【Kampo opinion・［Ⅵ］/［1］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜1節］

◉［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅵ章/第1節】］

【アプリ-Beginning】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋］、　

◉［第Ⅴ章］〜『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』／素因7分類、

●『陰虚』とは、…
・体質で云うと、…『陰虚タイプ』は、「全身の潤いが不足している事が、特徴の体質」です。　「潤い不足の為、乾燥したり、身体が熱っぽくなる状態」です。
※［『陰陽☯論』で説明すると、『陽虚』とは、〜　『陽』が足りない、即ち「動」が不足している事を示す。
『陰虚』とは『陰』が足りない、即ち「静」が不足している事を指します。
○［『陰虚』の主な原因は、「寝不足/過労/加齢/性生活の乱れ 等で水分を多く取っていれば大丈夫、…と云った単純なものではありません。　また、 「潤い不足」で「動脈硬化が進みやすい糖尿病の人」も、『陰虚の体質』です。］
※［「不足した状態」を「いんきょ（陰虚）」と云い、特徴的な症状は、…
「逆上せ／火照り／口渇／寝汗／皮膚の乾燥／目の渇き」等が起こる。］
□『陰虚体質』では、「女性の月経・疾患・経血の量が少ない、色が濃い」等の特徴が、
・月経期間が短い、
・月経が遅れ易い（低温期が長い）
・おりものが少ない、又は殆ど無い、
・基礎体温が全体的に高め 等の「性質」が、現れる。

〜［素因7分類〜『陰虚証』］〜

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■［Ⅰ］【実際に『陰虚証体質』が元々持っている「身体的症状」（sine）とは!?、…】
［質問事項］
➀「手足✋🦶の火照り、熱感を感じる」、
②「何時も、常に喉が乾く（口渇）」、…
③「何時も、常に寝汗を掻いている」、…
④「常に便秘である（コロコロ便）」、…
⑤「何方かと云うと眠れない方である」、
⑥「よく咳込む（「空咳」をする）」、…
⑦「皮膚の色が浅黒い（小麦肌である）」、
⑧「耳鳴りや肩凝り、目眩いが起こる」、
⑨「以前から、高血圧である」、…
⑩「目👁の色が赤い（目の充血がある）」、
⑪「何時も、生理が短い/よく遅れる」、
⑫「1日に10回以上、オシッコが出る（小便自利）」、
等を訴え易い…。
※［上記の項目（➀〜⑫）の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った症状が、多ければ 多い程、…『陰虚証ポイント』が高い事を示している。］

□「上記」の質問事項を「東洋医学的」に解説すると、…
【➀手足✋🦶の火照り、熱感を感じる】、
【②何時も、常に喉が乾く（口渇）】、
【③何時も、常に寝汗を掻いている】、…
【⑤何方かと云うと眠れない方である】、
【⑥よく咳込む（「空咳」をする）】、…
【⑧耳鳴りや肩凝り、目眩いが起こる】、
【⑨以前から、高血圧である】、…
【⑩目👁の色が赤い（目の充血がある）】、… 　以上の「症状」は、…
◇ 久しく『肝・腎の虚』〜［この場合、血・水の津液の枯渇を示す］が起こると、…
『陰が虚すれば、陽が盛んになる』の理論通りに、「上焦・中焦に陽（虚熱）が籠り」現れる「症状」である…。
・『素因』としての「身体各所の虚」〜　
例えば、
【➀手足✋🦶の火照り、熱感】は、中焦の支配部位、… 　また、
【③寝汗を掻く…】＆【⑤眠れない方…】は、上焦の支配部位、… 　更に、…
【⑥咳込む（「空咳」）】＆【⑨高血圧である】＆【⑩目👁の充血…】＆【⑧肩凝り…】も、上焦の支配部位に、…それぞれ「虚熱」が籠る病理である…。
上記の病理に、+「中焦の痰飲」が絡むと、【⑧耳鳴りや目眩い】が現れる。
※［②【常に喉が乾く（口渇）】に関しては、「中焦の熱（胃熱）」でも、…「上焦の熱（肺/心の虚熱の影響）」でも起こり得る症状である…。］

【④常に便秘である（コロコロ便）】、…
【⑦皮膚の色が浅黒い（小麦肌である）】、
上記の「症状」は、…
◇上記も、久しく『肝・腎の虚』があり、⇒「血・水の津液の枯渇」が起こり、⇒【④】は、『中焦に陽（虚熱）が籠り」⇒ 現れる「
症状」である。 
・長い時間（久しく）『肝気の疏泄作用』〜［血・水（津液）を正常に循環させる作用の事］が機能しないと現れる「症状」である。

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◉「東洋医学」に於ける、『陰虚証』の基本的概念について、…

◆『陰虚証』の発生機序について、
・先ず、…ベースとなる「虚」は『肝・腎の虚』からスタートの「病理」である…。
「東洋医学」では、…『陰陽論☯』にて、
・『五臓六腑』の「陰」を『五臓』、…　
更に、その「陰中の陰」を『肝・腎』に位置付けている。（よって、『肝・腎』からスタートと云った解釈が生まれます）
もう一つは、…
『陰陽論☯』にて、
・［『陰（津液⇒潤い成分）』が『虚』すると、… 必然的に『陽』が盛んになる ⇒「これを『実』と云う」。］
※（だから、『陰虚』による、『陽』の勢力upの事を、『陽実』と云ったり、『陽盛』『陽性体質』と云ったりしてややこしくしてしまい、…
「初心者」が、「東洋医学」を学ぶ事の、…「一つの妨げ」になっている…。）

◇ その中で、再び『陰陽論☯』で云うと、…（『陰虚証』 の「上記の病理」の続きとして、…）
・［『陽』は、必然的に「上＆外」に昇ろうとする理論］に基づき、下記の病理が現れる。
➀『上焦（横隔膜〜上）』に「陰虚による虚熱」が昇っていく「病理」、…
②更に、『中焦（横隔膜〜下、及び下腹部〜上の部位）』に「陰虚による虚熱」が籠る「病理」、…
③また、『下焦（下腹部〜下の部位）』に「陰虚による虚熱」が籠る「病理」から起こる「症状」が実際に現れるのである。
と云う、… 所謂 定席通りの「病理」がある。⇒［これが、『陰虚証』の基本的病理である。］

〜「Naturalflavor／陰陽☯論」より〜

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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅵ］/［2］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜2節］「7種の体質/陰虚（血/水の中の「津液虚」）証・質問事項＆解説②」へ、続く…。