【Kampo opinion・［Ⅵ］/［2］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜2節］

◉［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅵ章/第2節】］

【アプリ-Beginning】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋］、　

◉［第Ⅴ章］〜『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』／素因7分類、

●『陰虚』とは、…
・体質で云うと、…『陰虚タイプ』は、「全身の潤いが不足している事が、特徴の体質」です。　「潤い不足の為、乾燥したり、身体が熱っぽくなる状態」です。
※［『陰陽☯論』で説明すると、『陽虚』とは、〜　『陽』が足りない、即ち「動」が不足している事を示す。
『陰虚』とは『陰』が足りない、即ち「静」が不足している事を指します。
○［『陰虚』の主な原因は、「寝不足/過労/加齢/性生活の乱れ 等で水分を多く取っていれば大丈夫、…と云った単純なものではありません。　また、 「潤い不足」で「動脈硬化が進みやすい糖尿病の人」も、『陰虚の体質』です。］
※［「不足した状態」を「陰虚（いんきょ）」と云い、特徴的な症状は、…
「逆上せ／火照り／口渇／寝汗／皮膚の乾燥／目の渇き」等が起こる。］
□『陰虚体質』では、「女性の月経・疾患・経血の量が少ない、色が濃い」等の特徴が、
・月経期間が短い、
・月経が遅れ易い（低温期が長い）
・おりものが少ない、又は殆ど無い、
・基礎体温が全体的に高め 等の「性質」が、現れる。

〜［素因7分類〜『陰虚証』］〜

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■［Ⅱ］【実際に『陰虚証体質』と診断が付く程の、「決まり手となる症状」（sine）とは!?、…】
［質問事項］
➀「上半身に、よく汗💦を掻く（盗汗）」、
②「よく水分を摂る（飲んでも下さない）」、
③「働いても、余り疲れない（飲んでも）」、
④「舌👅が赤く、舌苔が少ない」、
⑤「以前から、霞み目/乾燥肌ある」、
⑥「夢をよく見る（途中で目が覚める）」、
⑦「小便の回数は増すが、残尿感がある」、
⑧「便秘である事が多いが、下痢の事もある（しかし、下痢してスッキリし疲れない）」、
⑨「食欲は無いのだが、食べたら食べれる」、
⑩「下半身が冷え、上半身は逆上せるが、手足の掌は、火照る」。
⑪「よく筋肉が痙攣し易い/神経痛がある方は、夜に痛む」。
⑫「必ず夜中に、筋・腱の強張りが強く出る」、
等を訴え易い…。
※［上記の項目（➀〜⑫）の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った症状が、多ければ 多い程、…『陰虚証ポイント』が高い事を示している。］

□「上記」の質問事項を「東洋医学的」に解説すると、…
【➀上半身に、よく汗💦を掻く（盗汗）】、
【②よく水分を摂る（飲んでも下さない）】、
【④舌👅が赤く、…】、
【⑤以前から、霞み目/乾燥肌ある】、
【⑥夢をよく見てしまい、途中で目が覚める】、
【⑨食欲は無いのだが、食べたら食べれる】、
【⑩下半身が冷え、上半身は逆上せるが、手足の掌は、火照る】、
以上の「症状」は、…
◇ 『肝・腎の虚』〜［この場合、血・水の津液の枯渇を示す］が起こると、…
『陰が虚すれば、陽が盛んになる』の理論通りに、「上焦・中焦に陽（虚熱）が籠り」現れる「症状」である…。
例えば、
【➀上半身に、よく汗を掻く】は、上焦の支配部位、で『五液（汗💦⇒肺）』の病理である… 　また、
【②よく水分を摂る（飲んでも下さない）】は、…『脾虚』で胃熱が『中焦』に停滞する時も、「水🥛をよく飲む」行為をしますが、…「（飲んでも下さない）」となると、… 『脾虚』では無く「食べようとしたら食べれる」⇒【⑨】と同じ『肝虚』から来る病理と断定できる…。
更に、…【④舌👅が赤く、…】＆【⑤以前から、霞み目/乾燥肌ある】＆【⑥夢をよく見てしまい、途中で目が覚める】、も、それぞれ、
・『肝・腎の陰虚』⇒『上焦に虚熱が籠る』病理で、…　
【④】が『五官（舌👅⇒心）』に影響を受けた症状、…
【⑤】の「霞み目」が『五官（目👁⇒肝）』、「乾燥肌」が『五主（皮👁⇒肺）』にそれぞれ影響を受けた症状、…
【⑥】が『肝虚（夢⇒肝）』に影響する症状、となる…。
上記の病理に、+「心腎不交の病理」が絡むと、【⑩下半身が冷え、上半身は逆上せるが、手足の掌は、火照る】、が現れる。

