【Kampo opinion・［Ⅲ］/［3］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅲ章〜3節］

◉［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅲ章/第3節】］

【アプリ-Beginning】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋］、　

◉［第Ⅲ章］〜『水滞（水毒）証体質』／素因12分類、

●「水分代謝」が悪く、『水』が体内で停滞している状態を指す。 「余分な水分（水毒）」が溜まっているので、［ぽっちゃり体型／汗を掻き易い／軟便・下痢気味の傾向がある／頭や体が重だるく感じ易い］等の特徴がある。
□体の潤いの源である『水』は、『気/血/水』の潤滑油＆ラジエーター水 的な役割。
『水滞（水毒）』は「水分の消耗と排出」が上手くいかなくなる状態の事。
弊害として、「代謝機能が弱まる事で、水が溜まってしまう」。
「原因」としては、
・『素因 ⇒ 脾虚証』による運動不足、…
・『内因 ⇒ 思/憂』による気の循環阻害、
・『外因 ⇒ 湿邪』による体内の水代謝阻害、… 等の理由があります。
【出易い症状】として、〜
◆「浮腫み」、
◆「軟便・下痢ぎみ」、
◆「ニキビ、吹き出物」、
◆「太り気味」、
◆「身体が冷え易くなる（体表面）」等。

〜［素因12分類〜『水滞証』］〜

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■［Ⅲ］【実際に『水滞（水毒）証体質』が元々持っている「体質的性格」（sine）とは!?】　　［質問事項］

➀「身体が無気力になる/怠け癖がつく」、
②「運動するのが苦手/動くのが億劫である」、
③「よく考え込む/思考するのが好きだ」、
④「気分が落ち込む/心配性の部分が出る」、
⑤「細かい事が気になる/あれこれと指示を出す」、
⑥「何事にも消極的で根気が無い」、
⑦「梅雨入り・湿気でジメジメすると、憂鬱になる」、
⑧「思考力が低下する/物思いに更ける」、
⑨「記憶力が弱くなる/覚えられない」、

※［上記の項目（➀〜⑨）の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った症状が、多ければ 多い程、…『水滞（水毒）証体質ポイント』が高い事を示している。］

□「上記」の質問事項を「東洋医学的」に解説すると、…
【➀身体が無気力になる/怠け癖がつく】、
【②運動が苦手/動くのが億劫である】、
◇そもそも『素因』として『肺/脾の虚証』の方は、慢性的に身体の各所に「水（津液）の滞り」が起こり易い…。
・上記「➀ ②」の症状は、「間接的」に『水滞（水毒）』の悪影響によるものである。
・また、『外因/湿邪』の影響を受けると、…『脾虚証』により、『水滞（水毒）』の状態となる病理である…。
※［例えば、「➀」は「無気力」と云う事で『湿邪』にて『脾虚証（水滞が影響した状態）』が発生する症状である…。（メインの「虚」は『脾虚』である）
及び「②」も、「動くのが億劫」と云う事で『湿邪』にて『脾虚証（水滞が影響した状態）』が発生する症状である…。（メインの「虚」は『脾虚』である）］

【③よく考え込む/思考するのが好きだ】、
【④気分が落ち込む/心配性の部分が出る】、
【⑦梅雨入り・湿気でジメジメすると、憂鬱になる】、
【⑧思考力が低下する/物思いに更ける】、
◇上記の症状は、全て『水滞（水毒）』と云うよりは、『脾虚の証』の症状であるが、… 『水滞（水毒）』自体が、基本的に『脾虚の証がメイン』となるので、… 必然的に持ちうる「性格」は『脾虚証の性格』となる…。　
※「③ ④ ⑦ ⑧」の症状は、「直接的」に『水滞（水毒）』の悪影響によるものでは無いが、… 『脾虚証』に影響する『五行/五志・五季・五主＆七情/思』の感覚なので、…上記の運びとなる…。

【⑤細かい事が気になる/あれこれと指示を出す】、
【⑥何事にも消極的で根気が無い】、
【⑨記憶力が弱くなる/覚えられない】、
◇上記の症状は、全て『水滞（水毒）』と云うよりは、『肺虚/脾虚の証』の症状であるが、… 『水滞（水毒）』自体が、基本的に『脾虚の証がメイン』となるので、… 必然的に陥る「性格」は『脾虚証の性格』となる…。　
※「⑤ ⑥ ⑨」の症状は、「直接的」に『水滞（水毒）』の悪影響によるものでは無いが、… 『肺虚/脾虚証』に影響する『五行/五志・五季・五主＆七情/憂・思』の感覚なので、…上記の運びとなる…。

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◉【『水滞（水毒）証体質の方』が、陥り易い「病理/行動パターン」とは!?】

◉【病理】〜［元々、『素因』として『肺/腎/脾の虚証』（メインになるのは、『脾虚証』）の方は、慢性的に身体の各所に「水（津液）の滞り」が起こり易い…。
※［体外へと排出されるべき「水分（津液）」が、身体の何処かで滞ってしまう状態になり易い。］
原因としては、「内臓機能の低下」や、「自律神経のバランスの乱れ」が挙げられる。
◆「内臓機能の低下」〜［腎臓の機能が低下し、尿を産生する働きが弱くなる為、体外への水分排出量が減少する］
◆「自律神経のバランスの乱れ」〜［腎臓の機能が低下し、尿を産生する働きが弱くなる為、体外への水分排出量が減少する］
※ 結果として、［むくみ（浮腫）、「体内に不必要な量の水分が留まっている状態」を意味します。
◉【行動パターン】〜［メインの虚である『脾虚証』の性格が、「基本」となる…。
※［症状としては「無気力になる」、「怠け癖がつく」、「動くのが億劫である」、「考え込む/思考する」、「気分が落ち込む/心配性」「思考力が低下する/物思いに更ける」等。］
上記を考察するに、…『肺虚/脾虚/腎虚』がメインの虚となる…。　その中でも、『脾虚』の「五行」である『思』の感情は、上記の「全ての症状➀〜⑩」に絡んでいる…。
よって必然的に、『水滞（水毒）証』は、『脾虚証の性格』が出て来易い傾向がある…。

〜［Naturalflavor/当ファイル］〜

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次回、…
●［Ⅲ］〜【Kampoの章・［Ⅲ］/［4］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅲ章〜4節］「12種の体質/水滞（水毒）証・質問事項（病因）＆解説④」へ、続く…。