【Kampo opinion・［Ⅲ］/［7］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅲ章〜7節］

［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅲ章/第7節】］

【アプリ-Beginning】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋］、　

◉［第Ⅲ章］〜『水滞（水毒）証体質』／素因12分類、

●「水分代謝」が悪く、『水』が体内で停滞している状態を指す。 「余分な水分（水毒）」が溜まっているので、［ぽっちゃり体型／汗を掻き易い／軟便・下痢気味の傾向がある／頭や体が重だるく感じ易い］等の特徴がある。
□体の潤いの源である『水』は、『気/血/水』の潤滑油＆ラジエーター水 的な役割。
『水滞（水毒）』は「水分の消耗と排出」が上手くいかなくなる状態の事。
弊害として、「代謝機能が弱まる事で、水が溜まってしまう」。
「原因」としては、
・『素因 ⇒ 脾虚証』による運動不足、…
・『内因 ⇒ 思/憂』による気の循環阻害、
・『外因 ⇒ 湿邪』による体内の水代謝阻害、… 等の理由があります。
【出易い症状】として、〜
◆「浮腫み」、
◆「軟便・下痢ぎみ」、
◆「ニキビ、吹き出物」、
◆「太り気味」、
◆「身体が冷え易くなる（体表面）」等。

〜［素因12分類〜『水滞証』］〜

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■【実際に『水滞（水毒）証体質』が影響を受け易い、『五行色体表（それぞれの五行の要素）』とは!?、…
を「解説⑦」（後編）すると、…

■『五行説』〜 一部抜粋、…
［五色/五華/五季/五液/五主］と、
『水滞（水毒）証体質との関係』とは!?、［質問事項］
※『12通りの素因体質』+『五行説』=「身体の不調〜（sineサイン）を知る方法」。

［6］『五色』〜

●『五色』とは、〜
［通常、『五色（青・赤・黃・白・黒）』とは「顔の艶色/肌の色」であり、… それぞれ『五色（肝⇒青・心⇒赤・脾⇒黃・肺⇒白・腎⇒黒）』に該当し、「それぞれの『臓』の不調がある時に、起こり易い顔色として存在します」、…
※例えば、［『肝』の病症になると、顔色は『青』くなる等］
しかし、もう一つの意味として、…
「食べ物」を「5つの色」で分類し、色ごとに作用がある（⇒全ての色を取り入れると自然と健康になる）と云う考え方もある…。
例えば、…
「食べ物 ⇒ トマト／赤ピーマン／肉類」］
※［『脾 - 黃』〜「性質 ⇒ 明るい気分になり、消化を助ける作用がある」
「食べ物 ⇒ 柑橘類／かぼちゃ／味噌」］
※［『肺 - 白』〜「性質 ⇒ 心身共にスッキリとした気持ちになる作用がある」
「食べ物 ⇒ 大根／白ゴマ／白米／豆腐」］
※［『腎 - 黒』〜「性質 ⇒ 心を落ち着かせてホルモンバランスを整える作用がある」
「食べ物 ⇒ しいたけ／黒豆／海苔」］

〜［Natural flavor］より 〜

➀『青』〜『肝』の顔色、
□『肝虚』⇒［該当しない］。
②『赤』〜『心』の顔色、
□『心虚』⇒［該当しない］。
③『黄』〜『脾』の顔色、
□『脾虚』⇒［やや薄っすらと黄色くなる］等に陥る。
※［『寒湿困脾／脾胃湿熱』等の病理の場合でも、…上記と同じ『黄』の顔色に陥る。］
④『白』〜『肺』の顔色、
□『肺虚』⇒［顔色は白色］に陥る。
※［『痰濁阻肺／風寒束肺』等の病理の場合でも、…上記と同じ『白』の顔色に陥る。］
⑤『黒』〜『腎』の顔色、
□『腎虚』⇒［顔色は黒色］に陥る。
※［『腎精不足／腎陰虚』等の病理の場合でも、…上記と同じ『黒』の顔色に陥る。］　

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［7］『五華』〜

●『五華』とは、〜
［所謂『五臓（肝・心・脾・肺・腎）』、…
それぞれの「状態（健康の具合）」が、該当する 『五華（肝⇒爪・心⇒顔・脾⇒唇・肺⇒体毛・腎⇒髪）』に、それぞれ現れると云うもの。
※［つまり、内臓が健康であれば、…髪や唇等の色艶が良くなると云える。］

〜［Natural flavor］より 〜

➀『唇💋』〜『脾』の部位、
□『脾気虚』⇒［唇の荒れ］の状態に陥る。
※［『肝胃不和／寒湿困脾／脾不統血』等 病理の場合でも、同じ状態となる。
また、『口内炎』の状態は『脾陰虚／脾胃湿熱／胃気上逆／胃熱』の「証」で起こる。］