【③働いても、余り疲れない（飲んでも）】、
【⑦小便の回数は増すが、残尿感がある】、
【⑧便秘である事が多いが、下痢の事もある（しかし、下痢してスッキリし疲れない）】、
【⑪よく筋肉が痙攣し易い/神経痛がある方は、夜に痛む】、
【⑫必ず朝方に、筋・腱の強張りが強く出る】、
上記の「症状」も、…
◇上記も、『肝・腎の虚』があり、⇒「血・水の津液の枯渇」が起こり、⇒ 現れる「症状」
であるが、… この「5つ、③⑦⑧⑪⑫」は、 
・長い時間（久しく）『肝気の疏泄作用』〜［血・水（津液）を正常に循環させる作用の事］が機能しないと現れる「症状」である。
それぞれ、
【『肝・腎の陰虚』はあるのだが、…
『素因』としての『肝/腎の虚』に、スローペースで、しかも少しの『陰虚』が現れる と、
【働いても、余り疲れない】と云う状態となる。同時に【⑦小便の回数は増す…】も、この程度の状態で現れる…。
しかし、…その状態が久しく続いてしまうと、…『肝/腎の虚』が進み、【…残尿感が現れる】となる…。
あと、【⑧下痢しても、スッキリし疲れない）】は、『肝虚で陰虚証』の定番の症状。…
【⑪よく筋肉が痙攣し易い/神経痛がある方は、夜に痛む】は、「ベースとなる病理（上記）」に、『五主（筋肉⇒肝）』/『神経痛（通じざれば痛む⇒心）』にそれぞれ影響が及んだ症状。…
【⑫必ず夜中に、筋・腱の強張りが強く出る】、も、「ベースとなる病理（上記）」に、『子午流注（心/肝⇒23時 ‐ 1時/1時 ‐ 3時）』にそれぞれ影響が及んだ症状である。

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◉「東洋医学」に於ける、『陰虚証』の基本的概念について、…

■前回の［ファイル〜［Ⅵ］/［1］］にて、…
・［『陽』は、必然的に「上＆外」に昇ろうとする理論］に基づき、…
➀『上焦（横隔膜〜上）』に「陰虚による虚熱」が昇っていく「病理」、…
②『中焦（横隔膜〜下、下腹部〜上の部位）』に「陰虚による虚熱」が籠る「病理」、
③『下焦（下腹部〜下の部位）』に「陰虚による虚熱」が籠る「病理」。と、…
「3つ」に別けて述べていますが、…

それぞれ、【➀『上焦』に「陰虚」、…】の症状としては、…
□［常に喉が乾く（口渇）/常に寝汗を掻く/眠れない/よく咳込む（空咳）/耳鳴り/肩凝り/目眩い/高血圧である/目が充血する/上半身に、汗💦を掻く（盗汗）/以前から、霞み目/乾燥肌である/夢をよく見る］等が起こる。
【②『中焦』に「陰虚」、…】の症状は、…
□［手足✋🦶が火照る/手足に熱感を感じる/常に便秘である（コロコロ便）/よく水分を摂る/喉が乾く/口が苦くなる］等である。

【③『下焦』に「陰虚」、…】の症状は、…
□［生理が短い/生理がよく遅れる/1日に10回以上、オシッコが出る/下痢して、スッキリし疲れない/食欲は無いが、食べたら食べれる/必ず夜中に、筋・腱の強張りが起こる］等がある。

〜［Naturalflavor/陰陽☯論］より 〜

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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅵ］/［3］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜3節］「7種の体質/陰虚（血/水の中の「津液虚」）証・質問事項＆解説③」へ、続く…。