【Kampo opinion・[Ⅴ]/[4]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅴ章〜4節]
◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅴ章/第4節】]
【アプリ-Beginning】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋]、
◉[第Ⅴ章]〜『瘀血(血滞・血燥・血分・血熱)証体質』/素因7分類、
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[Ⅳ]〜【『瘀血(血滞・血燥・血分・血熱)証体質』が影響を受け易いと思う『病因(内因/外因/不内外因)』とは!?】
➀〜[七情『怒』(肝の感情)「血滞/血熱」]、
②〜[七情『憂』(心の感情)「血滞」]、
③〜[七情『思』(脾の感情)「血滞/血分」]、
④〜[七情『悲』(肺の感情)「血滞」]、
⑤〜[六淫『風邪』(気飛の外因)「血燥」]、
⑥〜[六淫『寒邪』(寒冷の外因)「血滞」]、
⑦〜[六淫『暑邪』(血蒸の外因)「血熱」]、
⑧〜[六淫『湿邪』(血留の外因)「血分」]、
⑨〜[六淫『燥邪』(気乾の外因)「血燥」]、
⑩〜[不内外因『労逸』(運動)「血熱」]、
⑪〜[不内外因『ストレス』(心身の/職場の)「血滞/血熱」]、
⑫〜[不内外因『暴飲暴食』(多食/飲酒等)「血分/血熱」]、
⑬〜[不内外因『職場のプレッシャー』(環境/人間関係等)「血滞/血熱/血分」]、
等が原因としてある…。
※[上記の項目(➀〜⑬)の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った原因が、多ければ 多い程、…『瘀血(血滞・血燥・血分・血熱)証ポイント』が高い事を示している。]
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■【実際に『瘀血(血滞・血燥・血分・血熱)証体質』が影響を受け易い病因(内因/外因/不内外因)とは!?】を「解説④」すると、…
➀上記を観ると、…『内因(七情)〜怒・思・憂・悲・恐』の殆どは『血』に関する「症状」に絡む事が解かる…。
例えば、…
□『怒』は『肝の感情』であるが、…その性質は『陽(分類)』であり、「血を騒がす」感情であるので、『血滞/血熱』を生んでしまう。
□『憂』は『心の感情』であるが、…その性質は『陰(分類)』であり、「血を削ぐ」感情であるので、…『血滞』を生んでしまう。
□『思』は『脾の感情』であるが、…その性質は『陰(分類)』であり、「血の動きを鈍らす」感情であるが為に、『血滞/血分』を生んでしまう。
□『悲』は『肺の感情』であるが、…その性質は、『陰(分類)』であり、「気を弱らす」感情であるが為に、『血滞』を生んでしまう。
※[「上記」の『血滞/血熱/血燥/血分』の「分類」ですが、…
・『血滞』は、「血の滞りがメインの状態」。
・『血熱』は、「血の滾りがメインの状態」。
・『血燥』は、「血の乾燥がメインの状態」。
・『血分』は、「血の浮腫がメインの状態」。]
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②上記を観ると、…『外因(六淫/外邪)〜風・寒・暑・湿・燥』も、殆ど『血』に関わる「症状」に絡む事が解かる…。
例えば、…
□『風』は『肝の司因』であるが、…その性質は『陽(分類)』であり、「気血を散らす」環境であるので、『血燥』を生んでしまう。
□『暑』は『心の司因』であるが、…その性質は『陽(分類)』であり、「気血を削ぐ」環境であるので、…『血熱』を生んでしまう。
□『湿』は『脾の司因』であるが、…その性質は、『陰(分類)』であり、「気血を鈍らす」環境であるが為に、『血分』を生んでしまう。
□『燥』は『肺の司因』であるが、…その性質は、『陽(分類)』であり、「気血を乾かす」環境であるが為に、『血燥』を生んでしまう。
□『寒』は『腎の司因』であるが、…その性質は、『陰(分類)』であり、「気血を結ぶ」環境であるが為に、『血滞』を生んでしまう。
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③上記を観ると、…『不内外因(労逸/ストレス/暴飲暴食/プレッシャー)』も、殆どは『血』に関する「症状」に絡む事が解かる。
例えば、…
□『労逸(働き過ぎ&怠け過ぎ)』は『脾』及び『肝』にダメージを与える『病因』であるが、… その病理は「働き過ぎ」の場合、「気も血も使い切る状態」による、『血熱』を生んでしまう。
また、「怠け過ぎ」の病理の場合も、『脾』『肺』にダメージを与える事による、…
『血滞』の発生を助長する。
※[この「発生を助長する」要因に、『内因/思・憂』、『外因/湿邪・寒邪』等 がある。]
□『気苦労(ストレス)』は『脾』及び『肝』『肺』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
●素因に『脾/肝/肺虚』が認められる場合や、…
●『内因/思・憂・悲』に身体が支配された場合や、…
●『外因/寒邪・燥邪・湿邪』に身体が侵された場合等に、上記の様な症状が現れる。
※[この「ストレス」要因による、『血』ヘの影響は、「血を滞らせる」等 である。]
□『暴飲暴食』も、『脾』及び『肝』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
●素因に『脾/肝虚』が認められる場合や、…
●『内因/思・憂』に身体が支配される場合、
●『外因/寒邪・燥邪・湿邪』に身体が侵された場合等に、上記の様な症状が現れる。
※[例えば、…
・『血滞』の病理、〜『不内外因〜暴飲暴食』⇒『外因/湿邪・寒邪』が影響 ⇒『血の滞り』が起こる。
・『血熱』の病理、〜『不内外因〜暴飲暴食』⇒『外因/暑邪』が影響 ⇒『血が騒ぐ』が起こる。
・『血分』の病理、〜『不内外因〜暴飲暴食』⇒『外因/湿邪・寒邪』が影響 ⇒『血の中の水分が多くなる』が起こる。]
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次回、…
●【Kampoの章・[Ⅴ]/[5]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅴ章〜5節]「7種の体質/瘀血(血滞・血燥・血分・血熱
)証・質問事項&解説⑤」へ、続く…。
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