「超人」は他者にも寛容である。

 昨日一昨日と自分が知っている範囲のニーチェ哲学についてのnoteを書かせて頂いた。その中で登場する「超人」の事を僕は「全てを肯定して、そしてニヒリズムには陥らずにそれでも全力で自己鍛錬出来る人」と解釈しているのだが、同時に「自分の失敗や足りない部分も肯定できる人」とも解釈している。そう考えると「超人」は他者や環境にも寛容であると言う事になる。

 全てを肯定して受け入れる。その中で他者にも寛容であり続ける。それが結局は自己肯定感の高い状態であり、その中で粛々と自己鍛錬していく人生と言うのはなかなか魅力的だなと個人的には感じる。

 ちなみに「本当に自己肯定感が高い人」と言うのは「無条件で自分を肯定できる人」だと思うのだが「超人初心者」である僕としては「断酒を2週間続けている自分」と言う条件付きで自分を肯定するところから始めてもバチは当たらないのだろうと思う。だが以前と違うのは、僕がそうやっていようがなんだろうが今でも毎晩晩酌をしている人に対して特に嫌悪感は感じないし、さらにはそうしていた以前の自分のことも肯定できている。「かつて毎晩飲んでいたからこそ今辞められている。毎晩飲んでいた自分、ありがとう〜」と感謝の気持ちすら抱いている感じだ。

 こんな感じで考え方ひとつで過去の人生全てを肯定する事って可能なんだなあと今更ながら気付いて驚いている。何と言うか、オセロで黒だったところに1つ白を置いたら、その間が全部白にひっくり返るような感覚。実はこれが「人生を逆転する」と言う事になるのかな、なんて今はボンヤリ思っていたりもするんである。

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