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人生の敵はいつも「自分自身」だ。

 こちら、かのニーチェが残した言葉だそうだが、本当にそうだと思う。環境やら他人やらのせいにいくらしても、今この状態になっているのは結局は自分がそこに対して何か有効な対処をして来なかったからに他ならない。それが分かったら、自分の外側の事に目を向けるのはやめて(そもそもそういった外的な要因を我々がコントロール出来る可能性は限りなく低い)、自分の内側に目を向けて、ラスボスである自分自身と闘うとか、なだめすかしてなんとか言うことを聞いてもらうとか、やってみた方が良いと思う。

 ちなみに感覚的なことなので伝わるか分からないのだが、自分自身と自分が手を繋いだ時って本当に百人力で、外的な要因がちっとも怖くなくなる。そして「人生って楽しいじゃん」とどんな状況でも思えてくるのだから不思議だ。

 まあきっとこうして「内面の自分と手を組めるようになる方法」は10人いたら10通りあるのだろう。例えばその人がスポーツ選手であれば「練習に打ち込む」事でこの内面の自分と手を組める可能性が上がるのかもしれない。僕自身は「なんでも良いから何か行動を起こす」事から自分との対話が始まって(そこでようやく休戦になって対話が始まる感じ)、最終的にはけっこうな高確率で手を組めるようになっている気がする。

 人生に希望を失って「どんな努力をしても無駄だ、あとは死ぬだけなので惰性で生きる」と言うニーチェのいう「末人」になるのはまだ早い。最近ようやく「永遠回帰」の考え方(まあ平たく言うと「人間関係が苦手な僕が次の人生ではアカウミガメのメスに生まれ変わって、カリフォルニアの沖で一度だけ交尾したあとは、太平洋を1匹で横断して和歌山県のどこかの砂浜に泣きながら卵を産んで一生を終えるとか、そういう都合の良い事にはなりません。またリョウちゃんは生まれ変わっても再びリョウちゃんとして産まれるので、来世頑張るんじゃなくて今世、今この時を頑張りましょう」と言う考え方)も腑に落ちてきた。

 そしてありがたい事にこうして向上心を持って毎日を過ごすと、今自分がどんな状態であろうが、何歳であろうが例外なく楽しい(気がする)。また煮詰まったらその時考えるとして、しばらくはこの感じで毎日を過ごして行こうかな、なんて思っているんである。

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