えたところ、
「取りに行きますよ!」と来てくれたのです。
それ以来夏になると必ず
「まだ大丈夫?」
と声をかけてくれます。
先日も
「セミの時期になったからいつでも声をかけて下さいね」と。
その際の会話で驚くことを知りました。
セミの寿命は1週間じゃないと言うのです。
最低2週間ほど、最長は32日だとか。
それを調べたのは小学生で、
近所のセミを100匹以上捕まえ、
羽に番号をつけて調べたとのこと。
「これを発見したのが小学生ということがびっくりだね」と
仰っていました。
以前何かで小学生の自由研究について
読んだことを思い出しました。
その中でも私が一番驚いた研究内容が、
“夏休みの宿題を絶対やらなかったときの家族の反応”
というものでした。
“宿題しなさいと声をかけられなくなった”
“最終日、お母さんは目を合わせなくなった”
など、
内容もユニーク。
内容以上に、
発想の豊かさに尊敬すら感じました。
自分が小学生の時に行った自由研究は
確か“カビの研究”だったような。
発想力が乏しく自由研究が一番嫌いだった私は、
いつも姉か祖母に相談していたように記憶しています。
アイデアをもらい、
出されたアイデアをひたすらやるタイプ。
そんな私にとって、
発想力豊かな人や思考が柔軟な方には
世代を問わずに憧れます。
頑張って身につくものではないのは知っていますが、
何かを考える時に意識することは出来るはず。
固定観念にとらわれず、
物事を考える時、
柔軟さを意識することを心がけようと思います。
美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/