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意外とアコースティックって配信時代に向いているのかもしれない。

 去年から今年に掛けて、今までみたいに何万人や何千人入る会場でギュウギュウのお客さんに向けて「ジャ~ン」と言う大音量でバンドでライブをやると言うのがややはばかられる世の中になってきた。そしてそこで台頭して来たのが配信なのだが、やっぱりパソコンの画面でもスマホの画面でも画角が狭いので、大人数はあまり向かないのかな、なんて密かに思っている。

  実は今日、島村楽器さん主催の「アコパラオンライン2021」と言うコンテストの審査員をさせて頂いた。出演者さんは全員1人か多くて2人。これって本当に今の配信時代に合っているなと思った。もしこれでアース・ウインド・アンド・ファイアーみたいな人達が12人で出ているとして、バリトンサックスの人がいつもと違うトラの人だったとしても、果たして僕は気づくのであろうか。

 しかしこういう状況下でも「やれる事をやれる範囲でやる」って本当に素晴らしいことだと思う。ここからは正直に書くのだが、今年の「アコパラ」、かなりレベルが高かったです。どの出演者さんも良かったので、賞をもらった方も、漏れた方も「たまたま偶然の結果だ」と思って頂けると嬉しい。ただ1つ確かな事は今この時点では大編成のバンドより、皆さんのほうに風が吹いている、と言う事。ここを味方にどんどん「今できることを今できる範囲でやる」感じで、「今こそ頑張り時だ」と認識しつつ活動して行ってくれると嬉しいなあ、なんて思っているんである。というわけで今日のこのコンテストに関わった全ての皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました!!! 皆さん本当に素晴らしかったです!!!


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