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物事の捉え方は人それぞれ。

 今朝ウトウトしていると、外からお母さんと小学校低学年の息子さんとおぼしき2人の会話が聞こえてきた(うちの前はバリバリの小学校通学路である)。母「今日は3時頃から雨降るらしいから、ちゃんと傘持っていきなさい」息子「雨!? まじで!? ヤッター、ウッヒョ〜!!! 」みたいな感じで彼は魂レベルで心の底から喜んでおられた。彼が一体どんな理由で雨をそんなに喜んでいたのかは知る由もない。放課後にイヤイヤ行っている少年サッカーの練習が雨だと中止になるとか、僕の想像力だとそれぐらいしか浮かばないが、大多数の大人がネガティヴに捉えがちな雨も、彼個人にとっては完全に恵みの雨なんだな、起きた物事をラッキーと捉えるかアンラッキーと捉えるかは、完全に1人1人の捉え方次第、1人1人の事情次第なんだな、なんて改めて思った。

 そしてお昼頃、例のガステーブルの修理の方々がいらした。火を付けると開口一番、職人さんは「お客さん、これは蜘蛛の巣ですよ。アンラッキーでしたね」とおっしゃる。火を付けただけで蜘蛛の巣が原因だとわかる職人さんも凄いと思ったが、その後分解すると本当に空気を取り入れる穴にしっかり蜘蛛さんが巣を作っていた。しかも2匹中1匹生きていて、職人さんは逃げようとするその蜘蛛さんをビニールでやさしく生け捕りにし「帰りにどこか外に逃がしますね」と微笑んだ。

 なんでもガステーブルの内部に蜘蛛が巣を作って不具合が起きるというのは滅多には無いが、時々ある現象らしい。恐らく僕が味噌汁を吹きこぼしたあと、1〜2日火を付けず、乾くのを待っていた時にその吹きこぼれた味噌汁の匂いをたどって蜘蛛がやってきて巣を作ったのでは無いのか、と言うのがその職人さんの予想であったが、そこにまで8本足の蜘蛛さんという縁起の良い虫が巣を作った事、そしてそれは滅多に無い事と聞くと、何かとてつもないラッキーな事が起こる前兆なのでは無いかと、お目出度い僕はついつい思ってしまう。修理代は1万円近くお支払いしたのだが、このもとが余裕で取れるような良いことが近々起こるのではないか、実はこれはメチャクチャラッキーな出来事なんではないかと本気で思っている僕。もしかしたら脳みそのどこかに蜘蛛さんが巣を作っていて、何かが不完全燃焼しているのかもしれない(笑)。

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