【Kampo opinion・[Ⅵ]/[11]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅵ章〜11節]
[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅵ章/第11節】]
◉[第Ⅴ章]〜『陰虚(血/水の中の「津液虚」)証体質』/素因7分類、
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◉今回より、『7通りの素因体質』(【第Ⅵ章〜陰虚(血/水の中の「津液虚」)証体質】)の、影響を受け易い、「五行([五臓/五腑/五竅(五官)/五味]と『陰虚証』の関係をピックアップし、「知るべき、自分の体質の査定〜『身体のsineサインを纏めてみます。
[1]『五臓(五行)』-『肝/心/脾/肺/腎』と『陰虚証』の関係とは!?。
◆『肝』〜、
・[「生まれながら(素因)」にして『肝虚』、… 或は「病因(内因 - 怒/外因 - 風・暑/不内外因 - 労逸・AV機器・房事過多)」の影響で、「肝の血の中の津液」が虚する(陰虚状態)と起こる ⇒『肝陰虚証』]。
◆『心』〜、
・[「生まれながら(素因)」にして『脾虚』、… 或は「病因(内因/ - 喜・憂/外因 - 暑・火/不内外因 - ストレス)」の影響で、「心の血の中の津液」が虚する(陰虚状態)と起こる ⇒『心陰虚』。
◆『脾』〜、
・[「生まれながら(素因)」にして、… 或は「病因(内因/ - 思/外因 - 暑・湿/不内外因 - 労逸・暴飲暴食)」の影響で、「脾の血の中の津液」が虚する(陰虚状態)と起こる ⇒『脾陰虚証』。
◆『肺』〜、
・[「生まれながら(素因)」にして、… 或は「病因(内因/ - 悲・憂/外因 - 寒・燥/不内外因 - 怠慢・労逸)」の影響で、「肺の血の中の津液」が虚する(陰虚状態)と起こる ⇒『肺陰虚証』。
◆『腎』〜、
・[「生まれながら(素因)」にして、… 或は「病因(内因/ - 恐・怖/外因 - 暑・寒/不内外因 - プレッシャー・房事過多)」の影響で、「腎の血の中の津液」が虚する(陰虚状態)と起こる ⇒『腎陰虚証』。
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[2]『五腑(五行)』-『胆/小腸/胃/大腸/膀胱』と『陰虚証』の関係とは!?。
◆『胆』〜、
・[『肝虚』⇒ 『血の中の津液の虚』⇒『肝陰虚』⇒『虚熱が発生』⇒『上焦か、表(胆経&胆のう)に虚熱が波及する』]の病理機序。
◆『小腸』〜、
・[特に、『心陰虚』からの『虚熱』の波及は、認められ無い。]
◆『胃』〜、
・[『脾虚』⇒ 『水の中の津液の虚』⇒『脾陰虚』⇒『虚熱が発生』⇒『上焦か、表(胃経&胃)に虚熱が波及する』]の病理機序。
◆『大腸』〜、
・[『肺虚』⇒ 『水の中の津液の虚』⇒『肺陰虚』⇒『虚熱が発生』⇒『上焦か、表(大腸経)に虚熱が波及する』⇒『過敏性腸症候群』]の病理機序。
◆『膀胱』〜、
・[『腎虚』⇒ 『水の中の津液の虚』⇒『腎陰虚』⇒『虚熱が発生』⇒『上焦か、表(膀胱経)に虚熱が波及する』⇒『夜間頻尿/膀胱炎』]の病理機序。
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[3]『五官/五竅 -(五行)』と『陰虚証』の関係とは、…
◆『目👁(肝)/舌👅(心)/口👄(脾)/耳👂(腎)』が関係する。
➀『目👁』〜『肝』の竅、
・[症状〜「目の充血/霞み目👁/疲れ目👁」⇒『肝陰虚証』]
※[「病因」- 『外邪 -「火邪/燥邪」』、『内因 -「思/怒」』、『不内外因 -「ストレス/労逸(重労働)/プレッシャー」』等。
②『舌👅』〜『心』の竅、
・[症状〜「舌の乾き👅/赤色舌🔴」⇒『心陰虚証』]
※[「病因」- 『外邪 -「暑邪/燥邪」』、『内因 -「憂/喜」』、『不内外因 -「ストレス/心配事」』等。
③『口👄』〜『脾』の竅、
・[症状〜「口👄が苦い/口👄が粘つく/黄舌苔🟡」⇒「脾陰虚証」]
※[「病因」- 『外邪 -「湿邪/燥邪」』、『内因 -「思/怒」』、『不内外因 -「ストレス/暴飲暴食(冷食)」』等。
④『鼻👃』〜『肺』の竅、
・[症状〜「乾燥鼻👃/鼻炎」⇒「肺陰虚証」]
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪/燥邪」』、『内因 -「悲/憂」』、『不内外因 -「ストレス/プレッシャー/労逸(怠慢)」』等。
⑤『耳👂』〜『腎』の竅、
・[症状〜「耳鳴り(耳閉感)/難聴🦻」⇒「腎陰虚証」]
※[「病因」- 『外邪 -「寒邪/燥邪」』、『内因 -「恐/怖」』、『不内外因 -「プレッシャー/房事過多」』等。
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[4]『五味 -(五行)』と『陰虚証』の関係とは、…
◆『酸(肝)/苦(心)/甘(脾)/鹹(腎)』が関係する。
➀『五味(酸)』「肝」が司る、
・[性質〜「血・水を集める作用」がある。
⇒『肝陰虚証』には有効である。そもそも、「肝の血・水の中の津液が虚する病理なので、ほど良く摂取すると血・水を集める作用」⇒『陰虚証』改善の効果がある。]
②『五味(苦)』「心」が司る、
・[性質〜「血・水を留める作用」がある。
⇒『心陰虚証』には有効である。そもそも、「心の虚」には、『苦味』の「味」が良いので、血・水を留める作用」⇒『陰虚証』改善の効果がある。]
③『五味(甘)』「脾」が司る、
・[性質〜「血を緩める/緩慢」(所謂、流れが遅くなり、滞らせる)作用がある。
⇒『脾陰虚証』には有効である。そもそも、「脾の虚」には、『甘味』の「味」が良いので、⇒『陰虚証(血燥/血熱)』時には、『甘味』の「味」を摂ると「状態(血)」が収まる。]
④『五味(辛)』「肺」が司る、
・[性質〜「気を巡らして、結果として、血も巡らす」作用がある。
⇒『陰虚証(血滞)』時には、『辛味』の「味」を摂ると「状態(血)」が動き出す。]
※[『瘀血証(血分)』にも、有効である。]
⑤『五味(鹹)』「腎」が司る、
・[性質〜「血を固める」(固いものには、逆に解す作用がある)作用がある。
⇒『陰虚証』時には、『鹹味』の「味」を摂ると「更に、状態(血)が濃ゆくなる」ので、控えた方が良い。]
※[『瘀血証(血滞)』には、更に悪化させる「病因の1つ」となる。]
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次回、…
●【Kampoの章・[Ⅵ]/[12]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅵ章〜12節]「7種の体質/陰虚(血/水の中の「津液虚」)証・質問事項&解説⑫」へ、続く…。
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