運用型クリエイティブの活用に向けてCSで取り組んでいること
こんにちは、リチカのカスタマーサクセスを約2年ほどやっている丸西と申します！
私は広告代理店出身ですが、リチカでの経験を通してビジネスサイド目線で感じたクリエイティブやリチカで度々発信している運用型クリエイティブについてお話し出来ればと思います。
総合広告代理店のクリエイティブ
私はアメリカの大学を卒業後、オフラインが中心の総合広告代理店を数社経験しました。
キービジュアル開発から新聞や雑誌の広告・プロモーション映像・販促物などの提案がメインでした。クライアントブリーフを社内に伝え、デザイナー、コピーライターなどのいわゆるクリエイティブのプロ達と細かいペルソナを設定するところから何をどう伝えるのか？を形にして提案することがメインのミッション。
総合広告代理店でのクリエイティブはガイドラインやトンマナを守り、コピーは数十パターンの表現から絞り込み、ミリ単位の文字間や大きさの調整をして大枠完成。
その後印刷物の校正確認では色味がくすんでいる、シアンが足りない、モアレっぽい、と何度も出し戻しの作業・・・・
「いつ納品完了するんだ」と何度も思っていました。
よく見ないと気づかなかったり、どっちでも変わらんと思うことも多くありましたが、全てのデザイン表現に意味や意図があるということ、細部までこだわることで伝わり方が違うと日々学んだ代理店生活でした。
代理店での違和感とリチカ入社のきっかけ
億単位の予算と数ヶ月かけてキャンペーンを打ち発信するものの、どの程度売上げやブランド価値向上に貢献しているのか分かりづらくモヤモヤしていた時期がありました。
また、会社の体制が整っていることで、ポジションにより仕事の範囲が限定されることにも違和感を覚え、カオスな環境で手広くやってみたいと思うようになりました。
転職活動の際、あるスタートアップのCOOの方に、カスタマーサクセスという職種の紹介とアドバイスをたくさん頂いたことをきっかけに、縁あってリチカにジョインしました。
大きく異なるクリエイティブの承認フロー
SaaSやカスタマーサクセスはもちろん、Web広告の仕組みなどリチカ入社当時は外国に来たぐらい驚きの毎日でした。
中でもクリエイティブの承認フローは驚きでした。
リチカクラウドスタジオで制作しご提案したサンプル動画を、お客様がアポイントの場で気に入ってくださり「そのまま配信したい」と言われた時は嬉しかった反面「えっいいんですか？」と聞いてしまいました。
広告代理店在籍時にはコピーライターが考えていたコピーも、デザイナーが考えていたデザインも、当時全て自分の裁量で進み、広告クリエイティブにかける工数が超絶短縮されたことにドキドキしたのを覚えています。
Web広告は数値がリアルタイムに見れるので仮説を立て、成果を分析して素早く改善していくというスタイル。
このスピード感がオフラインと大きく異なると実感した瞬間です。
ただ、誰に何を届けどんなアクションを促したいのか考えることはオフラインもオンラインも変わらず今も大事にしています。
「運用型クリエイティブ」リリースの裏側
前職の代理店で関わっていた細部までこだわるクリエイティブ制作の経験とデジタルでクリエイティブを運用していくことの理解ができてきたことでお客様の課題解決ができ始めていると実感することがあります。
2020年12月頃、リチカクラウドスタジオを活用し始めたある広告代理店様の制作担当者様から、クリエイティブフォーマット選択や各配信媒体での作り分けについてご相談を頂きました。
広告の運用面と制作部分の悩みだったので何か力になれればと思いMTGに同席してお取り組みが始まりました。
静止画と動画広告を両方検証
広告代理店様の命題はWeb広告のあらゆる配信媒体で静止画だけではなく動画も含めた広告の検証を行うことです。
すでにリスティング広告や静止画の広告は配信実績があり、動画広告やSNSでの広告配信は始めたばかりという段階で、課題は動画広告の制作方法や運用のナレッジが少ないというところ。
そこでまずは、広告のフレームワーク「AIBAC」やクリエイティブの運用ステップなどのご提案に併せて、静止画、動画問わずリチカクラウドスタジオを使ったクリエイティブの制作サポートを行いました。
成果の出るクリエイティブ制作と配信媒体最適化を低コストで
本当にリチカを使ったクリエイティブで成果が出るのか？というご懸念をいただくことももちろんあります。
お客様の配信条件によって差異はあるものの、リチカでは予算や配信先を元に適したクリエイティブの本数や種類をご提案することができます。
さらに、お客様の中で成果が出ているオフライン広告や静止画広告で見えた傾向（※）を動画広告にも活かし制作することで、短期で最大の成果を見込む動画マーケティングの実現をご支援しています。
※例えばある寝具の商材では、「半額訴求」や「寝ている女性素材」が良い傾向、「男性素材」「清潔訴求」は効果が良くない、など。
最近では、より細かくターゲットに合わせてクリエイティブを作り分けクリエイティブそのものを運用することをお勧めしています。
例えば・・
いずれ利用する可能性がある見込み客には、切り口の異なるペイン訴求で解決までの流れを伝えるシーン構成の動画クリエイティブ、リターゲティングには購入の後押しとなるオファー訴求で静止画に少し動きをつけた動画クリエイティブなど。
こういったナレッジの提供で、大手広告代理店様がコンペに勝利された事例もあり、クリエイティブを含む運用サポートをご評価いただいた点が完成勝利要因の１つとなっていました。
運用型クリエイティブを提案する中で感じた学び
・明確な目的、適切なターゲット設定の上で訴求を設計をすることが重要
・お客様の状況を把握し、積み上げられている傾向やナレッジを基に検証することが成功への近道
・正しく仮説検証(PDCAを回す)を継続させる体制づくり
マーケティング全体を意識してLTV向上を
リチカのカスタマーサクセスとして今後はもっとマーケティング全体を見てリチカクラウドスタジオを導入いただいたお客様のLTV向上に寄与する施策を提案していきたいと考えています。
まだ始まったばかりの「運用型クリエイティブ」ですが、プロダクトにも反映させながらリチカ全員で、お客様にさらなる貢献をして参ります！！
ここまでお付き合いいただきありがとうございました！
ここでは書ききれなかった、留学生活の話、六本木の怖い人たちがくるお店でバーテンダーをしていたdeepな話し、京都でのリモートワークの話（神奈川出身ですが現在京都在住です！）もできますので少しでも気になった方はぜひご連絡ください！
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最後までお付き合いありがとうございました🧡
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