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就労移行は意味あるの?

結論(あくまで私の主観です)

あります。
ただし、絶対とは言い切れません。
就労移行を検討している時にこの疑問はよく出てくるのではないかと思います。
ケースバイケースなところもあるので、考えられうるケースごとにご紹介いたします。

私について

まず、私がどういう経緯で就職に至ったか、わからないと参考にならないと思いましたので、軽く記載させていただきます。

クローズでの就職やアルバイトを数年、何回も転職を繰り返す

離職期間

就労移行

就職活動

内定

といった経緯を辿っております。
実際に一連の流れを経験しているので、就職活動を見据えた上でのお話をさせていただこうと思います。

ご存知でしたら申し訳ないのですが、就労移行を受ける際の注意事項など(飛ばしていただいても大丈夫です)
・就労移行期間中はアルバイトなどは一切禁止です
(各自治体によっては申請すると可能になるところもあるみたいです)
・交通費や昼食が必ず出るとは限りません(事業所によります)
・各自治体に申請をして、許可が降りないと利用できないため、体験をしても、すぐに利用できるわけではない
・昨年の収入によっては利用にお金がかかる場合があります
・傷病手当などを受けながら通うことができます
・手帳は申請中でも大丈夫です(就職活動期間中は必要な場合がほとんどです)
どの項目についても不安なところは、チェックリストなどを作り、体験の際に聞いてみるといいと思います。

それでは、各ケースごとにご紹介します。

離職期間がある、ブランクが長い、社会に出ることが不安な方など

意味があると思います。
理由
・就職活動で、会社を続けられるかどうかの根拠になる
・面接の練習などをしてくれる
・様々なプログラムを通して自分が強化したいことを学べる
・模擬就労や業務依頼などを受けることで、自信になる

在職者の方(仕事環境がよくない、未経験職種への転職を検討)

意味がある。
ただし、各々の環境もあると思うので、それぞれの環境を顧慮しつつ考える必要があると思います。

・経済的なフォローがある→検討の余地あり
・フォローは見込めない   →制度など利用できないか、調べてみる
できそうにない場合は、無理のない程度で仕事をこなしながら、求人検索や転職エージェントに登録して相談をしてみる
※就労移行は期間が決められてしまっている所と、それぞれに合わせて通う期間を調整できる所があります。

在職者の方(仕事環境は良い、クローズでギリギリ仕事をしている)

今のところでも成り立っている場合は、あまり意味がないと思います。
転職をしたい場合などは、エージェントを利用したり、自分が気になった求人に応募したりしながら、今の経済状況を担保する方が後の不安材料にならないと思います。
ですが、無理はしないでください。

・経済的なフォローがある→検討の余地あり
ただし、プログラムが物足りなく感じてしまうなどはあります
・フォローは見込めない   →制度の利用、お医者様や市区町村などに相談してみる
※就労移行は期間が決められてしまっている所と、それぞれに合わせて通う期間を調整できる所があります。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「就労移行は意味あるの?」についての情報はここまでになります。
あくまでも、一参考として見ていただければ幸いです。

これより下は私の感想になるので、お時間の許す方や、実際のところはどうだったのか、など知りたい方は見ていただけると、少しでもお役に立てると思います。
人によっては少し厳しいなと感じる側面もあるので、「今はあまりそういうことは聞きたくない」という人は就労移行で行き詰まった時にでも、見てくれたらお役に立てると思います。


私の就労移行の感想

率直に申しあげます。
社会人経験が少しある私にとっては、物足りないところがありました。
私の場合、経済状況的に期間が限られている、未経験職種に挑戦するという条件でやっていたので、ほとんど個別訓練に重きを置いて活動していました。

まず、就職活動で必要になることとして、

・通所率を100%にすること
・希望する職種に関する経験がないため、資格を取ること
・自身の障害について理解し、言語化できるようになること
・面接対策
が私には必要だと思ったので、これらに取り組んでいました。

また別の記事で書こうと思うのですが、結局自分でいかに行動できるかが重要になってきます。

    活動の目標を決め、達成する。
    就職活動をする。

あくまで、就労移行は、就活で仕事が継続できるかの根拠を提示するものとして、また、昼食目当てで行く、と割り切って行っていました。

就職活動自体は、全部自分で行動しました。私が通っていた所はまだ若いスタッフの方が多かった為か、意外と知識が浅かったので、就職の時はエージェントや東京仕事センターに聞いたりしていました。
就労移行が何かをしてくれると思い、待っているだけでは就職は難しいと私は考えます。
ただ、私の気づかなかった長所や、また自信を取り戻させてくれた就労移行には本当に感謝しています。

合わないスタッフがいる、就職活動はまだ早いと言われる、体調が悪くて休みたいのに来いと言われる。色々あると思います。
割り切ってやってもいいですし、就活までに時間があるのなら、別のところに変えたっていいんです。自分が利用してやるくらいの気持ちでいきましょう。

あなたの人生なので決断は自分がしていいんです。

私は、自分の意見が合っているか不安で、すぐ身近な人に同意を込めた「いいよね?」を聞いてしまいます。今も治りません。
ですが、自分で悩んで出した答えなんですから、過去も今もそして未来も自分の答えに間違いなんてないんだと思います。


とても長くなってしまいましたが、最後までお目通しいただいた皆様、本当にありがとうございます。
一人でも多くの人が救われ、笑顔あふれる世界になりますように

心を込めて
Chana



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