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音楽を語るのは難しい───つぶやき日記[7] 2022年11月9日〜11月24日

Twitterの呟きを箇条書きの日記として載せたいな、と書き始めたつぶやき日記もこれで7回目となる。しかし、回数を重ねるごとに冒頭エッセイが長文になっていく。

このままだと、記事を書くのに体力を消費しすぎて、持病の線維筋痛症が悪くなったら更新出来なくなってしまう。現にいまも激痛がいつもより酷くなっていて、ぐったりしながらなんとかギリギリ書いている。こんな状態では維持することが難しくなる。これはマズイ。また、気合いを入れすぎているせいかわからないが、初回よりも圧倒的に字数が多い。字数が多すぎるとそれはそれで読みにくい。なので、それらを反省した結果、今回からもうちょっとゆるく読めるようなものを書くことにした。

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さて、今回のつぶやき日記は11月9日から24日までのTwitterの呟きをもとにしたテキストだ。モーニング娘。'22、ロシアの音楽、サン=テグジュペリとカルチャーの話が多めである。

カルチャーの中でもとくに私は音楽が好きだが、音楽を語るのがとにかく苦手だ。ふだんから「何分何秒のこの音が気持ちよくて好き!」的な聴き方をしているせいか、全体像を掴んで音楽を語ろうとするときに言葉が出てこない。そして、音楽を語るときに使われる言葉をあまりにも知らないから、語彙が少なくて語るのが難しい。

もしかしたら、音楽レビューなどに出てくる用語をひとつひとつ調べて学んでいけばいいのかもしれない。けれど、「プログレッシブ・ロック」とか音楽メディアなどで出てくる用語をどうやって学べばいいかわからない。他のジャンルなら、知識を学びたい初心者に向けた開かれたものがまだあるのに。音楽業界はリスナーに対してとにかくお金をとることばかり夢中で、音楽知識に関する教育ということに関して興味が無さそうに見える。どうせ知識は興味がある人が勝手に学ぶだろうと思い込んでいる。また、「◯◯も知らないの?」「現場(音楽ライブなど)を知らないのに偉そうに語りやがって。」と細かいことに関してうるさく文句を言う面倒い文化もあるため、安易に語ることができない。その結果が「推し」だと思うと悲しくなる。

そんな様子を何年も見続けていたら、学ぶ気力もすっかり失せてしまっていた。でも、書き手としてそうやって逃げるのはよくない。よし、克服しようと音楽語りを頑張ろうとした文章が、この後のつぶやき日記に出てくる。

今後の目標として、自分にフィットした音楽語りが出来るようになりたい。じつは、すでに動画配信プラットフォーム・シラスにある、さやわかさんの番組「カルチャーお白洲」で音楽について少しずつ学んでいる。さやわかさんは音楽ジャンルを簡単にわかりやすく説明してくれたり、その背景にあった思想や歴史まで語ってくれる。音楽以外でもカルチャー全般を知ることができる番組なので学んでいて楽しい。だが、学ぶだけではなく、実際に語れるようになりたい。なので、これからも自分にフィットとした音楽語りを地道に模索していこうと思う。




それでは、前書きはここら辺に終わり。これからつぶやき日記です。

つぶやき日記とは、当時のしりこのTwitter(@ricrck)に載せていた呟きを素材にして書いた箇条書き日記です。

★以下、日付け順で箇条書きのように並べています。
★Twitterの呟きをもとにして、新たに書き足して編集したものを載せています。
★つぶやき日記を書くようになった理由などは記事下部に載せております。



