【Kampo opinion・［Ⅵ］/［10］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜10節］

［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅵ章/第10節】］

◉［第Ⅴ章］〜『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』／素因7分類、

●『陰虚』とは、…
・体質で云うと、…『陰虚タイプ』は、「全身の潤いが不足している事が、特徴の体質」です。　「潤い不足の為、乾燥したり、身体が熱っぽくなる状態」です。
※［『陰陽☯論』で説明すると、『陽虚』とは、〜　『陽』が足りない、即ち「動」が不足している事を示す。
『陰虚』とは『陰』が足りない、即ち「静」が不足している事を指します。
○［『陰虚』の主な原因は、「寝不足/過労/加齢/性生活の乱れ 等で水分を多く取っていれば大丈夫、…と云った単純なものではありません。　また、 「潤い不足」で「動脈硬化が進みやすい糖尿病の人」も、『陰虚の体質』です。］
※［「不足した状態」を「陰虚（いんきょ）」と云い、特徴的な症状は、…
「逆上せ／火照り／口渇／寝汗／皮膚の乾燥／目の渇き」等が起こる。］
□『陰虚体質』では、「女性の月経・疾患・経血の量が少ない、色が濃い」等の特徴が、
・月経期間が短い、
・月経が遅れ易い（低温期が長い）
・おりものが少ない、又は殆ど無い、
・基礎体温が全体的に高め 等の「性質」が、現れる。

〜［素因7分類〜『陰虚証』］〜

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◉今回より、『7通りの素因体質』（【第Ⅵ章〜陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質】）の、影響を受け易い、「病因（［外因／内因／不内外因］と『陰虚証』の関係をピックアップし、「知るべき、自分の体質の査定〜『身体のsineサインを纏めてみます。（後編）

■【実際に『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』が影響を受け易い、『病因（内因／外因／不内外因）』とは!?、…

◉［『陰虚証（津液の虚）』〜「『陰』である『血/水の中の津液』が、それぞれの病因（内因/外因/不内外因）の影響を受け、枯渇したり、消耗させられたり する事で起こる状態」を示す。］、…
［1］［『津液（消耗させる病因）』］〜、
■『病因』〜『不内外因』、
➀『労逸（重労働）』⇒「消耗度合い〜 ◎」、
②『スポーツ（有酸素運動/激しい）等』⇒「消耗度合い〜 ◎」、
※「肝の陰虚（血/水）の枯渇を助長する要因とされる。」
③『AV機器（パソコン/スマホ）等』⇒「消耗度合い〜 ◎」、
※※「肝の陰虚（血）そのものの消耗を助長する要因とされる。」
④『房事過多（自慰行為/身売り）等』⇒「消耗度合い〜 ◎」、
※「肝の陰虚（血/水）と、腎精を、同時に消耗させる要因とされる。」
⑤『ストレス（職場/環境）等』⇒「消耗度合い〜 ○」、
※「場合により、肝の陰虚（血/水）の枯渇を助長する要因とされる。」
⑥『プレッシャー（仕事/立場）等』⇒「消耗度合い〜 ○」、
※「場合により、肝の陰虚（血/水）の枯渇を助長する要因とされる。」

●『東洋医学・哲学論』に、〜
・［久しく視れば血を傷る。　久しく臥すれば気を傷る。　久しく坐れば肉を傷る。　久しく歩けば筋を傷る。］とあります…。

〜［皇帝内経・素問］より 〜

■上記を、『陰虚証』の病因である『不内外因』にあてはめると、…
➀［『労逸（重労働）』⇒『久しく歩けば筋を傷る』にあてはまる『労逸（重労働）』の例を挙げると、… 
□［ハードに身体を使う、建築/土木/搬入作業 等 〜 筋肉痙攣/筋肉痛/筋疲労を伴う。］
➀［『労逸（怠慢）』⇒『久しく臥すれば気を傷る』にあてはまる『労逸（怠慢）』の例を挙げると、… 
□［ダラダラと家に籠もり、身体を動かさない引き籠もり 等 〜 肌肉（脂肪）増量/筋肉低下/筋疲労を伴う。］

