【Kampo opinion・[Ⅶ]/[12]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅶ章(最終章)〜12節]
◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅶ章(最終章)/第12節】]
【アプリ-Beginning】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!! …多部抜粋]、
◉[第Ⅶ章]〜『陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証体質』/素因7分類、
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◉今回も、『7通りの素因体質』(【第Ⅶ章〜陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証体質】)の、影響を受け易い、「五行([五華/五志/五色/五液]と『陽虚証』の関係をピックアップし、「知るべき、自分の体質の査定〜『身体のsineサインを纏めてみます。
◉『五行(五華/五志/五色/五液)』と『陰虚証』の関係とは!?、
[5]『五華(五行)』-『爪/顔/唇/鼻/髪』と『陽虚証』の関係とは!?。
◆『爪💅』〜『肝』の華、
・[症状〜「爪💅の異常(欠ける/変形/縦筋)が起こる」⇒「肝のストックする血の中の津液不足」による ⇒『肝陰虚証』等。]
・『陽明経(中焦〜脾/胃の水穀の消化から、「気/血」を生成作用)』の「虚」が絡むと、
・『肝陽虚証』となる。
※[「病因」- 『外邪 -「風邪」』、『内因 -「怒」』、『不内外因 -「ストレス/不眠環境/房事過多」』等。
◆『顔(面)』〜『心』の華、
・[症状〜「顔🌝が火照る」⇒「心のストックする血の中の津液不足」による ⇒『心陰虚証の状態』等。]しかし、…
・『陽虚証』とは、ならない。
※[「病因」- 『外邪 -「暑邪/燥邪」』、『内因 -「憂/怒」』、『不内外因 -「ストレス/熱停留の環境」』等。
◆『唇💋』〜『脾』の華、
・[症状〜「唇💋が乾く/皮が剥げる」⇒『脾陰虚証(血の中の津液の不足)の始まり。]
・『陽明経(中焦〜脾/胃の水穀の消化から、「気/血」を生成作用)』の「虚」が絡むと、
・『脾陽虚証』となる。
※[「病因」- 『外邪 -「湿邪」』、『内因 -「思」』、『不内外因 -「ストレス/冷食・暴飲暴食」』等。
※[症状として、「唇のツヤが無い/口角が裂ける(胃気の下降不足を伴う場合)」。]
◆『鼻👃』〜『肺』の華、
・[症状〜「鼻👃が乾く/鼻炎」⇒『肺陰虚証(血の中の津液の不足)の始まり。]更に、
・『陽明経(中焦〜脾/胃の水穀の消化から、「気/血」を生成作用)』の「虚」が絡むと、
・『脾陽虚証』となる。
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪/燥邪」』、『内因 -「悲/憂」』、『不内外因 -「ストレス/労逸(怠慢)」』等。
◆『髪🪮』〜『腎』の華、
・[症状〜「髪🪮が墜ちる/抜け毛」⇒「腎陰虚証/腎精不足(血燥)」]…更に、…
・『陽明経(中焦〜脾/胃の水穀の消化から、「気/血」を生成作用)』の「虚」が絡むと、
・『脾陽虚証』となる。
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪/燥邪」』、『内因 -「怒/恐/怖」』、『不内外因 -「ストレス/プレッシャー」』等。
※[症状として、「抜け毛/髪がはじける(髪🪮の潤いが無くなる)」。]
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[6]〜『五志(五行)』(怒/喜/思/悲/恐)の関係性とは⁉、
◆『怒』〜『肝』の志、
・[症状〜「イライラする/ヒステリー/怒りっぽくなる」が起こる」。
『怒』は『肝の感情』⇒性質『陽』(分類)であり、「血を騒がす」感情である 等。]
※[「病因」- 『外邪 -「風邪/燥邪」』、『内因 -「怒」』、『不内外因 -「ストレス/労逸/房事過多」』等。 結果として、⇒「血の中の津液の不足」〜『血滞/血熱』を生む。
・更に、…「陽明経の虚」が絡むと、…
・『肝陽虚証』となる。
◆『憂』〜『心』の志、
・[症状〜「心配性である/憂う/取り越し苦労)が起こる」。
『憂』は『心の感情』⇒性質『陰』(分類)であり、長期に影響すると「血を滞らせる」感情である 等。]結果、『心陰虚』を生む。
※[「病因」- 『外邪 -「暑邪/燥邪」』、『内因 -「憂/怒」』、『不内外因 -「ストレス/プレッシャー/房事過多」』等。
・『陽虚証』とは、ならない。
◆『思』〜『脾』の志、
・[症状〜「物思いに更ける/思い込みが激しい」が起こる」。
『思』は『脾の感情』⇒性質『陰と陽』(分類)であり、長期に影響すると「血を滞らせる」感情である。]結果、『脾陰虚』を生む。
※[「病因」- 『外邪 -「暑邪/湿邪」』、『内因 -「憂/思」』、『不内外因 -「ストレス/暴飲暴食/恋愛過多」』等。
・更に、…「陽明経の虚」が絡むと、…
・『脾陽虚証』となる。
◆『悲』〜『肺』の志、
・[症状〜「泣上戸/涙💧脆い」が起こる」。
『悲』は『肺の感情』⇒性質『陰』(分類)であり、…「肺の気血の不足」を生む。
この状態に、…
・「陽明経の虚」が絡むと、…
・『脾陽虚証』となる。
◆『恐/怖』〜『腎』の志、
・[症状〜「怖がりである/驚き易い/二枚舌」が起こる」。
『恐/怖』は『腎の感情』⇒性質『陰』(分類)であり、長期に影響すると「血を留まらせる」感情である 等。]結果、『腎陰虚』生む。