2022/11/09

今日は一日中、何度も眠気が襲ってきたので寝てばかりだ。しかも、聴覚過敏がひどくて無音にしていないとダメ。でも、何日かゆっくりすれば落ち着くはず。

そうそう、たまっている作業をパソコンでやっていたら、夢中になりすぎて休息を忘れそうになった。いくら捗っていても、休息しなきゃあとで倒れちゃうのに。むむ、難しい。


2022/11/11

モーニング娘。'22『Happy birthday to Me!』を聴いた。流行りも適度に入れつつ、でもしっかりとつんく♂らしさもあり、ちょうどいい感じに仕上がっていて良曲。しかしこれ、メンバーは簡単そうに歌っているけど、実際に歌ってみようとすると難しい。とくにAメロの部分とか。いや、本当に歌が上手くなったな…としみじみ思う。リズムが気持ちいいのでおすすめ。

https://youtu.be/Ryvld7lv0VY

最近はあまりハロプロや音楽について触れることが少なくなってしまったけれど、触れていないだけでゆるく追っている。ハロプロもそうだが、好きな音楽とかについてとことん追求して深いところにいくよりも、程よく距離を取ってさまざまなところをつまみ食い的に楽しむのが私には合っている。

けど、どうも世の中の流れ的には推しで応援する深く狭くのスタイルがいいみたいだ。でも、私には推しを作って応援するスタイルが合わない。世の中的には、あれもこれもつまみ食い的な楽しみ方はあまり好かれないけど、これからもそんな感じで音楽もカルチャーも追っていきたい。


2022/11/12

「映画を観たい気分だから行く!」と急に予定立てて行くことが困難になってしまうと、公開されて話題になっている映画観に行くことが出来なくなる。もちろん、たまたま予定が空いていたりすれば行けるのですが。もっと自由に外出できる身体が欲しくなる。

なんだか急に出掛けたい欲望が強くなってしまった。これは、定期的に現れてしまうもの。でも、この欲望が消えたほうがいいと思っていない。むしろ、この欲望が消えてしまったら、他者への関心がさらに薄れてしまう。だから、欲望自体を否定しない。消さない。収まるのを待つ。それがいいのかなってね。

こんなふうにカッコよく呟いていますが、毎回この出掛けたい欲望と付き合うときに、上手く出来ていないのが殆どです。でも、最終的にそう思い始めるというか。それまでダラダラ悩んであーだこーだ猫様に向かって喋っていたりします。だけど、それが良くも悪くも人間なんでしょうね。ふふ。


2022/11/13

この間、久しぶりに映画を。Amazonプライムでの配信がもうそろそろ終わるので、キーラ・ナイトレイが演じていた『アンナ・カレーニナ』を観ていました。ドレスが美しく、舞台みたいな映画で綺麗だった。よかった。

『アンナ・カレーニナ』の原作を読みたい。いつか、有名なトルストイの作品を読まなくては。でも、ドストエフスキーがまだ残っているので、そちらを先に読まなくては。読むべき文学作品が沢山あって時間が足りない。いや、勝手に読むべきだと思っているだけなんだけど。楽しくて。ふふ。

У меня не хватает времени....
(日本語訳: 時間が足りない……。)

ロシア語の辞書に載っていたもの。あれ。この例文、いまの私ではないか。体調崩れて音もあまり聞けない状況で、ロシア語を勉強する時間がすごく減ってしまったけど、それでも少しずつロシア語を読めるようになりたい。


2022/11/14

うーむ。もっと自分の活動であれをやったりこうしたり…と脳内で思っていても、体調崩れすぎて体力がなくて最低限のことしか出来ない。いまはとにかく、休息多めにして最低限でもいいから活動を続けること。それが大切なんだよと焦る自分に言い聞かせています。

でもね、ほんとうは有料記事を書いたり、ポッドキャストを更新したりしたい。だけど、そこまでやれる体力がない。単発でなら何かやれるかもしれない…と考えているけど難しい。夢は、のしりこの活動で生きていけるようになりたい。だから、続けることにこだわっているのです。

いつもより体力もなく、温度差で体調も崩れていて弱っているから、心のモヤモヤを言葉にしているような。そういうときは、少し癒しを求めたほうがいいのかもね。


2022/11/15

最近聴いているロシアの音楽で、Мэйби Бэйбиというアーティストがいる。

Мэйби Бэйбиの曲はスッと入ってくる音楽なので、脳みそ空っぽで聴ける。MVには謎の日本語などツッコミ入れたくなるものが多いけど、頭空っぽにして聴きたいときにちょうどいい。

https://youtu.be/THGjHkAJBUw



2022/11/17

あれれ、数時間前から謎の線維筋痛症の激痛がきた。あまりにも痛すぎて吐きそうになった。身体はイタタタ…と私に言わせたいらしい。イタタタ…なんて言わないぞ、言わないぞ。でも、やっぱりイタタタ…!