②『スポーツ（有酸素運動/激しい）等』⇒『久しく歩けば筋を傷る』にあてはまる例を挙げると、… 
□［他の人より勝りたい（強くなりたい等）為に、毎週何回も（筋疲労が取れるのを待たずして）トレーニングジムに通う 等 〜 肌肉（脂肪）減少に伴う筋腱の強張り/筋肉ダメージ/筋疲労を伴う。］
③『AV機器（パソコン/スマホ）等』の例を挙げると、… 『久しく視れば血を傷る』にあてはまる例を挙げると、… 
□［以前（若い頃）よりAV機器（パソコン/スマホ）を利用する時間が長くなる 等 〜 疲れ目（眼疲労）/目の充血/目のショボショボ（痒み）/目の痛み/涙目 等。］

④『房事過多（自慰行為/身売り）等』『久しく歩けば筋を傷る』にあてはまる例を挙げると、… の例を挙げると、… 
□［以前（若い頃）より、自慰行為（陰虚の場合、男女を問わず）を行っている 等 〜 夜中のオシッコ（夜間頻尿）/インポテンツ/早漏/睾丸痛/下痢 等。］

⑤『ストレス（職場/環境）/プレッシャー（仕事/立場）等』の例を挙げると、… 
□［以前（若い頃）より、職場の（人間関係のストレス/上司・会社ノルマのプレッシャー）を感じる 等 〜 不眠症（多夢）/耳鳴り/精神障害/食欲不振/引き籠もり 等。］

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◉『陰陽論☯』の基礎［4つの大きな特徴］について、…
※［また、…その運用法とは⁉］

●『陰陽消長』とは、…
・［陰陽は、「何時も静止・不変の状態」ではなく、お互いの力関係に基づいて常に変化しています。 これを、“陰陽消長（しょうちょう）”と云う。］
※［例えば、昼から夜にかけては「徐々に明→暗」と変化する為、「陽消陰長」と云う。］

●『陰陽互根』とは、…
・［陰陽は、「何方か一方の、単独で存在する事」は出来ず、…「互いを自分の存在のよりどころ」としています。
・「陰がなければ、陽は生まれようもなく、陽がなければ陰は存在しません」。この陰と陽の依存関係を “陰陽互根（いんようごこん）” と云う。
※［例えば、「上を陽とし下を陰とする」と、上がなければ下は存在せず、下がなければ上と呼べるものは存在しません。「男性を陽とし女性を陰とする」と、男性がいなければ女性は存在せず、女性がいなければ男性は存在しません。］

●『陰陽転化』とは、…
・［「あらゆる万物の陰陽」は、ある一定の程度・段階に達すると、「陰は陽に、陽は陰に転じる」事があります。これを “陰陽転化（いんようてんか）” と云う。
※［『陰陽消長』が量的変化であるのに対し、『陰陽転化』は質的変化と云える。　
『陰陽転化』には、ある一定の条件があり、「片方が最高度に達した時に、他方に転化する傾向がある」。この事を『陽極まれば、陰となる。陰極まれば、陽となる』と云う。］

●『陰陽対立』とは、…
・［自然界にあるものには、「すべて対立する2つの面が存在している」と云う概念である。※［例えば、「天と地、上と下、昼と夜」の様に、「陰と陽」に分ける事が出来ます。
但し、「陰と陽」は、常に割合を変えながら変化を繰り返しています。］
・また、［「昼は陽で夜は陰です」が、真夜中〜夜が明けるまでは「陰の中の陽」と現す様に常に動いている事が解ります。］

〜［Natural flavor/陰陽☯論］より 〜

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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅵ］/［11］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜11節］「7種の体質/陰虚（血/水の中の「津液虚」）証・質問事項＆解説⑪」へ、続く…。