②『毛（体毛 ∫）』〜『肺』の部位、
□『肺気虚』⇒［寒暖差に弱い/風邪を引き易い］に陥る。
※［『風寒束肺』等病理の場合でも、上記と同じ状態となる。
また、『多汗/肌荒れ/アレルギー』の状態は『肺陰虚／痰濁阻肺／風熱犯肺／燥邪犯肺』の「証」で起こる。］

③『髪🪮』〜『腎』の部位、
□『腎気虚』⇒［抜け毛/色つやが悪くなる］に陥る。
※［『腎陽虚／腎精不足／腎陰虚』等病理の場合でも、上記と同じ状態となる。
また、『早白髪/髪の毛の乾燥』の状態は『腎精不足／腎陰虚』の「証」で起こる。］

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［8］『五季』〜

●『五季』とは、〜
［『東洋医学』では、…「身体は自然界の一部」であり、「自然界と密接な関係」があるので、…「病気になるのは、身体と自然界の調和が乱れた時に発生し易い」と解釈する…。
・「季節」と「五臓」も密接に関係し、「その季節に属する五臓にトラブルが発生し易い」傾向になります。
※『五臓（肝・心・脾・肺・腎）』それぞれに「密接に関係する季節」があり、… それぞれ『五季（肝⇒春・心⇒夏・脾⇒土用・肺⇒秋・腎⇒冬）』に該当し、「それぞれの『季節』に不調になり易い『臓腑』がある」。
・また、『臓腑』自体も該当するそれぞれの『季節』に活発になると云う特徴がある。］

〜［Natural flavor］より 〜

➀『春』〜『肝』の司る季節、
□『肝虚』⇒［該当しない］。

②『夏』〜『心』の司る季節、
□『心気虚』⇒［関係する］。
※［『夏』は「成長の季節」である。「暑さによる発汗」で、「水分補給する事が多くなる」よって『水滞（水毒）』のリスクも高い。］

③『土用』〜『脾』の司る時期、
□『脾気虚』⇒［関係する］。
※［「梅雨時の湿気の多い時期」、…「湿邪が停滞し易くなる時期」。よって、鳩麦／小豆など利尿性のあるものを摂取し、冷たい物／甘い物を摂り過ぎない様に注意する。］

④『秋』〜『肺』の司る季節、
□『肺気虚』⇒［該当しない］。

⑤『冬』〜『腎』の司る季節、
□『腎気虚』⇒［やや関係する］。
※［「閉臓」の季節である。「寒邪により、感冒が流行する時期、及び「冷え」による『水滞（水毒）』の原因となる「季節」である。］

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［9］『五液』〜

●『五液』とは、〜
［『東洋医学』では、…『五臓』には、「それぞれ密接な関係のある体液」があります。
これを『五液』と云い、『肝⇒泪・心⇒汗・脾⇒涎（よだれ）・肺⇒涕（はなみず）・腎⇒唾（だえき）』にそれぞれ該当している。
・『五液』は対応する『五臓』で作られ、…
『五臓』と関係のある器官が正常に機能する為に、「なくてはならないもの」です。］
※［「人体に異常が起こる」と、『五液』にも影響が現れ、「不足や異常分泌が見られる様になります。］

〜［Natural flavor］より 〜

➀『泪（涙）』〜『肝』の体液、
□『肝虚』⇒［「肝虚証の方」が、何らかの原因（病因⇒外邪とか!?）により、『涙液過多』の症状が起こる場合がある⇒『水滞の種』。］

②『汗』〜『心』の感情、
□『心虚』⇒［「心気虚の方」が、何らかの原因（病因⇒外邪とか!?）により、『発汗過多』の症状が起こる場合がある⇒『水滞の種』。］
※［「盗汗（寝汗）」〜『心陰虚』、及び「自汗（不快な汗）」〜『心陰虚』等の病理の場合でも、…この『汗』の異常に陥る。］

③『涎』〜『脾』の体液、
□『脾気虚』⇒［「脾の液は唇に開敫する」と云い、その『液』は『涎』であり、…「気虚」であると「涎が出易くなる」。］
※［『寒湿困脾／脾気下陥』等の病理の場合でも、…この『涎』の体液の異常に陥る。］

④『涕』〜『肺』の体液、
□『肺気虚』⇒「肺の液は鼻に開敫する」と云い、その『液』は『涕』であり、…「気虚」であると「涕が出易くなる」。］
※［『風寒束肺』等の病理の場合でも、…この『涕』の体液の異常に陥る。］

⑤『唾』〜『腎』の体液、
□『腎気虚』⇒「腎の液は唾に開敫する」と云い、その『液』は『唾』であり、…「気虚」であると「唾が出易くなる」。］
※［『腎陽虚』等の病理の場合でも、…この『涕』の体液の異常に陥る。］

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次回、…。
●［Ⅷ］〜【Kampoの章・［Ⅲ］/［8］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅲ章〜8節］「12種の体質/水滞（水毒）証・質問事項シュミレーション（体質/症状/性格）の考察➀」へ、続く…。