2022/11/19

なんだか、ぐったりモード。お出かけすると疲れるけど、楽しい。でも、お出かけした後はこわいくらいに激痛が襲ってくる。だけど、楽しかったからいいんだ。

そういえば、星の王子さまミュージアムが閉園になるというニュースを知った。そのせいで、なぜか急にサン=テグジュペリを読みたくなった。調べてみると、Kindleの読み放題でサン=テグジュペリの本はだいたい読めるではないか。

よし、それならば…と、星の王子さまはもちろん、夜間飛行や人間の土地などを勢いで読んだ。面白かった。しかし、閉園のニュースからサン=テグジュペリを読むことになるとは。こういう文学との出逢いもいいかもね。


2022/11/21

これの続きを書くのに苦戦中。まさに書きたいのに書けない状況へ。ぬぬ。でも、なんとかして書き終えたい。

最近、線維筋痛症の激痛がひどい。痛み止め飲み忘れたのかなと思ってしまう日もあるくらい。そんなにイタタタな生活求めていないのに。線維筋痛症さん、イタタタが多すぎるよ。もっと少なくていいよ。減らしていいよ。って、イタタタ…!


2022/11/23

ああ、朝からすごく痛いと嫌になっちゃう。でも、それでも生きる。持病の線維筋痛症の痛みに負けたくない。共に生きるためにも、この痛みと付き合いながら言葉にしていきたい。

昔の私が書いた文章。2020年になってからほとんど寝たきり状態になり、車いす生活に。でも、同時にこの頃から読書が出来るようになって、本ばかりの生活になっていくのですよね。不思議だな。

この記事を書いた頃の私はまさか2年後の自分が本に埋もれる部屋になるなんて思いもしなかった。


2022/11/24

「あのね、あのね、サン=テグジュペリのね…。」と話したい時に、サン=テグジュペリの名前をよく間違えて言ってしまう。サン=テグジュペリって声に出そうとすると、なかなか上手く言えない。でも、言えるようになりたい。頑張ろう。

文章書いて少し休憩している時に、何故かサッカー観ていました。ふだん観ないのにね。「日常生活がマンネリ化してきたなー、よし話題になっているサッカー観よう。」ってね。ふふふ。

新作エッセイを書きました。いつもと違う文体で書いてみました。

ああ、よかった、ちゃんと書き終えた。今回はいつもと違う感じで、痛みについて書いています。しかし、いつも書いた後はぐったりする。だけど、無事に書き終えたからいいや。今日はゆっくりゆっくりしよう。



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つぶやき日記とは

ある日、ふと思った。Twitterの呟きをつぶやき日記として載せたいな、と。なぜなら、持病の症状を一生懸命に耐えながら日記のように書いているTwitterの呟きが、ただ今この瞬間のものだけで終わってしまうのは悲しい気がして。このまま、瞬間的に見られて流れて終わるなんて。ならば、呟きをまとめて作品として載せたほうがいいかもしれない。そうして、Twitterの呟きを素材とした日記みたいな箇条書き文章を書いて、つぶやき日記として記事を書くことにした。

これらのTwitterのつぶやきをもとにした箇条書きの日記みたいな文章は、ひとによっては手抜き記事と思うかもしれない。そう見えても、仕方がない。けれど、それでも私は生きている証拠をインターネット上に残したい。ここに私がいるよ、ちゃんと生きているよ、と。



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