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪/燥邪」』、『内因 -「恐/怖」』、『不内外因 -「ストレス/プレッシャー/房事過多」』等。
・更に、…「陽明経の虚」が絡むと、…
・『脾陽虚証』となる。
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[7]〜『五色(五行)』(青🔵/赤🔴/黄🟡/白⚪/黒⚫)の関係性とは⁉、
◆『青🔵』〜『肝』の色、
・[症状〜「青褪めた顔色/少し暗い顔色」が起こる場合」。
『青🔵』は『肝の色』⇒性質『陰』(分類)であり、「血の滞り」に現れる肌色である。]
※[上記の通りであるので、…『肝陽虚証』の病理の場合にも、「顔/肌が青い🔵」の状態に陥る。
◆『赤🔴』〜『心』の色、
・[症状〜「赤ら顔/火照っている顔色」が起こる場合」。
『赤🔴』は『心の色』⇒性質『陽』(分類)であり、「血に熱を帯びた」時に現れる顔色である。]
※[「病因」- 『外邪 -「風邪/暑邪」』、『内因 -「憂/怒」』、『不内外因 -「ストレス/労逸/暴飲暴食」』等。 結果として、『陰虚(血の中の津液不足)』〜「血熱」を生む。
・『陽虚証』とは、無縁である…。
◆『黄🟡』〜『脾』の色、
・[症状〜「肌の色が黄色い/黄疸の顔色」が起こる場合」。
『黄🟡』は『脾の色』⇒性質『中』(分類)であり、「血が癪する」時に現れる肌色である。]
※[「病因」- 『外邪 -「湿邪/暑邪」』、『内因 -「憂/思」』、『不内外因 -「労逸/暴飲暴食(酸味の食べ過ぎ)」』等。 結果として、「血癪」を生む。(「血癪」⇒『瘀血証』の病理)
・『陽虚証』とは、無縁である…。
◆『肺⚪』〜『肺』の色、
・[症状〜「肌の色が白い/薄幸美人」に現れる場合」。
『肺⚪』は『肺の色』⇒性質『陰』(分類)であり、「気血が不足する」時に現れる肌色である。]
※[上記の状態が久しく続く場合、…若しくは、「陽明経の虚」がある場合に、『肺陽虚証』に移行する。
◆『黒⚫』〜『腎』の色、
・[症状〜「肌の色が黒い/すすがかった肌色」に現れる場合」。
『黒⚫』は『腎の色』⇒性質『陽』であり、「血が枯渇する」時に現れる肌色である。]
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪」』、『内因 -「憂/恐/怖」』、『不内外因 -「ストレス/労逸/暴飲暴食/房事過多」』等。 結果として、『陰虚(血の中の津液不足)』〜「血燥」を生む。
・『陽虚証』とは、無縁である…。
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[8]〜『五主(五行)』(筋/脈/肌肉/皮/骨)の関係性とは⁉、
◆『筋(腱)』〜『肝』の主、
・[症状〜「筋・腱の痙攣/筋肉痛/筋力低下」が起こる場合」。
『筋(腱)』は『肝の主』⇒性質『陽』(分類)であり、「気血の不足」でも現れる症状である。]
※[「病因」- 『外邪 -「風邪」』、『内因 -「怒」』、『不内外因 -「房事過多/労逸/暴飲暴食」』等。 結果として、…『陰虚』を生む。
※[上記の状態が久しく続く場合、…若しくは、「陽明経の虚」がある場合に、『肝陽虚証』に移行する。
◆『脈(血管)』〜『心』の主、
・[症状〜「心臓疾患/静脈瘤/毛細血管の損傷(痣)」が起こる場合」。
『脈(血管)』は『心の色』⇒性質『陽』(分類)であり、「血が慢性的に熱を帯びた」時に現れる症状である。]
※[「病因」- 『外邪 -「燥邪/暑邪」』、『内因 -「憂/怒」』、『不内外因 -「ストレス/労逸/暴飲暴食」』等。 結果として、…『陰虚』を生む。
◆『肌肉(脂肪組織)』〜『脾』の主、
・[症状〜「身体が痩せる/拒食障害/慢性的な胃もたれ」が起こる」。
『肌肉』は『脾の主』⇒性質『中』(分類)であり、「水穀の作用」にて、「気血が生み出せ無くなる」と、… 又は、元々『素因』として「陽明経の虚」があると、…『脾陽虚証』に移行する。]
※[「病因」- 『外邪 -「湿邪/暑邪」』、『内因 -「憂/思」』、『不内外因 -「労逸/暴飲暴食(甘味/脂味の食べ過ぎ)」』。
◆『皮(膚)』〜『肺』の主、
・[症状〜「肌の色が白い/薄幸美人」に現れる場合」。
『皮(膚)』は『肺の主』⇒性質『陰』(分類)であり、「気血の不足」でも現れる症状である。]
※[上記の状態が久しく続く場合、…若しくは、「陽明経の虚」がある場合に、『肺陽虚証』に移行する。
◆『骨🦴』〜『腎』の主、
・[症状〜「骨粗鬆症/関節疾患(硬化症)」に現れる場合」。
『骨🦴』は『腎の主』⇒性質『陰』(分類)であり、「骨が脆くなる」時に現れる症状である。]
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪」』、『内因 -「憂/恐/怖」』、『不内外因 -「ストレス/労逸/暴飲暴食/房事過多」』等。
※[上記の状態が久しく続く場合、…若しくは、「陽明経の虚」がある場合に、『腎陽虚証』に移行する。
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次回、いよいよ「最終回」…
●【Kampoの章・[Ⅵ]/[13]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅵ章〜13節]「7種の体質/陽虚(気/血共に、「虚」する状態〜最終節)証・質問事項&後書き⑬」へ、続く…。
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